ろうきんカードローンの利用条件、審査に落ちる原因とは?
ろうきんのカードローンは低金利のため審査が厳しいと思っていませんか?実際、ろうきんは銀行と比べても低金利だと言えます。低金利というコトは、審査のチェックも厳しくなりますので落ちる人も珍しくありません。
けれど、審査に通る為のポイントもあります。ここでは審査に落ちる原因を分析して、審査に通るためにはどうしたら良いのか見ていきます。少しでも低金利で、お得にお金を借りたいと思っている人にはピッタリな情報ですよ。
年10%を切る低金利が魅力的!ろうきんカードローン
さて、審査に落ちる原因を挙げていきますが、その前にろうきんカードローンってどんな商品か知っていますか?ろうきんカードローンは低金利が特徴なのですが、ここでは全国に13ある<ろうきん>の中から、中央ろうきんを例にとって見ていきましょう。
ちなみに<ろうきん>ではそれぞれの営業エリアに、住んでいる方か働いている方が利用対象となっているので、中央ろうきんを利用できるのは次にあげる関東1都7県に住んでいる方かはたらいている方となっています。
- 茨城県
- 栃木県
- 群馬県
- 埼玉県
- 千葉県
- 東京都
- 神奈川県
- 山梨県
先ほどから低金利だと言っているので、金利がどのくらい低いのか気になりますよね。詳しくは以下のようになっています。
中央ろうきん | 融資額 | 金利 |
---|---|---|
団体会員 | 500万円まで | 年3.875%~7.075% |
生協会員 | 500万円まで | 年4.055%~年7.255% |
一般 | 100万円まで | 年5.275%~8.475% |
いかがですか?
変動金利となっていますが、会員ではない一般の方でも金利年10%を切る低さですよ!
変動金利
中央ろうきんの金利は、低金利となっていますが、変動金利を採用していますので、金利の見直しがあります。改定日は2月1日、5月1日、8月1日、11月1日の年4回となっています。具体的には、中央ろうきんが定める基準金利の変動幅に連動して、見直しを行います。
そのため、金融情勢に応じて金利が変動しますので、契約時と完済時では金利が変わっている可能性もありますよ。
現在の金利で、消費者金融や銀行カードローンと比べると以下のようになります。
金融機関名 | 融資額 | 金利 |
---|---|---|
アコム | 800万円まで | 年3.0%~18.0% |
プロミス | 500万円まで | 年4.5%~17.8% |
バンクイック | 500万円まで | 年4.6%~14.6% |
三井住友銀行 | 800万円まで | 年4.0%~14.5% |
銀行カードローンでは固定金利を採用しているところもありますが、バンクイックや三井住友銀行では、中央ろうきんと同じく変動金利を採用しています。中央ろうきんの金利の低さに驚きですね。
けれど、金利が低いということは返済能力をしっかりチェックされます。
ろうきんは営利目的で経営している団体ではありませんが、無担保・保証人なしで低金利の融資をするためには、借りる人の返済能力をじっくり調べる必要があるのです。
消費者金融は審査が甘く、銀行は審査が厳しいと言われますが、実は消費者金融は審査が甘い分、金利は高めに設定、銀行は審査が厳しい分、金利は低めに設定してあります。そうすることで、貸し倒れが起きた時の損失を少なくするようにしているのです。
- 消費者金融:審査が甘いが、金利を高くして貸し倒れなどの損失を補償
- 銀行:返済能力を重視するため審査が厳しいが、貸し倒れが少なく金利を低くできる
<ろうきん>は銀行よりも更に金利が低いので審査も更に厳しいと言えますよ。そのため審査に落ちる原因をしっかり把握しておきましょう。
ろうきんカードローン審査に落ちる原因を探る!
審査に落ちる原因としては以下のことが挙げられます。
- 信用情報が良くない
- 利用条件を把握していない
原因が信用情報にある場合
カードローンでお金を借りる時には信用情報が重要となります。そのため信用情報が良くないと<ろうきん>に限らず審査に落ちる原因となります。信用情報が良くないとは、申込みブラック・遅延・債務整理・自己破産などが挙げられます。
(⇒申込みブラックは危険なの?)
