固定金利でわかりやすい!西京信用金庫のカードローン
わたしたちがカードローン選びで一番気になる部分のひとつが「金利」かと思います。
しかし商品の中には金利に幅があり、「結局どの金利で借りられるのかわからない」ものも多いですよね。
金利は出来るだけシンプルに、わかりやすくしてほしいというのが利用者側のニーズ…と言えるのではないでしょうか。
そんなニーズを満たしてくれるのが、東京や埼玉の一部を営業エリアとしている「西京信用金庫」が提供している2種類のカードローンです。
どちらもシンプルな金利設定で非常にわかりやすいという特徴があるんです。しかも他と比べても設定金利が低め!一体どのくらい低金利で借りられるのでしょうか。
申し込み前にチェック!2つの商品の共通点
西京信用金庫で利用することが出来るカードローンはこの2つ。
- カードローン 西京きゃっする
- 西京カードローン
上のきゃっするは全国の信用金庫と提携しているカードローンで、下の西京カードローンは西京信用金庫のオリジナルのカードローンです。
(⇒信用金庫のカードローンについておすすめ情報)
この2つは利用限度額も、条件も、金利も少しずつ違いますが、
- 西京信用金庫の営業エリア内の人しか利用できない
- 借り入れに年齢制限がある
- 金利が一定
以上の3つの共通点があるんです。
埼玉県と東京都にまたがる営業エリア
まずは営業エリア内に関してです。
西京信用金庫は地方の金融機関に該当しますので、本店及び支店があるエリア…つまり、営業エリア内に居住している、あるいは勤務している必要があります。
西京信用金庫の営業エリアは
と、主に東京都内と埼玉県の一部になります。このエリア外に住んでいる方は残念ながら西京信用金庫のカードローンを利用することは出来ません。
基本的には上記のエリアに住んでいる、もしくは勤めている会社がある、この地域で事業を行っている人であれば対象ですが、「きゃっする」を利用したいパート・アルバイトの方は西京信用金庫の営業エリア内に住んでいないと申し込みすることが出来ません。
カードローン | 条件 |
---|---|
きゃっする | 住んでいる、もしくは勤めている ※ただし、パートやアルバイトの方は住居がある場合のみ |
西京カードローン | 住んでいる、もしくは勤めている |
借り入れに年齢制限がある
こちらも一般的なカードローンであれば当たり前ですね。借り入れ、及び新規の借り入れについては年齢による制限があります。
西京信用金庫でお金を借りる場合、最低の年齢は「満20歳」。つまり、20歳の誕生日を迎えた人でなければいけません。
逆にこれ以上の年齢の方には貸せない…という、上限の年齢は「65歳」ですが、実はこちらについては2つのカードローンの間で微妙に違い、
カードローン | 上限の年齢 |
---|---|
きゃっする | 65歳以下 |
西京カードローン | 65歳未満(=64歳) |
と、1歳分差があります。
金利が固定されているので計算しやすい
こちらが西京信用金庫のカードローンの中でも特徴的と言える部分かもしれません。
大抵、多くのカードローンでは金利は借り入れる金額によって変わることが多いです。
借り入れの金額が少なければ少ないほど金利は高くなる傾向にありますし、逆に借り入れの金額が大きければ大きいほど金利は低くなる傾向にあります。
また、商品の中で一番低い金利を最低金利、一番高い金利を最高金利といいますが、大抵はこの最低金利と最高金利の間に幅があります。
金利で「4%~16%」と書いてある場合、4%が最低金利、16%が最高金利となるわけです。その差は12%となかなか大きいですよね。
はたまた、大手消費者金融のように「いくら借りても金利は審査の結果によって違います」というところもあります。
後者の場合は一体自分がどのくらいの金利で借りることが出来るのか、審査の結果が出るまでわからない…ということになります。
前者の場合はいくら借りられるかは審査の結果によりますが、金利は出ていますので利用する側からすれば親切ですね。
西京信用金庫の2つのカードローンはそのどちらとも違い、1種類で金利が固定されているんです。
どれだけ借りても金利は同じ。複数の商品がある中の一つが固定金利で1種類、というのは珍しいことではありませんが、すべての商品において固定金利で1種類なのはかなり珍しいタイプかと思います。
しかも、固定の金利も決して高くないんです!ちょっとどんな内容か気になっちゃいますよね。早速、2つのカードローンの特徴などを踏まえてそれぞれをご紹介していきたいと思います。
利用層が幅広い「西京きゃっする」
まずは全国の信用金庫で利用することが出来る「西京きゃっする」です。信用金庫によって多少金利が違ったり、それぞれの地方の特色が出ているのが面白いところでもあるこの商品。
「西京きゃっする」は、一体どのような特徴があるのでしょうか…?
