脱マイカーローン?車購入におすすめのカードローンは何処?
転職や引っ越し、結婚などいろいろなシーンで「車を購入しようか、買い換えようか」といった場面が出てきます。
現金でぽんと支払えればいいのですが、多くの方がローンを考えているのが現実ではないでしょうか。
やはり一般的なのが、車を購入する際のお店で組むローンですが、他の選択肢もあります。その中のひとつが「カードローンを利用する」ことです。
「カードローンで車を買うなんて大丈夫?」と思うでしょうが、確かに壁は高いものの意外とメリットがあったりバカに出来ないところもあるんです。
他のローンと比較しつつ、カードローンで車を購入するために知っておきたいこと、メリットなどをまとめました。
車をローンで買う方法いろいろ
今回はカードローンで車を購入する・車の購入資金をカードローンで賄う…というテーマですが、そもそも車を購入するための資金、借りる手段としてどのようなものがあるのか?というところから始めたいと思います。
今回メインとして取り上げるカードローンも含めて、車を購入するためのローンで考えられるのはだいたいこのようなものでしょう。
- カードローン(銀行・消費者金融・信販会社など)
- 銀行・信用金庫などのマイカーローン
- JA・ろうきんなどのマイカーローン
- ディーラーなど販売店のカーローン
それぞれのローンの特長を(カードローンを除いて)簡単にご紹介します。
銀行などのマイカーローン
銀行などのマイカーローンでは、まだ購入する車が決まっていなくても予約として申し込みすることが可能な点が特徴です。(ただし契約時に見積書などは必要になります)
金利には変動金利と固定金利があり、変動金利は今後の金融情勢によって金利が上がる(または下がる)場合があり不確定なので基本の金利が低く設定されています。
固定金利は返済中ずっと金利は変わらないものの、変動金利に比べると高めの金利設定になります。
具体的には固定金利で5%程度、変動金利で4%程度とどちらも低めの設定になっており、100万円以上など大きな金額を借りる場合でも安心して返済が可能です。
中には電気自動車やハイブリッド車など特定の車種を利用することで金利が引き下げられる場合もあります。
ただ審査は他のカーローンに比べると厳し目という傾向があります。
JAやろうきんなどのカーローン
JAやろうきんのカーローンは銀行のカーローンに比べて同じくらい~さらに低い金利で借りることが出来ます。驚きの2%台の金利も夢ではありません。
(⇒ろうきんのカードローン情報はこちら)
その代わり、一番低い金利で利用するためには特定の会社の組合員でないといけないなど、人によってはどうにもならない条件をクリアしなければなりません。
もちろん一般の方でも低い金利で借りることは可能ですが、銀行のマイカーローンと大きく変化がないこともあります。
金利は2%~5%程度と、一番いい条件で借りることが出来ればずば抜けて低い金利で借りることも可能です。
さらに利用状況によって金利優遇がつく場合もあります。
ディーラーなどのカーローン
トヨタやスズキ、ホンダなど車のメーカーの関連会社がファイナンスとして用意しているディーラーのカーローンがあります。
これらはメーカーによって利用できる金額や内容などが大きく違います(トヨタのお店ならトヨタファイナンスのカーローンを利用することになります)。
金利などは中でも一番高い傾向になることが多いですが、特定車種を購入すると金利が2%になる、一定期間金利を0円にするなどキャンペーンをほぼ常時なにかしら行っていますので、スペックとしての金利よりも低い金利でお金を借りることが出来る場合もあります。
加えてカーナビなどのオマケがついたり、面倒な手続きなどをすべて代理でやってもらえる手軽さもメリットです。
ただ明確に金利が決まっておらず、いわゆる「ディーラー金利」といいますか、店舗であったり購入者(クレジット利用者)によって金利が変動することが多いのが、ディーラーのカーローンの良くも悪くも特徴と言える部分でしょう。
トヨタクレジットでは7%台の金利、スズキクレジットやホンダクレジットは3%台の金利が報告されていますが、実際提示される金利がいくらかはわからないんですよね…。
しかも車の権利はディーラーにあるので、返済が滞った場合車が差し押さえられてしまう場合もあります。
また、ディーラーのカーローンには「残価設定型クレジット」という商品もあります。
例えば200万円の車の残価が80万円と査定された場合、120万円分のローンを支払えばOKということです。
負担が少なくなるのがメリットですが、乗っている途中で事故を起こしたり傷をつけたりなどで査定額が下がってしまった場合、その差額分を改めて支払わなければいけないデメリットもあります。
また、完済後に下取りしてもらう(売る)か、そのまま乗るかと選ぶことも可能です。そのまま乗り続ける場合、支払っていない分を支払う必要が出てきます。
どこのカードローンがマイカーローンの金利に近い?
