最高金利10%未満!近畿ろうきんのカードローンに迫る
カードローン選びで重要なのはやっぱり「金利」!という方は多いのではないでしょうか。
しかしながら、大抵のカードローンの金利は銀行系の場合14~15%、消費者金融系で15~18%あたりでほぼ横並びの印象です。
しかし、「近畿ろうきん」なら、なんと驚きの10%を切る金利でお金を借りられるんです。
「ろうきんってどんなところ?」「自分でも借りられるの?」といった疑問の回答も含め、近畿ろうきんのカードローンに迫りました。
(⇒ろうきんのカードローン情報はこちら)
ろうきんってどんな金融機関?商品内容は?
ろうきん、名前だけは聞いたことがあっても実際どんなところなの?と疑問に思う方もいると思います。
いくら金利が低いとはいっても、よくわからないところからお金を借りたくない…と考えてもおかしくはありません。
もちろん、ろうきんは怪しい組織や機関ではありませんが、よく知らないのは勿体無い!具体的にどんな金融機関なのか、簡単にですが説明したいと思います。
ろうきんは労働者のための機関
そもそもろうきんとは「労働金庫」の略称。銀行とも信用金庫とも、消費者金融とも違う金融機関です。
銀行などの仲間というイメージを持つかもしれませんが、労働金庫はそもそもの成り立ちが銀行や信用金庫とは違うんです。
中小にも設けている会社はありますが、大企業であればあるほど必ずあるのが「労働組合」です。
労働組合が働いている人のために、働いている人が使いやすい金融機関をつくろう!という考えの元に作られたのが労働金庫、ろうきんなんです。
なのでろうきんは非営利組織という扱い。売上を出すためになにかをするというところではないんです。(銀行は会社なので営利団体になります)
みんなで助けあっていくための組織として作られたものという認識でいいと思います。
もともとは出資者のみが利用できた
もともとろうきんを利用できる(取引が出来る)人は、ろうきんに出資している労働組合の組合員(メンバー)じゃないと利用することは出来ませんでした。
しかし今では組合員の方に加えて
- 生活協同組合(生協)の組合員の方
- ろうきんが対応する地域に住んでいる方
- ろうきんが対応する地域に勤めている方
も、ろうきんを利用することが出来ます。
自分の勤めている会社に労働組合がなくても、個人で会員になればろうきんとの取引(口座の開設など)が可能になります。
昔と比べると現在は敷居がかなり低く、地方銀行や信用金庫といった、営業区域が定められている金融機関と似たイメージと思ってもらってもいいと思います。
地方ごとにろうきんがある
ろうきんもひとつではありません。おおまかに地域によってわかれており、北は北海道から南は沖縄まで、合計13のろうきんがあります。
今回ご紹介する「近畿ろうきん」のようにある程度の地域(都道府県)をカバーするものから、新潟県労働金庫や長野県労働金庫のように1県のみをカバーする労働金庫もあり、規模はまちまちになっています。
地域の独自性があるためか、預金の金利やカードローンの金利、条件なども微妙に違っています。それぞれの地域で個性が出ていますので見比べてみると面白いですよ。
会員の種類によって違いがあることも
ろうきんでは、会員に種類があります。
- 会員組合員 … 近畿ろうきんに出資している労働組合の組合員
- 生協組合員 … 生活協同組合の組合員
- 一般勤労者 … 上2つのどれにも当てはまらない人
の3つで、地域の労金によっては生協組合員と一般勤労者が同じものとしてくくられることもありますが、基本的にはこの3種類と考えていただければ問題ありません。
会員の種類が違うことで利用できる商品が違ったり(一般勤労者が利用できない商品があるなど)、適用される金利が違うというケースがあります。
自分が会社の労働組合員である場合、近畿ろうきんに加盟していればさらにお得に利用できる可能性があります。ぜひチェックしてみてくださいね。
近畿ろうきんで選べるカードローンは2種類
それでは、本題である近畿ろうきんのカードローンをご紹介していきたいと思います。
近畿ろうきんで利用することが出来るカードローンは2つ、「マイプラン」と「笑くぼ(えくぼ)」です。
「マイプラン」は全国のろうきんで利用ができる商品、いわゆる共通で用意されている商品です。しかし名前は同じでも違う点が結構あり、
- 利用限度額
- 金利
- 利用のための条件(一部)
- 優遇金利の内容
と、比べたらまるで別物といってもいいくらい、ろうきんによっては違う!ということもあります。あくまで名前は同じでも別物と考えてもいいかもしれませんね。
「笑くぼ」は近畿ろうきんオリジナルのカードローン商品で、他のろうきんにはありません。
地域によってオリジナルの商品もさまざまで、「マイプラン」のみ用意しているところもあれば、複数のオリジナルカードローン商品を揃えているところもあります。
2つの商品の違いは?