これらの情報は信用情報機関に照会した時に全て明らかになります。
申込む金融機関で金融事故を起こしていなくても、審査時に加盟している信用情報機関へ照会しますので、信用情報機関を通して金融事故などの情報は金融機関同士で共有しているのです。
思い当たる節があるなら、自分で信用情報機関へ「情報開示」をしてみるとスッキリしますよ。
利用条件を把握していない場合
<ろうきん>では利用条件が細かく設定してあります。利用できるエリアも決まっていますし、年齢・年収・勤続年数・融資額・年間返済額の割合等も細かく設定してあります。会員かどうかでも条件が変わってきますので、しっかりチェックする必要がありますよ。そのため細かく利用条件を見ていく必要があります。
利用条件を把握せずに申し込みをしたのでは、審査に落ちる原因となってしまいますよ。
具体的には、信用情報や利用条件のチェックが必要じゃぞ。
信用情報が気になるなら、信用情報機関へ情報の開示をしておくとスッキリするのじゃ
利用条件は、組合員か一般勤労者かでも条件が細かく違っているから、自分の該当する利用条件を把握しておく必要があるのじゃぞ。
審査に通る為に知っておきたい!利用条件の詳細
審査に落ちる原因を無くすためには、利用条件の詳細を抑えておくのが一番ですね!中央ろうきんカードローンは「マイプラン」という商品になりますので、マイプランについて、しっかり見ていきましょう。
マイプラン
マイプランの利用条件は以下になります。
- 事業エリア内に住んでいるor働いている
- 申込み時の年齢が18歳以上65歳未満
- 勤務年数1年以上
- 前年税込年収150万円以上
- 保証協会の保証を受けられる方
自宅の住所や勤務先場所、年齢、勤続年数、年収、保証協会の保証が重要ですね。また、組合員か一般勤労者かによって、融資金額が変わってきます。この詳細は後で紹介しますが、これらのポイントもしっかり抑える必要がありますよ。
中央ろうきんの事業エリア
繰り返しになりますが、中央ろうきんの場合は事業エリアは関東1都7県(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県)となっています。その他のエリアに住んでいる場合は地域に該当する<ろうきん>を探すことになりますよ。
未成年でも申込OK!
ほとんどのカードローンでは20歳以上としているところが多いですが、<ろうきん>では申込時の年齢が満18歳以上となっています。
ただし未成年の場合は、親権者の同意が必要になっているので単独での契約はできません。それでも、未成年でカードローン契約ができるところは限られますので、未成年でも申し込むことができると、助かりますよね。
勤務年数1年以上は絶対に必要
勤務年数は同一の勤務先に1年以上必要となっています。自営業などの給与所得以外の方であれば3年以上必要になるので注意が必要です。契約社員、パート社員、自営業者等でも一定の条件を満たせば利用できますので、不明点があれば最寄りの営業店に問い合わせてみると、借りられる可能性が見つかりますよ。
前年税込年収は150万円以上必要
前年税込年収が150万円以上で安定継続した収入があれば、申込みができます。正社員ではないから…と諦める必要はありませんよ。年収150万円以上あるかがカギとなりますね。また、中央ろうきんでは、労働組合がない会社で働いている人でも利用できます。
最寄りの営業店でカードローンを利用することになりますので、不明点があれば問い合わせてみるとスムーズですよ。
申込時の年齢は満18歳以上となっておるのじゃ。未成年でも親権者の同意があれば、申込可能だから、便利じゃぞ。
勤続年数は1年以上で、前年度年収は150万円以上じゃぞ。これを満たしておれば、正社員でなくても、契約社員やパート社員でも申し込めるのじゃ。
万一不安があるなら、最寄りの営業店へ問い合わせてみると、申込めるかどうかも確認できるのじゃ。
申込み前に確認することで、審査に落ちることも無くなるのじゃぞ。
審査に通るポイント!希望金額は年収を考慮して決める
利用条件を満たしていれば、審査に落ちる原因が減ります。申込み時に注意したいポイントとして、借入希望額があります。中央ろうきんカードローン「マイプラン」の融資金額は最大500万円となっています。ここで注意したいのが、500万円以下なら好きな金額を希望できるのかと言えばそうでは無い点にあります。
- 年間返済額の割合
- 団体会員・生協会員以外は、借入額は最高100万円まで
- 300万円超を希望するなら年収や勤続年数の制限あり
融資額の上限は年間返済額の割合で決まる
マイプランでは融資額の上限は、税込年収に占める年間返済額の割合が30%以内までとなっています。
例えば税込年収が150万円の人であれば年間返済額は45万円までとなりますね。この年間返済額は他社の借入れの返済分も含まれるので、他社で年間20万円の返済をしていれば、中央ろうきんでは年間25万円までの返済となりますよ。