カードローンでマイカー資金を借りるとすれば、どこの会社がいいのでしょうか。ポイントとなるのは、やはり「金利」でしょう。
出来るだけ金利は他のマイカーローンに近いものを、だけどカードローンで…というちょっとワガママな条件を満たすものを探してみました。
仮に100万円を借り入れるとした場合、やはり消費者金融よりは銀行のカードローンの方が全体的に金利が低いこともあり有利です。
審査は少々厳しくなりますが、マイカーローンよりは通りやすいはず。
よって、「金利が低めの設定になっている銀行カードローン」をメインとして据えたほうがいいでしょう。
イオン銀行カードローンBIG
ご存知超大手のスーパー、イオンの銀行である「イオン銀行」。
以下の3点のメリットが個人的に推薦する理由です。
- 全国どこからでも申し込みが可能(全国ネットである)
- 利便性がとっても高い
- 金利が低めの設定になっている
実際イオン銀行で100万円借りた場合の金利は「8.80%」。10%を切っていますので銀行カードローンの中でも非常に低い金利設定です。
最低金利 | 最高金利 | 100万円借り入れの際の金利 |
---|---|---|
3.8% | 13.8% | 8.8% |
さらに300万円など借り入れ金額が大きくなると金利も5%を切ってきます。
銀行系カードローンなので総量規制もなく、借りたい分だけ(審査に通ればですが)借りることが出来るのもいいところではないでしょうか。
住信SBIネット銀行の商品
住信SBIネット銀行のカードローン商品「Mr.カードローン プレミアムコース」。こちらも非常に金利が低い設定になっているのでおすすめの商品です。
この商品はなんといっても最高金利で「7.99%」と8%を切る驚きの低金利になっているのが特長です。
利用限度額 | 金利 | 住宅ローン有り |
---|---|---|
10万円~100万円以下 | 7.99% | 7.49% |
100万円超~200万円以下 | 6.39~6.99% | 5.89~6.49% |
200万円超~300万円以下 | 5.29~5.99% | 4.79~5.49% |
300万円超~500万円以下 | 4.99% | 4.49% |
500万円超~700万円以下 | 3.99% | 3.49% |
700万円超~900万円以下 | 2.99% | 2.49% |
900万円超~1000万円以下 | 2.49% | 1.99% |
SBI証券の口座保有登録をしている、あるいは住信SBIネット銀行で住宅ローンを利用していれば金利が0.5%優遇されてもっとお得に利用が出来ます。
正直このくらいの金利であればディーラー系のマイカーローンよりも低い金利として利用できる可能性も高くなってきます。
店舗を持たないネットバンクなので提携ATMのカバー範囲も広く、利用のしやすさも文句なしですね。
千葉銀行のプレミアクラス
最後は地方銀行からひとつご紹介しておきましょう。千葉を中心とした関東エリア(東京、埼玉、茨城の一部地域)で利用することが可能なカードローンです。
「プレミアクラス」という名前がついているだけあって、条件はエリアに関するものだけでなく年収にもかかってきます。具体的には年収が500万円以上の方しか利用することが出来ません。
年収が500万円あったら素直にディーラーのローンを利用しているよ!…という方もいるかもしれませんが…。
年収の制限がある分、金利は3.8%~5.5%とかなり低い設定です。利用限度額も300万円~500万円までと、かなりの金額を借り入れることが可能です。
300万円 | 400万円 | 500万円 |
---|---|---|
5.3% | 4.8% | 3.8% |
こちらも金利優遇があり、千葉銀行で住宅ローンを利用していると0.2%金利が低くなります。
仮に最高金利だとしても銀行のマイカーローンと1%程度しか変わらないため、より自由度を求めるならこちらの商品の方がおすすめですね。
その他大手銀行系カードローンは?