(近畿ろうきんの)「マイプラン」と「笑くぼ」、その違いを簡単にまとめるとこうなります。
マイプラン | 笑くぼ | |
---|---|---|
利用条件 | 厳し目(正社員以上) | ゆるめ(主婦・パートやアルバイトOK) |
利用限度額 | 高め(最高300万円) | 低め(最高100万円) |
金利優遇 | あり | なし |
カード提示優待 | あり | なし |
手軽に借りたいという方は「笑くぼ」の方を、しっかりと借りたい、すでに近畿ろうきんをメインで利用している人は「マイプラン」の方をおすすめします。
ちなみにどちらも近畿ろうきんの会員である、ないにかかわらず申し込むことが可能です(申し込みの際に加入は必須になります)。
それでは、次からは「マイプラン」と「笑くぼ」、その魅力と実際の商品に迫ります。
マイプランは先程説明した「会員組合員」「生協組合員」「一般勤労者」のうち、自分がどれに当てはまるかによって細かく利用条件や金利などが変わるという特色もある。
対して「笑くぼ」は条件はゆるい分、受けるメリットはマイプランよりも少ない、ライトな商品と言えるじゃろう。こちらは会員状況がどれであっても同じ条件で利用することが出来る、どちらかといえば一般勤労者向けの商品になっているんじゃ。
これから内容を紹介していくが、どちらもそれぞれ違った魅力があるカードローン商品じゃよ。
金利優遇や優待制度が魅力!「マイプラン」
近畿ろうきんのメインのカードローン商品と言える「マイプラン」。この商品の大きな特徴はこちら。
- 利用に応じた金利の優遇
- ATMなどの手数料が無料
- 「マイプラン」カードを提示すれば優待が受けられる
いずれもとても魅力的ですよね。金利の優遇はよりお得にお金を借りることが出来ますし、手数料が無料なのも嬉しいポイント。
正確に言えば手数料が無料なのではなく「全額還元」という形ではあるのですが、近畿ろうきんのATMだけでなく、コンビニATMや提携金融機関のATMの利用手数料もすべて還元される、実質完全無料!という扱いです。
最後は、「マイプランクラブ」という優待制度です。クレジットカードを提示して優待を受けられるのは当たり前ですが、まさかのカードローンのカードで優待を受けることが出来るなんてちょっと驚きですよね。
優待っていっても加盟している店舗が少ないのでは意味がありませんが、飲食店から始まりホテルや旅行代理店、テーマパークなど幅広い範囲で優待を受けることが出来ます。
お金を借りられる上に優待も受けられる、お得がつまったカードローン「マイプラン」。その中身を見ていきましょう。
会員によって限度額が違う
まずは気になる限度額から。「マイプラン」は、最高で300万円を借りることが出来るのですが、誰もが300万円を借りることが出来るわけではありません。
もちろん審査結果によって…というのは当たり前ですが、それとは別に明確に分けられています。
先ほど近畿ろうきんでは「会員組合員」「生協組合員」そして「一般勤労者」に分けられると述べました。この中の「会員組合員」のみ、最高300万円まで借り入れることが出来ます。
それ以外の「生協組合員」と「一般勤労者」は最高でも100万円までしか借り入れることが出来ません。
また、初回の申し込みでは「30万円」までしか借り入れが不可なんです。これを表にまとめますと
種類 | 限度額(最高) | 初回利用額(最高) |
---|---|---|
会員組合員 | 300万円 | 300万円 |
生協組合員 | 100万円 | 30万円 |
一般勤労者 | 100万円 | 30万円 |
こうなります。最初は30万円しか借りられないのでちょっと…という方もいるかもしれません。
明確に融資限度額が会員か否かによって違いますので、自分の労働組合が近畿ろうきんに加盟しているかどうかが非常に大きなポイントとなります。
とはいえ、融資限度額の増額が不可能なわけではないので、長くひとつのカードローンを使っていきたいという方は選択肢に入れてもいい商品だと思います。
10%を切る金利はかなりの魅力
「マイプラン」は融資限度額にかかわらず、一律の融資金利で利用することが出来るタイプのカードローンです。
「変動金利」ですので、頻繁に変更されるわけではありませんが、必ずこの金利…というわけではありませんが情勢などの変動により金利が変更されることもあります。
会員組合員 | 生協組合員・一般勤労者 |
---|---|
8.550%(6.150%) | 8.95%(6.550%) |
融資金利はこれまた会員組合員か否かで差がありますが、どちらも9%を切る超低金利です。
一般的に銀行や信用金庫のカードローンにおける最高金利は14.5%~15%くらいですし、消費者金融のカードローンは17%~18%くらいの設定ですから、銀行の金利から-6%程度、消費者金融の金利からは-10%程度の金利設定、これは驚きの一言です。
会員組合員以外の方は30万円を限度としていますが、30万円でも金利が10%を切っているなら十分という感じですよね(笑)。すでにお金を借りているならサブとしても十分ではないかと思います。
カッコ内の数字は金利優遇を最大まで適用した場合です。そう、この低金利に加えてさらに金利が優遇されてしまうんです!
