審査に通る!銀行系カードローン申し込みの秘訣とは
カードローンと言うと、色々ありますよね。
その中でもダントツの人気を誇るのが銀行系のカードローンです。
銀行系のカードローンは、消費者金融など、手軽に利用できるものと比較すると、金利が圧倒的に低く、利息が低額で済むという利点が人気の秘密と言われています。
やはり利息が少なければ少ないほど、有り難いのは確かと言えるでしょう。
でも、その銀行系のカードローンに何度も申し込んではみたものの、一度も審査に受かったことがない……なんてことがありませんか?
大人気!銀行系カードローンは断然お得!
なぜ審査に通る人、通らない人がいるのでしょう。関係ないように思えますが、まずはなぜ銀行系のカードローンがそんなに人気を博するのかを考えてみることも大切です。
人気があるということは、申し込みが殺到するということだと思いませんか?
いくら銀行業務がお金のプロフェッショナル、審査なんて日常茶飯事!という人たちで構成されているとしても、人気があるカードローンの審査は大変なことですよね。
銀行系のカードローンは、他の金融機関のカードローンに比べ、とてもお得であり、使いやすい面がたくさんあります。(こちらもご参考に→信用金庫のカードローンはどう?)
だからこそ大人気で、どんな時でも申し込みの数が絶えません。そんな中、審査を効率的に行っていくのは当然のことになってきます。
人気の秘密!消費者金融との違いが魅力!
銀行系のカードローンが大人気である秘密は、二つの理由が考えられます。
- 総量規制がない
- 借り入れ金利が低い
銀行と並んで、お金を借りたい人に人気がある消費者金融を見てみましょう。こちらも大変便利ですが、銀行と比べると、少し不便な点があります。
「総量規制」をご存知ですか?総量規制とは、年収の三分の一以上の借り入れをしてはいけないという法律です。
この法律のため、たとえ返済能力に問題がなかったとしても、希望の金額が借りられないことがあるのです。
しかし、銀行系のカードローンには、この総量規制がありません。返済能力があると認められれば、収入の三分の一以上を借りることも可能です。
また、金利が低いことも大変な魅力ですね。他の金融業者と比べると、最大で10%前後も違うことがあるほどです。
これだけの利点があるのなら、人気を博し、審査が忙しくなってしまうことも、やむを得ないと言えるでしょう。
審査は二段階!まずは仮審査で基本をチェック!
効率的に審査を行う方法として、まず、仮審査と本審査という段階に分けられることになっています。
これは全ての金融機関で行われることではありませんが、高確率で行われていると考えても良いでしょう。どこも業務の効率化は大切なことですしね。
融資希望(カードローン商品の契約希望)の申し込みが来たら、まずそこから仮審査が始まります。
ここで見るのは一体何だと思いますか?とても基本的なことで、説明するのもちょっと躊躇うくらいなんです。
申し込みをする側だって、大切な申し込み書類で書き間違いをするとはまず考えられないものです。
審査落ちの原因上位!書き間違いに注意!
基本中の基本、書き間違い。こんなのあるはずがない、と大抵の人は考えます。
書類送付で申し込むにしろ、最近流行のWEBからの申し込みを選択するにしろ、書類送付やWEB送信の前に書き間違いがないかをチェックするはず。
WEB送信なら入力ミスですね。あまりにも些細なミスなので、確認しても気付かないこともあるようです。人間の目は案外あてになりません。
間違える場所は人それぞれで、勤務先の住所や自宅の電話番号などが考えられます。
これくらいいじゃない、と思われそうですが、カードローンの申し込みはこの段階から審査が始まっているため、容赦なく落とされる時は落とされるものなのです。
審査はしっかり厳正に!「これくらい」は通用しない!
「これくらいの書き間違い、電話して訂正するかどうか確認してくれればいいのに」と思ってしまった人、いませんか?
もしかすると審査する銀行側も顧客を増やしたいですから、そうしたいかもしれませんね。しかしそうもいかない事情があります。
人気のカードローンはとにかく毎日申し込みが多いのが現実です。
銀行側としては嬉しい悲鳴ですが、審査の業務が本当に多くなるのも確かですよね。そんな中、審査はシビアにこなしていかなければとても追い付きません。
また、最初に提供される情報を正しく書けるかどうか、そういった面で既に信頼できるかどうかを審査し始めているとも言えます。
お金のやり取りは、思った以上にシビアで、厳正な態度が求められます。特に銀行の審査は厳しいと言われています。
というのも、銀行の資金は、基本的に顧客の預金なのです。もし信用できない人にお金を貸して、貸し倒れになったら、顧客の預金の損失になってしまいますよね。
銀行の信用にも関わることですので、どんな些細なことでも、マイナスに繋がりそうなことはチェックするのが銀行系カードローンの審査なのです。
誤記も審査のうち!信頼を計る物差しになる!