いわゆるよくCMやインターネットで名前をみるような大手銀行系カードローンの名前が挙がっていないことに疑問を持った方もいるかもしれません。
マイカーローンとしてじゃなく、「カードローン」としてなら非常に利便性は高いのですが、大手の場合は残念ながら金利がちょっと高めの傾向にあるんです。
金融機関名 | 100万円 | 300万円 |
---|---|---|
楽天銀行 | 9.6%~14.5% | 4.9%~12.5% |
三菱UFJ銀行 | 12.6%~14.6% | 7.1%~9.6% |
ソニー銀行 | 9.8% | 6.0% |
三井住友銀行 | 12.0%~14.0% | 8.0%~10.0% |
あくまで一部ですが、このような感じの金利になっています。確かにカードローンと見れば金利は決して高くないのですが、マイカーローンと比較する意味で見ると…う~んという感じですよね(笑)。
100万円時点で金利が10%を切っているのがソニー銀行のみ。他の楽天銀行などはどれも利用限度額の中でも金利幅があるので、その中の最低金利を引けるかがわからないギャンブル性もあります。
消費者金融系カードローンは、これより金利が高いのでいわずもがな。クレジット会社のカードローンも消費者金融系と同じくらいの金利なので、やはりカードローンの中で選ぶなら銀行系(特に地方銀行・信用金庫など)になるでしょう。
今回は全国ネットの銀行系カードローンを中心に紹介しておるが、地方銀行や信用金庫といった地域に密着した金融機関ならかなり低金利の商品も見つけられる可能性がありそうじゃ。
カードローンの金利は、店舗を持っているところよりも店舗を持たないネット銀行の方が金利が低い傾向にある。できるだけ大手がいいのであれば、ネット銀行を探すのがいいじゃろう。
カードローンにするメリットはあるの?
わざわざマイカーローンを利用せずにカードローンで車の購入資金を手に入れることにメリットなんてあるの?と思う方も結構いると思います。
基本的には銀行なりディーラーなりでマイカーローンを勧められますし、特にそこに疑問を持たずそのままローンを組むのは自然ですからね。
そこで、敢えて!敢えてカードローンにするメリットはあるのか?という点をご紹介したいと思います。
無担保・保証人なしで借りられる
一番のメリットと個人的に思う点は、担保や保証人なしで利用できるという点です。
マイカーローンは「車の権利」を担保としてお金を借りるものなんです。
つまり、ローンを完済するまでは車の権利はお金を貸してくれる銀行や信販会社にあるということ。万が一ローンが返済出来ないと車は没収されてしまうんです。
その点、カードローンは基本的に無担保・保証人も不要なのでお金を返すことが出来なくても、債務整理(自己破産など)を行わないかぎり車の権利は購入した人のままなので没収されることはありません。
なかなかないケースではありますが、車を購入したもののその車を手放さなければいけなくなってしまった…そんな時でもスムーズに車を手放すことだって可能です。
また、ディーラーのマイカーローンの場合、年齢が低かったり収入が低めの方ですと連帯保証人が必要になったり、頭金がいくらか必要になったりするケースもあります。
カードローンではそのようなケースは基本ありません(あってもごく小規模な消費者金融でお金を借りる場合にあるかどうかです)ので、連帯保証人を用意するのはちょっと…という方にもおすすめです。
返済額をある程度調整可能
カードローンのいいところは、「ある程度自分の決めた範囲で返済額を決定できる」ところ。毎月の返済額が少し違っても最低金額さえ返済していればOKというところもあります。
もちろん返済期間が長くなればなるほど利息はかさんでしまいますが、随時返済でボーナス月は多めに返済したり、返済が厳しい月は最低金額だけ返済したりとある程度の調整をつけることが可能です。
いくらマイカーローンの審査に通ったとしても返済できなければそれは無意味です。多少時間がかかっても返済しやすさを取るならカードローンは選択肢となりえますよ。
ただし、長期返済となるとその分返済総額がかなりのものになるので注意しましょう。ある程度お金がたまったら一括返済をしてしまうなど、負担を減らす工夫が必要になると思います。
無利息期間や金利優遇を利用できる
カードローンの中には一定期間金利が適用されない「無利息期間」や、利用(取引)状況によって金利を下げることが出来る「金利優遇」サービスを行っているカードローンがあります。
無利息期間が設けられているのは基本的に消費者金融のカードローン。「レイク」は銀行系カードローン、「エポスカード」は信販系クレジットカードです。
社名 | 無利息期間 | 社名 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
レイク | ・5万円まで180日間 (契約額200万円まで可) ・30日間 ※初回利用のみ |
プロミス | 7日間・15日感・30日間 ※初回は30日間のみ ポイント使用で繰り返しOK |