しかも利用によって優遇が
「マイプラン」には、近畿ろうきんを利用していればしているほど、借り入れのときの金利が低くなるという「金利優遇」サービスがあります。
以下の近畿ろうきんとの取引状況に応じて、引き下げ幅分の金利が優遇されるサービスです。
項目 | 引下幅 | 項目 | 引下幅 |
---|---|---|---|
お給料の振込口座に指定 | 0.5% | 年金振込の口座に指定 | 0.2% |
インターネットバンキングの利用 | 0.5% | 公共料金の支払い口座に指定 | 0.2% |
一般財形貯蓄、 またはエース預金の利用 |
0.3% | ろうきんUCカードの所持 | 0.2% |
財形住宅、財形年金、 ゆうゆう年金50のいずれかの利用 |
0.3% | WEB通帳の利用 (紙の通帳を発行しない) |
0.2% |
住宅ローンまたは 近畿ろうきん扱いの 住宅金融支援機構の利用 |
0.3% | 利用限度額が50万円以上 | 0.2% |
会員組合員である | 0.9% |
これらをすべて加えると「-3.8%」の金利優遇…と思いますが、優遇される金利の上限(引き下げ上限)は「-2.4%」です。
組合員会員の引き下げ分をナシとしてもすべての項目を満たせば(現実的にありえないところはありますが)「-2.9%」なので、すべてを満たす必要はありません。
とはいえ結構簡単な条件でもある程度の金利の引き下げが期待できますので、さらに低い金利で利用が出来ます。
会員組合員であれば、それだけで約1%の金利優遇を受けることが出来、かつメインバンクとして利用しているなら「6.150%」という驚異の低金利で融資を受けることが可能です。
…しかし低すぎて逆に怖いですね(笑)。
借入・返済も大手カードローンと同じ使い心地!
いくら融資金利が低くても、窓口でしか借入・返済が出来ない…なんて不便な金融商品であれば正直いって魅力は激減ですよね。
その点も「マイプラン」なら問題なし!大手カードローンと使い心地は変わりません。
借入は全国のろうきんをはじめ提携先金融機関である郵便局、MICSに加盟している地方金融機関やJAなどの機関、そしてローソンATMやセブン銀行ATMなどのコンビニ系ATM、CD機からカードを利用した引き出しが可能です。
さらにろうきんダイレクト(インターネットバンキング)に登録しているろうきんの普通預金口座に直接入金してもらう振込融資も可能!