専業主婦もOKな気軽さ!利用条件をチェック
最初の特徴としてご紹介したいのは、「利用対象の層の広さ」ですね。「西京きゃっする」を申し込むことが出来る(利用することが出来る)方は
- 収入がある正社員の方
- 収入がある派遣社員・契約社員の方
- 収入があるパート・アルバイトの方
- 本人に収入はなくても配偶者に収入がある専業主婦(主夫)の方
- 契約時の年齢が満20歳以上65歳以下の方
- 保証会社(信金ギャランティ)の保証を受けられる方
ですので、かなり多くの人が利用できることになります。特に専業主婦の方でも利用できるので、子育て中でちょっとお金が足りない!というときでも安心です。
消費者金融ですと専業主婦の方はお金を借りることが出来ませんので、その点銀行や信用金庫のカードローンは便利ですよね。
ただし!収入が年金だけ…という方は残念ながら利用することが出来ません。年金を受給していても別にアルバイトや仕事などで収入を得ていれば問題なく利用(申し込み)することが可能です。
インターネットからでもOK!忙しい方でも申し込める
西京きゃっするの次の特徴は、自分に合った申し込み方法を選ぶことが出来る点です。
- インターネット
- モバイル
- FAX
- 郵送
と、4つの中から自分の好きな方法で申し込めます。一番カンタンなのはインターネットかモバイルでしょうね。もちろんスマホからでもOK!必要事項を入力するだけなのでとってもカンタンですよ。
あんまりパソコンに慣れていない…という方は、FAXからでもOKです。ホームページに申込書が用意されていますので、プリントアウトしてFAXするだけでOKな手軽さも嬉しいです。
しかし必ずその日というわけではなく、審査の内容であったりたまたまその時に沢山の申し込みがあった場合などは即日審査回答の時間内に申し込んだとしても次の日以降の回答になることもあります。
申し込みに必要な書類は以下になります。いずれもコピーでOKなので、申し込みの前に用意しておくのが安心ですね。
収入を確認できるものは、利用限度額が200万円を超える場合のみなので、借り入れ希望金額がそれより少ない場合は基本的に用意する必要はありません。
本人を確認出来るもの | 収入を確認出来るもの |
---|---|
運転免許証・健康保険証・パスポートなど | 給与明細書・源泉徴収票・所得証明書など |
気になる!利用限度額と金利
この商品では、一定の金額ごとにわけた7種類のコースから自分の希望する「契約極度額」を選ぶことが出来ますが、実際に借入できるのは契約極度額の範囲内で決定された「利用限度額」以内となります。
そのため、90万円コースであっても実際の利用限度額は80万円になる可能性があります。
金利は先ほど特徴のところで説明した通り、利用限度額(契約極度額)にかかわらず固定で1種類となります。7種類のコースと合わせて表にすると、このような感じです。
金利 | 極度額(コース) |
---|---|
13.0% | 50万円 / 70万円 / 90万円 / 150万円 / 200万円 / 250万円 / 300万円 |
利用限度額についての補足ですが、ご自身に収入がない専業主婦の方の場合は「50万円」が限度になります。それよりも借りたいならパートなどをしないといけません。
金利は1種類なのでとってもシンプルです。13.0%と大手銀行カードローンに比べると1.5%近く低い金利で利用できますが、すべての利用限度額においてお得になる…というわけではありません。
例えば先ほど引き合いに出した(笑)みずほ銀行と三菱UFJ銀行との金利を比較してみましょう。
西京きゃっする | みずほ銀行 ※コンフォートプラン |
三菱UFJ銀行 | |
---|---|---|---|
100万円以下 | 13.0% | 14.0% | 12.6%~14.6% |
200万円 | 13.0% | 9.0% | 7.1~9.6% |
300万円 | 13.0% | 7.0% | 6.1%~7.1% |
どうでしょうか、この比較を見るとわかる通り、西京きゃっするは利用限度額が低いほどお得な金利設定になっているといえます。