アコム | 30日間 ※初回利用のみ |
ノーローン | 7日間 |
アイフル | 30日間 ※初回利用のみ |
エポスカード | 30日間 ※初回利用のみ ※キャッシング枠利用 |
多くは30日無利息期間があるので、一番残高が多い時の金利がまるっとなくなるのは有難いところだと思います。
プロミスならポイントを貯めれば何回でも無利息期間を利用できるのでさらに利息をカットすることが可能です。
金利優遇は基本的に消費者金融のカードローンにはなく、銀行のカードローンで行われているサービスになります。特に地方銀行や地方の信用金庫のカードローンでよく見られますね。
だいたい最高で2%~2.5%程度の金利優遇を受けることが出来ますので、仮にカードローンの金利が「14%」で金利優遇の上限が「2%」だった場合、「12%」でカードローンが利用できるようになります。
普段使いしているところでないとその恩恵は受けにくいのがデメリットですが、受けることが出来るなら非常に大きなメリットとなるサービスです。
お金を自由に使える
カードローンのお金のつかいみちは「事業性以外なら自由」とされています。事業性…というのは、いわゆる「会社の資金として利用する」ということ。
自分が会社を経営していて、その設備投資に借りたお金を利用するといったことはNGですが、それ以外は制限がありません。
旅行に使おうが、お買い物に使おうが文句を言われることは一切ないわけです。
しかもカードローンは借りられる枠内で自由に借り入れと返済を繰り返し行うことが出来るという特徴があります。
つまり、100万円までお金を借りることが出来る人の場合
その後返済をしっかり行い、現在の借り入れ額は40万円。残りの60万円のうち50万円を海外旅行の資金に充てる。
…といったようなフレキシブルな使い方が可能です。マイカーローンは当然ですが自動車の購入資金にしか使えません。
他にお金が必要となれば別の方法…カードローンなりキャッシングなりでお金を借りなければならないんです。
その点カードローンであれば一度借りてしまえば自由度が高く、車のローンとして利用した分を完済さえしてしまえばあとは解約するもよし、他に使うもよしと幅がとっても広いです。
他に比べて審査が甘め
銀行などのマイカーローンは審査が厳し目の傾向にあります。
年収も最低200万円程度はないとダメですし、勤続年数なども条件として記載されていなくても暗黙の了解といいますか、「これくらいは最低限ないと」というラインがあります。
例えばすでにカードローンでいくらか借りている…というだけでもローンの審査に落ちてしまうこともあるようです。
それに比べるとカードローンは銀行であっても審査基準は低めに設定されていることが多いです。マイカーローンなどに比べて金利が高く、申し込みの条件としても裾野が広いです。
ただし、いくら審査がマイカーローンよりもゆるいといっても返済能力がなければ審査には可決できません。以前利用していたカードローンや、携帯料金の支払いが延滞していたりなど審査においてマイナスな状態であれば、カードローンの審査でも簡単に落ちてしまいます。
ただし、その分金利が高くなっておることは忘れてはならん注意点と言えるじゃろう。
加えて、審査を受ける際は「信用情報」も重要になるんじゃ。これはクレジットカードの利用履歴や借り入れの履歴などの情報じゃな。ここで悪い印象をあたえるようなデータがあるとマイカーローンどころかカードローンの審査にも通らんから要注意じゃよ。
お金を借りるなら車の購入以外のためにも使いたい!という人にはメリットが大きい方法と言えるじゃろう。
カードローン利用のデメリット
今度は車の購入資金・マイカーローンを利用せずにカードローンで車を購入する際のデメリットを見てみましょう。
メリットもあるものの、やはりデメリットもそれなりにあるのがマイカーローンとカードローンの違いと言えるかもしれません。
金利がかなり高め
一番のデメリットと言えばこれでしょう。ディーラーのローンや銀行のマイカーローン、JAのマイカーローンと比較すると、どうしてもカードローンの金利が高い傾向になることは否めません。
どのくらい違うのか
- みずほ銀行カードローン
- みずほ銀行マイカーローン
- 中央ろうきんのマイカーローン
- スズキファイナンスのローン(残価設定型)
この4つの金利を「100万円借り入れる場合」として比較してみます。
商品名 | 金利 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 12.0% |
みずほ銀行マイカーローン | 変動金利…3.7% 固定金利…4.4% ※エコカーは0.1%金利引き下げ |
中央ろうきんマイカーローン | 変動金利…2.4%~3.675% 固定金利…2.9%~3.9% ※身体障害者手帳を持っている場合は |
スズキファイナンス | 3.9%(新車の場合) |