そして毎月の返済は、近畿ろうきんの預金口座から決まった金額を引き落とす形式です。返済方法は2種類あり
- 毎月決まった金額を返済する方法
- 毎月決まった金額+ボーナス月に追加返済
のどちらか好きな方を選ぶことが出来ます。前者はボーナス月でも返済金額が変わらず、後者はボーナス月のみ返済額が他の月と比べて多くなります。
注意点は
- ボーナス追加返済方式は、普段の返済額は少なめ
- ボーナス追加返済方式は融資限度額が60万円以上の場合のみ
の2点です。この方法を利用することが出来るのは会員組合員の方か、増額をしたそれ以外の方ということになります。
限度額 | 返済額 | ボーナス返済額 (毎月返済分) |
ボーナス返済額 (追加返済分) |
---|---|---|---|
30万円まで | 5,000円 | – | – |
50万円まで | 10,000円 | – | – |
70万円まで | 12,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
80万円まで | 13,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
100万円まで | 15,000円 | 10,000円 | 30,000円 |
150万円まで | 20,000円 | 15,000円 | 30,000円 |
180万円まで | 25,000円 | 20,000円 | 30,000円 |
200万円まで | 30,000円 | 25,000円 | 30,000円 |
250万円まで | 35,000円 | 30,000円 | 30,000円 |
300万円まで | 40,000円 | 30,000円 | 60,000円 |
ポイントは、自身が現在借りているお金の残高「貸越残高」ではなく、融資限度額によって定例返済額が決定されていることです。
借りてないから返済額は少ない!と思っていると思わぬ出費になることもありますので、注意が必要です。
また、毎月の返済の他にも、随時返済という形で自分の好きなタイミングで返済をすることが出来ます。
近畿ろうきんのATMをはじめゆうちょ銀行のATM、セブン銀行のATMからの入金やインターネットバンキングを通しての振込で受け付けています。
ボーナス追加返済方法を取らなくても、自分のペースで追加返済が行えますので、普段は普通の返済(均等返済)にしておきつつ、臨時収入が入ったら随時返済をするという形でもいいかもしれません。
金利の分条件は厳し目、でも未成年でも借りられる!
金利が低い設定の分、条件は厳しい方と言えます。その理由は
- 年収に制限がある
- 勤続年数に制限がある
- 非正規雇用の方は利用できない
という3点からです。これまた会員組合員と一般勤労者(生協組合員も含む)でちょっとだけですが条件が違いますので、比較も込めて両方見てみましょう。
会員組合員 | 一般勤労者 |
---|---|
・満18歳以上満65歳未満 ・同一勤務先に1年以上勤務 ・安定継続した収入がある ・前年度の税込み年収が150万円以上 ・保証機関の保証基準を満たす |
・満18歳以上満65歳未満 ・同一勤務先に1年以上勤務または 営業3年以上の個人事業主など ・近畿2府4県に居住または勤務 ・安定継続した収入がある ・前年度の税込み年収が150万円以上 (個人事業主等は過去3年の所得を確認) ・保証機関の保証基準を満たす |
年収や勤続年数(営業年数)についての制限はあるものの、「150万円以上」及び「1年以上(自営業であれば3年以上)」という制限なので、ガチガチというわけではありません。
条件にそれほど大きな違いはありません。一般勤労者が近畿ろうきんに加入する条件として
地域に関する条件が追加されているくらいでしょうか。また、一般勤労者の場合は融資実行時に近畿勤労者互助会に加入する必要があります。
正社員として勤めている方であればほぼクリアできる条件にはなっていると思います。
そして注目すべきは年齢。
実は「マイプラン」は満18歳からの利用が可能になっている、10代でも使えるカードローンなんです。
親権者の方の同意が必要にはなりますが、他のカードローンが軒並み10代の申し込みを不可としている中、低金利でお金を借りることが出来るのは10代でどうしてもお金が必要で困っている方からすれば非常に役立つものとなるでしょう。
申し込みはネットや組合で
「マイプラン」の申し込み方法は複数から選ぶことが出来ます。が、自分がどの立場にいるかで利用できる申し込み方法が変わります。
これは会員組合員の方しか利用することが出来ません。また、会員組合員の方であっても労働組合によっては利用できない場合があります。
じゃあ会員組合員以外の生協組合員の方、一般勤労者の方はどうやって申し込むのでしょうか。
その答えは、「近畿ろうきんの窓口で」。そう、「マイプラン」を申し込むなら近畿ろうきんの窓口まで出向く必要があります。
忙しい方にとっては少々面倒にはなってしまいますが、もともとは会員組合員の方のための組織なので仕方ない、というところでしょう。
ちなみに会員組合員の方も窓口からの申し込みが可能です。加えて、所属している労働組合を通じて申し込むことも出来ますよ。
必要書類も少し違う
カードローンの申し込みに欠かせない書類の数々。基本的にこちらで用意しておくものは運転免許証など、本人が確認出来る書類のコピーくらいで問題ありません。
ただ、一般勤労者の方は本人確認書類以外にも以下のものを用意しておかないといけません。
- 公的な収入を証明する書類(納税通知書など)
- 保険証(国民健康保険証を除く)など、勤続年数がわかる書類
- 住民票など、居住年数がわかる書類
一般的なカードローンの審査に必要なものと同じなので、困ることはないかと思います。
何よりも一番のポイントはその金利じゃろうな。融資限度額は300万円までと一般的なカードローンとそう変わらないものの、適用される金利は天と地ほどの差があるといってもいいじゃろう。
かつ「マイプランクラブ」での優待、そして金利優遇サービス…と、なんとも至れり尽くせりな内容じゃ。勤続年数や年収といったハードルはあるが、それを差し引いても十分と言えるメリットが詰まっている商品と言えるじゃろう。
より幅広い方向けのカードローン「笑くぼ」
「マイプラン」は利用できない、ちょっと利用するには敷居が高い…という方におすすめなのがもうひとつのカードローン「笑くぼ」です。
「笑くぼ」は「マイプラン」と違い、専業主婦の方やパート・アルバイトといった方でも利用が出来る商品になります。
また「マイプラン」では提携ATMなどの利用手数料が実質無料ですが、もちろん「笑くぼ」でも実質無料。利用や返済すべて手数料0円で利用が可能です。
「マイプラン」よりも気軽に利用でき、かつ幅広い層に対応した一般勤労者向けのカードローン、それが「笑くぼ」なんです。
なので、より気軽に借りるなら、あるいは30万円よりも多くお金を借りたいと思うのであれば「笑くぼ」を選ぶ…という手も十分にアリだと思います。
利用条件はとてもシンプル。年収や勤続年数などの縛りもなし!