担保なし、本人の信用のみでお金の貸し借りをするのがカードローンです。顧客を信用するしかありません。その最初の接触が申込書です。
それなのに、内容に誤記があったらあなたはどう思いますか?ちょっとだらしないうっかりさんかも……と思ってしまうかもしれませんよね。
この「ちょっとだらしないうっかりさん」、実社会では可愛らしい人に思えるかもしれません。
しかしお金のやり取りが関わるビジネスとなると、「貸したお金を本当に返してくれるだろうか」という不安を抱いてしまう材料になるのもまた確かなのです。
もちろん、申し込んだ本人はきちんと返済する意思があるからこそ申し込んでいるわけですが、とにかく信頼が物を言う世界です。
最初に信頼できるかどうかの材料が申込書しかありませんから、仮審査で過敏な反応をしてしまうのは仕方ないですよね。
意外なのが、申込書の記入ミスが審査落ちの原因になるということじゃな。
信用第一の銀行じゃから、ちょっとしたミスでも個人の信用を損ないかねんという判断じゃろう。
厳正な審査をしている証拠じゃが、いやはや、我輩も送る時には気を付けねばならんのう…。
心当たりは?過去のトラブルは絶対NG!
今まで一切お金を借りたことがない人には無縁な理由ですが、審査に通らない原因の大きなひとつとして、「過去の金融トラブル」が上げられます。
銀行は何よりもこういったトラブルを嫌いますので、心当たりがある人は苦笑いするしかありませんね。
金融トラブルと言うと、昭和時代の怖い映画のように、怖いお兄さんたちが関わっているのかも……と思ってしまうかもしれませんが、現代ではそんなことは絶対にありません。きちんと貸金業法というもので禁じられていますから安心して下さいね。
遅延やブラックは要注意!どんな時でも誠実に
返済に遅れることに対して鈍感な人だと、数日くらい遅れてもどうせ払うから大丈夫!と思って何度も遅れてしまうことがあります。
本人としては結果として返済していますので、問題はないと思っているかもしれませんが、これは要注意なのです。
この連絡がないと悪質な延滞と思われて、「もう貸さない人」と定義されてしまう可能性があるのです。
この他にもブラックと呼ばれる人は新規の借り入れがとても難しいことになっているでしょう。
債務整理を行っている人は、新規の契約をするのがとても難しいというのが常識になっています。
債務整理後も気を抜かない!新規借入のためにできること
とはいえ、ブラックでも新規のカードローン契約をしたいし、一生現金主義で生きて行くのは辛いですよね。
しかしブラックとしての記録が残っている限り、その辛さは長く続きます。ブラック、債務整理と言っても、返済が完全にゼロになるわけでもありませんし……。
でも返済が終わり、一定の期間が過ぎれば、ブラックとしての記録は信用情報機関から消去されます。
そうすればまた新たな借り入れが可能です。何はともあれ目先の返済が何よりも大事ということですね。
ここでまた延滞記録を作ると、ブラックとしての記録保存期間は長くなってしまいますからね!
遅延、滞納もそうじゃが、ブラックになるほどのトラブルを起こしてしまった人は、ブラックが解除されるまでは辛いものじゃ。
債務整理で淡々と返している人は、その調子で順調に返済を終えることが理想じゃな。
信用情報機関からトラブルの情報が削除されるまで、じっと我慢して待つのが一番じゃよ。
申し込みは一社に絞って!複数申し込みだけはNG!
過去に金融トラブルなんかない、申し込みの時の書き間違いも心当たりがない、それでも審査に通らない!と言う人に次に考えて欲しいのが、「申し込みを何社にしましたか?」ということです。もしかして複数の会社に一気に申し込んでいませんか?
この複数への同時申し込みは、カードローン業界において、絶対に歓迎されないことです。
これだけで審査がアウト、という場合もあるほどです。申し込みの記録も信用情報機関にすぐに登録されますので、審査の段階で分かってしまうんですね。
複数は用心される!保険での申し込みは絶対アウト!