ただし、住宅ローン返済中などで返済割合を超える場合は、年収に応じて申込みができる場合があるので、その場合は最寄りの営業店へ要相談となります。
団体組合員・生協組合員以外の方は、借入額は最高100万円まで
そして組合員以外の方が借りる場合は、利用する時に中央ろうきん友の会に入会したり、中央ろうきんの個人会員になったりする事が必要な場合があるので、知っておくと心構えができますね。中央ろうきんの個人会員になるには最低出資金の1,000円が必要になりますよ。
組合員とは
組合員には、団体組合員と生協組合員の2種類があります。この違いといえば、所属する組合の違いにありますよ。詳しく見ていきましょう。
団体組合員とは
団体組合員とは、中央労働金庫に出資している労働組合、国家公務員・地方公務員等の団体、勤労者のための福利共済活動を目的とする団体があります。福利共済活動を目的とする団体では、事業年数が3年以上経過していることが条件となっていますので、勤務先が該当しているかは営業店まで確認する必要がありますね。
生協組合員とは
中央労働金庫に出資している生協のうち、生協組合員融資制度を導入している生協の組合員や同一生計家族の方が対象となります。利用している生協が該当しているかどうかは営業店に確認すると分かりますよ。
一般勤労者
これらの組合員に該当していないからと言って、ろうきんカードローン「マイプラン」が利用できない訳ではありません。勤務先や生協が中央労働金庫に出資していない場合は、一般勤労者としてろうきんカードローン「マイプラン」を利用できますよ。
一般勤労者とは、既に紹介した関東1都7県に住んでいる、もしくは勤務している方で、組合員に該当しない人となります。団体組合員なのか、生協組合員なのか、一般勤労者なのかといった区分で、融資額や条件が変わってきますので、しっかり把握することが大切ですね。
300万円超を希望!それなら年収や勤続年数の条件をチェック
一般勤労者の融資上限額は100万円だと紹介しましたが、団体組合員や生協組合員であっても無条件で500万円まで借りられるわけではありません。利用条件では年収150万円以上・勤続1年以上が必要となっていますが、300万円超を希望する時には更に条件が厳しくなりますよ。
会員の種類 | 勤続年数 | 年収 |
---|---|---|
団体会員 | 5年以上 | 500万円以上 |
生協会員 | 5年以上 | 年収の50%以内 |
300万円超を希望する時には上記のように条件があるので、団体組合員であれば年収500万円以上が必要・生協組合員であれば300万円超を希望するには年収600万円以上が必要となりますね。
ただし、団体組合員の場合は、年収500万円または勤続年数5年以上となっていますので、年収か勤続年数のどちらかが条件を満たしていれば300万円超の借入希望額が可能です。けれど、生協組合員の場合は、300万円超の借入希望額なら、借入希望額の2倍以上の年収かつ、勤続年数5年以上が必要となりますよ。
返済方法は定例返済と繰上返済
借入金額を決める時には、返済金額も把握しておくと借りた後に困りませんね。返済方法は貸越極度額に応じた返済額を、毎月返済日に支払うことになります。貸越極度額が少なくなればなるほど、返済額も少なくなりますので、安心ですよ。
また、繰上返済にも対応していますので、ろうきん・ゆうちょ銀行・セブン銀行ATM等でこまめに返済していくと、早く完済することができますね。
ろうきんには団体組合員、生協組合員、一般勤労者の3つの区分に分かれておるのじゃ。
勤務先がろうきんに出資している団体組合員であれば、条件は緩めじゃぞ。
300万円超の借入希望額でも年収が500万円以上か勤続年数が5年以上あれば申込OKじゃぞ。
加盟している生協がろうきんに出資している生協組合員であれば、少々条件が厳しくなるのじゃ。
300万円超の借入希望額なら年収が希望額の2倍以上かつ勤続年数5年以上必要じゃぞ。
ろうきんに出資していない一般勤労者であれば、融資額が少なくなるのじゃ。
勤続年数1年以上で年収150万円以上が条件で融資額は100万円が上限となるのじゃぞ。
<ろうきん>で借りるポイントを整理
自分が団体組合員なのか、生協組合員なのか、一般勤労者なのか、どの区分に該当するのかも正しく把握しておく必要もありますよ。もちろん、他のカードローンと同様に信用情報機関に載っている情報も重要となります。
【参考ページはこちら】
中央ろうきんカードローンの申込みはこちら
この該当する区分によって、融資額、金利、利用条件等が変わってくるのじゃ。
違う区分を見ていたのでは、利用条件を満たすこともできないので、審査に落ちる原因となるのじゃぞ。
もちろん、カードローンを利用する時の基本である、信用情報機関の情報、年収、勤続年数に見合った借入希望額で申し込むことも大切じゃぞ。
ろうきんの魅力は低金利じゃぞ。中央ろうきんでは、年10%を切る金利となっておるのじゃ。
組合員でなくても借りることができるから、低金利のろうきんカードローンは要チェックじゃぞ。