「笑くぼ」の利用条件は、以下のようにとてもシンプルなものです。
- 近畿2府4県に居住または勤務している
- 申込時に「近畿勤労者互助会」に加入出来る
- 満20歳以上65歳未満
- 近畿ろうきん指定の保証機関の保証を受けられる
収入や勤続年数などによる縛りはなく、消費者金融や大手銀行系カードローンの条件に近くなっています。
近畿勤労者互助会とは勤労者の暮らしをサポートするために設立されたもので、加入すると各種福利厚生サービスを受けることが出来ます。加入にかかる費用や年会費などは一切必要ありません。
3種類の限度額、固定の金利
「笑くぼ」の利用限度額は会員の種類にかかわらず最高で100万円までとなります。
また、金利は「マイプラン」と同様に変動金利ではあるものの適用される金利は1種類といった、利用条件と同じようにシンプルな構成です。
パート・アルバイト・専業主婦の方は借り入れ金額に制限があり、最高でも50万円までとなります。
融資限度額 | 融資金利 |
---|---|
30万円・50万円・100万円 | 7.9% |
最低金利こそ「マイプラン」にかないませんが、最高金利はこちらの方が低いです。
一見「マイプラン」よりも利用できる限度額が低いように感じられますが、会員組合員以外の方は最高でも100万円までしか借り入れが出来ませんし、初回の借り入れは30万円が限度という設定になっています。
会員組合員であればマイプランの方が非常にお得な部分が多いですから、一般勤労者(生協組合員も含む)で考えますと「笑くぼ」の方が最初からそこそこの融資限度額も期待でき、かつ金利優遇サービスを一切受けないのであれば低金利で利用できます。
返済額も限度額に合わせて3種類
「笑くぼ」の借入は「マイプラン」と同様に、専用のカードを利用して提携先金融機関やコンビニなどのATM・CD機から現金を引出す方法と、近畿ろうきんのインターネットバンキングを利用した振り込み融資が利用できます。
返済についても「マイプラン」と同様で毎月8日に近畿ろうきんの返済用口座(預金口座)から自動で引き落とされますので、払い忘れの心配がなく安心です。
毎月の返済額は利用限度額によって変化するタイプで、貸越残高によって定例返済額が決定するタイプではありませんので注意しましょう。
30万円 | 50万円 | 100万円 |
---|---|---|
5,000円 | 10,000円 | 15,000円 |
「笑くぼ」ではボーナスでの追加返済は行うことが出来ませんが、随時返済(任意返済)はいつでも行えます。
マイプランと同じく、ATMとネットバンキングからの返済が可能ですが、利用できるATMは
- ろうきん
- 郵便局
- セブン銀行のキャッシュコーナー
のみの対応となりますのでご注意ください。
収入証明不要で利用可能!実際の利用までは2週間程
「笑くぼ」の申し込みはインターネットから行えます。
特に地方の銀行や信用金庫などではなかなか即日に審査結果が出る…ということはないので、そういう点でも注目の商品と言えます。
とはいえ審査結果こそ即日回答なものの、その後の手続きは郵送で行われますので実際に利用が出来るようになるには約2週間程度かかります。すぐにお金を借りたい!という方は即日融資が可能なカードローンを選ばないとピンチの時に間に合わない可能性がありますので注意!