その差は約10%ほど。比較するとかなり金利が高いことがわかります。あまり借りる金額が大きくなければ金利の幅があってもめちゃくちゃ損!にはなりにくいのですが、100万円借りた場合でもこれだけの差がつきます。
カードローンの場合借りる金額が大きくなればなるほど金利は下がっていきますが、マイカーローンの金利まで追いつけるかと言われるとほとんどの場合は難しい…というのが実情でしょう。
消費者金融系カードローンは総量規制がかかる
銀行や信用金庫などのカードローンなら問題ありませんが、消費者金融(プロミス、アコム、アイフルなど)からお金を借りる場合、総量規制という借入金額にかかわる規制があります。
年収の3分の1を上限とした金額しか借り入れが出来ませんので、年収が300万円の方は100万円が上限になります。それ以上にお金を借りる場合は消費者金融は選択肢から除外しなければなりません。
ただ、金利の面から見ても銀行カードローンの方が金利が低いので、敢えて消費者金融のカードローンを利用する選択をする必要性は低いですね。無利息期間は魅力ですが…。
そのため、住宅ローンは年収の3分の1を超えた金額でも利用することが出来るんですね。マイカーローンも同様です。
希望金額が借りられないことも
マイカーローンなどは「車を買うためにお金が必要です」といった明確な目的があります。
それを証明するために車の購入に関する書類(契約書など)のコピーを銀行なりに提出し、必要な金額を融資してもらいます。
カードローンは使いみちが自由なので、そういった「なんのためにお金が必要なのか」を聞かれる機会はありません。それに伴って必要な書類というのは
- 自分の身分を証明できる書類(パスポートや運転免許証など)
- 自分の収入を証明できる書類(給与明細書や納税通知書など)
この2つ程度です。必要書類が少ないのは魅力ですが、その分判断されにくいというデメリットも。
収入などによっては80万円借りたかったのに20万円しか借りられなかったなんてことも珍しくありません。
マイカーローンの場合は「借りられるか・借りられないか」の2択ですが、カードローンの場合は「希望額が借りられるか・希望額に満たない金額なら借りられるか・借りられないか」という3択になってしまうので難しいところです。
わかってはいるが金利はマイカーローンより高いし、希望額が通るかはわからん。まあこれはマイカーローンも一緒じゃが、マイカーローンの場合は担保として車の所有権を渡すため、審査に簡単に落ちることはないと言えるんじゃ。
仮にカードローン審査に通ったとしても希望額じゃなければ車の購入の足しにはなってもそれをマイカーローンの代わりに補う…という使い方は出来ん。
年収に対して借入希望額が低いといった感じならまだわからんが、年収に対して高めの借入希望額(総量規制である年収の3分の1程度じゃな)で申込みする予定なら、かなり厳しいことになるであろうことは注意しておかねばならん。
カードローン利用の壁は高い
マイカーローンは特定の目的にしか借りたお金を使えない「目的別ローン」のひとつと数えられるため、どのような目的で利用してもいいカードローンと比べると金利設定は低くなる傾向になります。
そのため、マイカーローンの代替としてカードローンを利用しようと思ってもどうしても金利という面で引っかかりがちになってしまうのは仕方がないところと言えるでしょう。
マイカーローンに近い金利で借りるとなるとどうしても数は少なくなります。今回例にあげた3つのカードローンであってもマイカーローンの最低金利よりも低くなるものはなかなかありません(銀行にもよるので一概には言えませんが)。
カードローンで代わりに…というのは壁が高いこと。それは間違いありませんが、しっかりと条件を比べることで十分にカードローンでもマイカーローンのように利用することが出来ることも事実です。
さらに利便性、返済した後自由に利用できる…といったメリットも考えると、脱マイカーローンもそう遠くないところにあるのかもしれません。
【参考ページはこちら】
カードローンのよくある質問はこちら
それを知った上で、自分で上手く利用することが出来るのであればカードローンはマイカーローンの代わり…とはいかずとも、より進化したものとして扱えるじゃろう。
例えばお金を借りて、マイカーローンの返済も行いつつ他の急な出費への対処として利用したい、という使い方であればカードローンの方がずっと優れているしのう。
信用金庫や地方銀行のカードローンであれば、金利1ケタ台の商品も結構あるし、金利優遇サービスを受けられる商品もある。そのあたりもチェックしながら比較してみるのがいいじゃろう。
カードローンは確かに便利ではあるんじゃが、やはりマイカーローンに比べると見劣りしてしまうのは仕方がないところじゃろう。マイカーローンよりお得じゃったら、立つ瀬がないからのう…。
こういってはあれだが、カードローンを使う理由がない限り、マイカーローンの方がいいと言えるじゃろう。ただ、ディーラーのカーローンは金利が見えにくいから避ける人も多いようじゃ。
明確に金利を提示している金融機関のカーローンの方が計算もしやすくいいかもしれんのう。