50万円コースから90万円コースあたりなら、金利は大手の銀行カードローンよりも低い設定になっていますのでお得ですが、逆に200万円~300万円と大きな金額を借りると金利面では損してしまいますので、避けたほうがいいでしょう。
少ない金額を借りるならこちらの「西京きゃっする」はぜひおすすめしたい商品ですね。
返済は毎月10日に自動引落しで
借り入れはATMから、専用のカードを使って引き出す形になります。キャッシュカードで預金を引き出すように使えばOK。西京信用金庫のATMはもちろん、提携金融機関やコンビニのATMからもキャッシングが可能です。
返済は、毎月決まった日に口座から自動的に引き落とす形で支払い(返済)されます。「西京きゃっする」の返済日は毎月10日ですね。
引き落としの金額は実際今自分が借りている金額などに関係なく、極度額のコースによって変動します。
契約コース | 返済額 | 契約コース | 返済額 |
---|---|---|---|
50万円 | 10,000円 | 200万円 | 30,000円 |
70万円 | 15,000円 | 250万円 | 35,000円 |
90万円 | 20,000円 | 300万円 | 40,000円 |
150万円 | 25,000円 |
ちょっとわかりづらいかもしれませんので、例にしてみましょう。150万円コースで契約している人を例にすると、
・契約コースが150万円、利用限度額は130万円だけど実際借りているのは30万円 … それでも返済額は25,000円
となります。少々ややこしいですが、自分の「コース」で判断すればOKです。
この「西京きゃっする」のように、金利が1種類で固定されているのはとっても珍しいんじゃよ。
ただ、他のきゃっするでは契約極度額が500万円くらいのことが多いが、ちょっと控えめじゃな。こういうところでも信用金庫の個性が出てるといえそうじゃ。興味があったら調べてみたらいいぞい。
適用される金利は「きゃっする」の中でも低めと言えるじゃろう。ただ、本文にもある通り契約極度額が200万円を超えると13%という金利では少々微妙になってくるじゃろうな。
10万円からの少額借入もOK!「西京カードローン」
次は西京信用金庫のオリジナルのカードローン、「西京カードローン」のご紹介です。
こちらの商品の特徴は、10万円から利用ができる気軽さと、「西京きゃっする」に比べて低い金利設定といったところでしょうか。
10万円からといっても全体的に少額でまとまっているわけではなく、最大300万円まで借り入れることが出来る、利用限度額の幅が広い商品になっていますよ。
金利は「西京きゃっする」と同じ。限度額は300万円まで
「西京カードローン」も「西京きゃっする」と同じように全6種類のコースから自分が利用したい限度額を選ぶことが出来ます。もちろんこれは審査の結果によって自分が希望するコースでは利用できない場合もあります。
「西京きゃっする」と違う点としては、西京きゃっするの場合はコースの中でさらに利用限度額が設定される可能性がありました。
しかしこちらの「西京カードローン」は10万円コースであれば利用限度額も10万円というように、契約コース=利用限度額という設定になっています。
金利もあわせて表にまとめました。
金利 | 利用限度額 |
---|---|
11.0% | 10万円 / 30万円 / 50万円 / 100万円 / 200万円 / 300万円 |
「西京きゃっする」の13.0%に比べて2%低い、11.0%の設定になっています。一般的なカードローンと比較しても低金利といっていいでしょう。
とはいえ先ほど比較した表を載せましたが、それでも200万円~300万円を借りるとなるとどうしても大手銀行カードローンの方がお得に借りられると言えそうです。
ただ、300万円はさすがに金利差がありますが、200万円であればそう大きな差はありませんので、こちらを利用しても問題はないかと思います。
「西京きゃっする」と比べると、より金利が低いのがこちらになりますので、「西京カードローン」を利用できそうなのであればこっちを選ぶほうがよさそうですね。
ただ、金利が低い分いろいろと制限があるのがこの「西京カードローン」なんです…。
200万円以上の借入はは条件が厳しい