ただ「マイプラン」と違い契約時に組合の窓口に行く必要がないので、「とりあえずカードローンの契約だけしておきたい」というような、実際利用できるまでの時間にこだわらない方ならかなりオススメです。
審査に可決すれば申し込みのための書類が送られてきますので、それを自分の身分証明書のコピーと合わせて返送すればOK。この手軽さは「マイプラン」にはない魅力ですね。
加えて利用限度額が最高でも100万円までなので、申し込みの際に源泉徴収票などの収入証明のための書類がいりません。必要なのは身分証明証(運転免許証や健康保険証)のみという点もさらに手軽な印象をプラスさせています。
「マイプラン」と「笑くぼ」、どっちがいい?
「マイプラン」と「笑くぼ」、2つともそれぞれの魅力がありますね。ただ、実際利用するならばどちらがいいのか?と悩んでしまう方もいるでしょう。
それぞれにメリットとデメリットがあるのでどちらがいい、というのは決められませんが、いくつかのポイントで考えてみましょう。
まず、お得さで言うと金利優遇やカードを提示することにより優待を受けることが出来る「マイプラン」ですが、一般勤労者の方の場合は必要な書類が多いこと、初回の利用限度額が30万円と低めな点がデメリットとなりそうです。
対して「笑くぼ」は利用限度額の制限がありませんから、30万円じゃちょっと物足りないという方や、ろうきんの預金口座を保有していない…つまり、「マイプラン」の金利優遇対象にならない方はこちらの方がいいと言えるでしょう。
手軽さという点でも「笑くぼ」が有利です。審査も早く、契約手続きも自宅からでOKで店舗に行く必要がありません。対して「マイプラン」は一般勤労者の方の場合はろうきんの窓口でしか申し込み・契約が出来ません。
長く使いたい、会員組合員である、そしてろうきんをメインバンクとして使用している方は「マイプラン」が、手軽に使いたい、利用限度額は50万円程度を考えているのなら「笑くぼ」がおすすめです。
パート・アルバイト・専業主婦でも利用できるのは嬉しいところじゃ。50万円までといっても十分な金額じゃしのう。
注意点は「マイプラン」は未成年でも利用できたが、「笑くぼ」は満20歳以上じゃないと利用できないところじゃな。これは保証会社の違いによるものじゃ。
とはいえ金利はかなり低く、そのへんのカードローンの金利が高すぎる!と思ってしまうほどじゃな。利便性の面でも大手にひけをとらんから、初めてのカードローンとして利用するのもオススメじゃよ。
お得か手軽か…目移りする2種類
近畿ろうきんの2つのカードローン、どちらも魅力があってついつい目移りしてしまうほどかと思います。
どうしても即日融資じゃないとムリ!という方には向きませんが、カードローンを利用してみたい、念の為に持っておきたいという方にはピッタリと言える商品ではないでしょうか。
細かい利便性では大手銀行系や消費者金融系のカードローンのほうがいいかもしれませんが、圧倒的に低い金利は見逃せないですよね。
消費者金融などのカードローンを利用するつもりでいたなら「笑くぼ」でも十分使いやすくお得です。審査結果も早く、来店不要で契約出来るので忙しい方でもピッタリ。
会員組合員ではない場合ちょっと条件は厳しくなりますが、「マイプラン」も優待や手数料無料などの魅力がたくさん詰まっています。自分に合うのはどっちだろう、と楽しく悩みながら考えてみるのもいいかもしれませんね。
【参考ページはこちら】
ろうきんカードローン審査に落ちる原因は?
もちろん近畿ろうきんの会員である会社の方がお得なのじゃが…それは仕方ないじゃろうな。
なかなか馴染みがない分、あまり有名とは言えない労金のカードローンじゃが、他のカードローンを利用するのがバカバカしくなるくらい優れたスペックを持っているんじゃ。
今既にカードローンを利用しているなら、乗り換えを考えてみてもいいかもしれんぞ?
あまり店舗が多いわけでもなく、かつメインバンクとして利用している人は労金の会員である会社の労働組合の組合員くらいじゃろうからあまり馴染みがない、というのも珍しい話ではないと言える。
決して怪しい機関ではなく、きちんとしたところじゃ。会社が労働組合を作っていないような小さなところであっても一般勤労者として利用することが可能じゃから、要チェックじゃよ!