なぜ保険のために複数の会社に申し込みをすることが歓迎されないどころか、審査に落ちる理由になってしまうのでしょうか。
それは限度額の存在に起因すると考えられています。限度額とは「融資限度額」というものです。
融資限度額は最初低めに抑えられていますが、それでも数十万円を一気に借りることができます。
銀行は融資限度額が高いので、数社を合算すれば数十万円、あるいは数百万円まで一気に借りることができるくらいでしょう。
しかし複数の会社から同時にその限度額の融資を受けるとすると、「この人はお金に困っているのかも?」と思わせるには充分になります。
お金に困っている人が計画的な返済をするのは少し信じられませんね。そういうわけで審査に落ちてしまうのです。
だが、それは審査の上で、かなりマイナス評価に繋がってしまう行為なのじゃ。
お金に切羽詰り過ぎているのかと思われて、返済能力を疑われ、審査に落とされてしまうかもしれないぞ。
申し込みは一社ずつ、結果が出てから次を申し込むのが得策じゃ。
自分の情報をチェックする!信用情報機関を活用しよう
ここまでの説明で、なぜ審査に通る人、通らない人がいるのは分かって頂けたでしょう。
基本は本当に単純なことで、なぜ落ちたかということを考える時には絶対に思いつかなかったかと思います。
しかし落ちてしまったのは確か。その記録は信用情報機関に半年ほど残っています。
この半年の機関に銀行系のカードローンを申し込もうとしても、信用情報機関で情報を参照されてまず無理だと言えるでしょう。
機関名 | 利用する金融機関 |
---|---|
全国銀行個人信用情報センター(KSC) | 銀行・信金・信組・農協系 |
株式会社 シー・アイ・シー(CIC) | 信販会社系 |
株式会社日本信用情報機構(JICC) | 消費者金融系 |
この表にあるように、銀行系は全国銀行個人信用情報センターという信用情報機関を使っています。自分の記録が残っているかどうか、申し込みの前に問い合わせをしてみると良いかと思います。
知っておきたい!利用機関による情報共有の差
ここでぜひ、信用情報機関について、ご紹介しておきたい点があります。それは「利用する情報機関によって、情報の共有がされないケースがあること」です。
以前は全ての機関で、顧客の登録情報を共有していました。しかし現在は、JICCは、KSCとCICに対し、情報の提供をやめたのです。
- KSCとCICはJICCの情報を見ることができない
- よって、消費者金融での事故情報や滞納履歴が、銀行系、信販会社系には分からない
過去のトラブルを隠すという意識であれば感心しませんが、このシステムを知っているのといないのでは、全く違った結果になるかもしれません。
今はブラックでも、申し込みを考えている金融機関がある人は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
銀行系のKSC、信販系のCSC、消費者金融系のJICC、この3つに分かれておるぞ。
そしてJICCは、KSCとCSCに情報提供をやめているため、消費者金融系の過去の情報は、銀行系や信販系に分からないようになったのじゃ。
過去の消費者金融でトラブルを起こしたことがある人は、銀行系カードローンや信販系を申し込む時、思い出しても良い情報じゃな。
結局は基本が大事!審査に通るコツ!
結局のところ、過去の返済トラブルがない限り、基本を守っていれば審査に受かる確率が高いと言うことです。
今の自分の個人情報を誤記なく正確に銀行に伝えることが大事だと言えるでしょう。本当に基本中の基本ですね。
せっかく申し込んでも、初歩的なケアレスミスで審査がアウトになってしまうのは、とても残念なことです。
申し込み前の最後のチェック、学生時代のテストを提出する時の気分で、ちょっと血眼気味にしてみてはいかがでしょうか?
自分では思ってもみなかったケアレスミスが潜んでいるかも知れませんよ!
【参考ページはこちら】
銀行カードローンの利子計算方法を教えて!
だからこそ審査に受かるように頑張りたいものじゃが、どうしても無理な人は、何よりも申し込みの段階から、念入りに再チェックした方が良いじゃろう。
申込書の書き間違いや、過去の金融トラブルなど、審査に大きな影響が出るぞ。
総量規制がなく、金利が低いだけあって、申し込みが殺到する銀行系カードローンは、審査をする側も忙しいものじゃ。
そこで効率的な審査のために、様々なポイントを見られているらしいぞ。
どんなポイントか、しっかりチェックで審査合格を目指すのじゃ!