それでは、この商品の利用条件はどうなっているのか見てみましょう。
一番最初に共通している条件としてお話しました、年齢及び居住または勤務先エリアの条件など、基本的な利用条件は以下となります。
- 西京信用金庫の営業エリア内に居住あるいは勤務している方
- 年齢が満20歳以上65歳未満の方
- 保証会社(一般社団法人しんきん保証基金)の保証を受けられる方
この基本的な条件に加えて、一定以上の利用限度額、具体的に言いますと200万円コース、または300万円コースを希望している方を対象にしている条件があります。それは
- 西京信用金庫にて住宅ローンを利用している(現在返済中)、または完済して3ヶ月以内
- 申し込みの前年度の年収が300万円以上ある
の2点です。住宅ローンについて補足しますと、土地や建物などの担保があるもの、または西京信用金庫が代理で貸付を行っているものどちらでもOKです。また、現在利用していなくても、すでに契約していて住宅ローンをこれから利用することが確実な場合もOKです。
結構な厳しい条件になっていますが、この2つのコースを選ばなければこの条件は全く関係ないものです。
住宅ローンを利用していない場合は100万円まで、利用している人は条件を満たせば300万円まで利用可能と思っておけばOKです。
申し込みはネットでもOK、しかしこちらも制限が
つまり10万円・30万円・50万円コースの中のどれかを希望しているならインターネットでの申し込みでOKなのですが、それ以上の利用限度額を希望するなら、西京信用金庫の窓口あるいはFAXからの申し込みとなります。
ただ行えるのは審査のみで、契約は西京信用金庫の窓口のみなので、どちらにしろ西京信用金庫の窓口には一度行く必要があります。営業時間内に店舗にいけない…という方はちょっとむずかしいかもしれませんね。
契約の際には書類がいくつか必要になります。こちらも「西京きゃっする」と同じなのですが、
- 運転免許証(ない場合は他の身分証明証)
- 200万円、300万円コースの場合は収入を証明できる書類
がそれぞれ必要です。
返済は引き落とし、借入はATMにちょっと制限あり
借入は基本的に「西京きゃっする」と同様、カードローン専用カードを使用してATMから現金を引きだす形で行えます。
しかし対応ATMが少々違い、「西京カードローン」の場合は利用できるATMが
- 西京信用金庫のATM
- 提携金融機関のATM(他銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫など)
となっており、一部のコンビニATMではキャッシングが出来ない可能性があります。
返済も基本的に「西京きゃっする」と同じで、毎月10日に返金用の口座から自動で引き落としされます。
返済額についても、契約したコース(利用限度額)によって決定されますので、借りているお金が少しでも多くても返済額は変わりません。
しかし、200万円コース及び300万円コースのみ、現在借り入れている金額、いわゆる「借入残高」によって返済額が変動します。
また、この毎月の返済に加えて自分の好きな日に好きな金額を返済することも可能です。もちろん返済しなくても問題ありませんが、少しでも早く返済を終わらせたいなら利用する手はありません。
ATMから返済出来ますので、仕事帰りや買い物のついでに返済…なんてことも出来ます。
利用限度額も300万円までと同じ、金利もまあ2%の差こそあれ、大きくは変わらん。しかし200万円以上を借りる際の条件は大きく異なるといっていいじゃろうな。
年収300万円以上、というのはまあどうとでもなるじゃろうが、住宅ローン利用中(完済してすぐ)というのはなかなか簡単にクリアできるものではない。が、200万円以上借りるのであれば金利面から考えても大手銀行カードローンのほうがいいじゃろう。
となると100万円以下の借入となるわけじゃが…そう見ると非常に低金利で素晴らしいカードローンと言えるのう。
専業主婦やパート・アルバイトの人が利用できる可能性は低そうじゃが、正社員で勤めておって、かつ100万円以下の借入を希望しとるならぜひともオススメしたい商品じゃ。
2つのカードローン、どっちがいい?他社と比較すると?
ここまで2つのカードローン商品をご紹介してきました。他の金融機関のカードローンにはあまりない、すべての利用限度額で固定化された金利が一番の特徴でもあり、また魅力でもあります。
西京信用金庫のカードローン2種類に共通して言えることは借りる金額が少ないほど金利の面でかなりお得ということですね。
では、大手銀行や消費者金融などの他金融機関や、西京信用金庫の2つの商品のどちらを選ぶべきか?という点で考えてみたいと思います。
まとまった金額なら他金融機関のほうがいいかも
結論から言ってしまえば、借り入れ希望額が少なければ少ないほど、西京信用金庫のカードローンを選ぶのがおすすめです。
消費者金融系のカードローンの最高金利は17%~18%程度ですし、銀行のカードローンでも大抵の場合14%~16%くらいの最高金利になります。対して「西京きゃっする」は13%、「西京カードローン」は11%ですから大幅に金利が低いことがわかります。
しかし、利用限度額が上がってくると不利になってきてしまいます。
100万円くらいまでならまだそう金利に差はありませんが、200万円や300万円となってくると大手の銀行のカードローンなら金利が10%を切ることも珍しくなくなってくるからです。
ただ、消費者金融の場合は100万円以上借りる場合の金利制限(上限)が「15%」ですので、消費者金融と金利面で比較するなら西京信用金庫の方がお得なケースの方が多いと言えるかもしれません。
しかし「西京カードローン」の場合は住宅ローンの利用(または完済)が条件に入ってきますので、条件面では不利と言えるかもしれません。「西京きゃっする」は金利が2%上がってしまいますが、まとまったお金を借りる際も特別な条件はありませんから利用しやすいですね。
利便性の面からみると、大手銀行・消費者金融はさすが
利便性・手続きなどの面から見るとやはり大手銀行や消費者金融の方がかなり便利と言えます。
申し込みもそうですが、西京信用金庫の場合本契約を行うために必ず窓口に行かなければなりません。利用したくてもその点がネックとなる場合もあるでしょう。
ネットや郵便で完結できればいいのですがムリなため、どうしても時間がない、窓口があいている時間にいけない方もいると思いますし難しいですよね。
その点は大手はWEB上ですべて契約、利用が出来たり、銀行の営業時間外でもATMや自動契約機などでカードの発行が出来たりと利便性の高さが魅力です。
また、借入もATMだけでなくネットバンキングを利用した振り込み融資も可能。家にいながらでもお金を借りられるのは大きな魅力と言えそうです。
自分がどのようにお金を借りたいのか、そして時間のとりやすさによって商品を選ぶ感じになりますね。
2つのうちどちらを選ぶ?金利面なら「西京カードローン」
「西京きゃっする」と「西京カードローン」を比較してみましょう。商品としては似ているので細かい比較になってしまいますが…、まずは金利面です。
この2つの金利の差は2%です。たった2%と思うかもしれませんが、されど2%です。100万円くらいお金を借りると、どうしても返済期間が長くなってしまいます。
返済期間が長くなればなるほど利息も膨らんでいきますので、金利が低いほうが有利になるわけです。
ただ、借り入れ金額は10万円程度ですぐ返済するつもり…という形であるなら、どちらのカードローンでもそうそう変わりません。もともと借りている金額が少ないと利息分も少なくなります。
30万円借りて、毎月1万円の返済を行う形でシミュレーションしてみました。(実際の返済金額と変わる可能性が高いです。あくまで計算です)
商品名 | 返済期間 | 返済総額 | 利息分 |
---|---|---|---|
西京きゃっする | 37ヶ月 | 約364,761円 | 約64,761円 |
西京カードローン | 36ヶ月 | 約352,409円 | 約52,409円 |
その差は12000円くらいですので、大きな差はないと言えるでしょう。同じ条件で50万円でシミュレーションしてみると
商品名 | 返済期間 | 返済総額 | 利息分 |
---|---|---|---|
西京きゃっする | 73ヶ月 | 約723,999円 | 約223,999円 |
西京カードローン | 68ヶ月 | 約671,864円 | 約171,864円 |
と、約5万円の差になります。2%でも結構差がありますので可能なら「西京カードローン」を利用した方がお得ですね。
2つのうちどちらを選ぶ?かりやすさなら「きゃっする」
金利の面では「西京カードローン」が有利ですが、借りやすさ、わかりやすさで言うと「西京きゃっする」に分があります。
まず、専業主婦の方でも借りられると明記していること。「西京カードローン」でも利用できるのかもしれませんが、確実に利用できるのは「西京きゃっする」です。
パートやアルバイトの方でも借りられることから、審査自体も「西京カードローン」に比べるとゆるい傾向にある可能性が考えられますので、確実に借りられるなら多少金利が(それでも低めですが)高くても構わない、というなら「西京きゃっする」を選ぶ方がいいでしょう。
また、西京信用金庫で200万円以上借りたい場合も「西京きゃっする」一択と言えますね。流石にタイミングよく住宅ローンを利用するということは考えにくいですし、年収の面でも条件がありますから、気軽に借りられるか?と言われると首を傾げざるを得ません。
自身に収入があり、少額の借入で問題ないなら「西京カードローン」を、まとまった金額を借りたい、気楽に借りたいというなら「西京きゃっする」を選択するのが賢いかと思います。
即日融資は基本的にムリじゃし、振り込み融資もできん。その2点がネックとなって地方の金融機関のカードローンは…という人もおるじゃろうな。
しかしその面をクリア出来るなら西京信用金庫のカードローンは十分スペックが高いといえるぞ。どちらの商品がいいかは自分の立場と借入希望金額によって変わるといったところじゃな。
自分が主婦など、「西京カードローン」の利用条件にそぐわない可能性があるなら「西京きゃっする」一択じゃし、正社員で200万円以上借りたい場合は他の条件や金利によって一番いいカードローンは変化するじゃろう。
簡単な指針としては、何度も言っておるが「200万円を超える借入なら西京信用金庫のカードローンは避けたほうがいい」じゃな。あ、これは銀行カードローンと比較した場合じゃぞ。消費者金融なら十分アリじゃ!
ミニマムに利用できるカードローン。初めての方にもおすすめ
西京信用金庫の2つのカードローンは、利用限度額や金利が近いところにありながらも違った表情があり、とてもおもしろいと思います。
金利が固定なので非常に安心できますが、固定ゆえに一定以上の利用限度額になってしまうと大手銀行カードローンと比較しても高い金利になってしまうというジレンマがあります。
とはいえ、100万円以上を借りるというケースはそうそうないでしょう。多くの場合は50万円程度借りられれば十分といった感じではないでしょうか?
そう考えるとこの2つの低金利が非常に活きてきます。正直いって地方の金融機関でもあまり見ない低金利ですので、利用できるのならかなりお得です。
非常に内容自体もベーシックですので、初めてのカードローンとしてもオススメです。営業エリア内に住んでいるのなら要チェックなことは間違いありませんよ。
【参考ページはこちら】
盛岡信用金庫のカードローンを大手と比較!
それに低金利がプラスされているような商品といってもいい商品じゃから、初めてのカードローンにはうってつけじゃな。
特に初めての借入ならあまり利用限度額を高くとらんほうがいい。そういう面でも利用限度額が大きくなるほど金利的にお得にならんここの商品はいいのかもしれん。
ミニマムに使える低金利のカードローン、これを探しているなら西京信用金庫のカードローンはどちらもバッチリ当てはまる。「ちょっと低金利で借りたい」ならかなりのオススメじゃ!
引っ越しなどで住所が変わってしまう、つまりその営業エリアからいなくなってしまうと新規借入停止や、その時点で契約終了なんてことになる可能性もあるから、引っ越しが多い人は注意じゃな。
しかし、金利が1種類固定というのは珍しいのう。利用する側にとってはありがたい部分もあるんじゃが、自分がいくら借りたいかによってその固定された金利が本当にお得なのかどうか、見極めることも必要なんじゃよ。