利用法によっては大損?クレジットカードとカードローンの違い
最近はカード一枚あれば簡単にお金を借りられる時代になりました。クレジットカードは殆どの人が持っているでしょうし、カードローンと言うものも有ります。
そしてこれ等のカードにはそれぞれに使いみちと言うものが有ります。
しかし、機能的に見るとクレジットカードにはショッピング枠の他にもキャッシング枠と言うものが有って、外見的にはカードローンと同じような使い方も可能です。
このため使いみちと言うものの混乱が生じてしまいます。
金利から見るお得なキャッシング
良く聞く質問に、
クレジットカードが有れば十分なのにカードローンは何故必要なのか、キャッシングに違いが有るの?
というものが有ります。そこでこの2つの違いを、お得という観点から考えてみましょう。
お得というのは返済総額が少ない方ということで話を進めます。元本は同じですから要は利息が多いのか少ないのかが話のポイントです。
利息が多くなったり少なくなったりと言うのは返済方式によっても変わってきますが、利息計算の基本は金利ですから、同じ返済期間で返済するとすれば、金利が低い方が利息が少なくなって返済総額が減るため、お得なキャッシングという事になります。
金利から利息を計算してみよう
まず金利やら利息やらと色々言葉が出てきましたから、金利から利息を計算する方法についておさらいしておきましょう。
実は馴れない人の場合この2つの言葉の意味が正確に分かっていなくて使分けが出来ない人もいるので、この際覚えておきましょう。
まず元本として10万円を30日間借りることを考えてみましょう。金利は計算を簡単にするために年利10%とします。要するに1年間借りると元本の10%が利息になるというです。利息を計算する式は
と表すことが出来ますから、この式に数値を入力してみましょう。
となります。つまりこの条件で10万円を30日借入すると返済総額は100822円になる訳です。
実際には一気に10万円返すわけではありませんので、返済期間が長くなりますから、返済総額は更に大きくなります。
また例えば金利が20%に増えると金利の部分が2倍になる訳ですから、利息は2倍になり1644円ということになります。
元本が10万円では大きな利息には見えませんが、このように借入が増えれば増えるほど、利息は大きくなり、金利の違いでも利息は大きな違いとして現れます。
金利と利用限度額の関係
もう一つカードを使ってキャッシングをする場合の基本知識として知っておきたいのが利用限度額と金利の関係です。
カードローンの説明資料をよく読んでみると金利はかなり大きな幅を持っていることが分かります。多くの場合この金利は審査によって決められます。
しかし、実はこの金利はその人が借入出来る最大額である利用限度額と関係が有るのです。
利用限度額が大きい人は金利は低くなり、逆に利用限度額が小さい場合には金利が大きくなります。この利用限度額は利用者の信用力によって審査で決ります。
このため最初は金融機関とのお付き合いが少ないため信用力は小さく、利用限度額は低く、大きな金利が適用になります。
ですからカードローンを始めて借りようと言う場合、説明資料の金利には幅が有りますが、適用される金利はもっとも大きな値になるのが普通だと思ってください。
これに対してクレジットカードのキャッシングの場合には、やはり金利には幅が有る場合も有りますが、多くは固定金利になっています。
これもカードローンとの違いが出てきている部分なのでキャッシングを選ぶ際のポイントになりますから、よく覚えておいてください。
クレカキャッシングの金利
では実際にクレジットカードの金利はどの程度になっているのでしょうか。
クレジットカードにもいろいろありますから一概には言えませんが、概ね年利18%程度になっています。
幅が有るクレジットカードの場合には15%~18%というのが一般的でしょう。
もう少し幅の広い場合も有りますし、中には最低の場合7%という破格の金利を設定している場合も有りますが、これ等は例外と考えた方が良いと思います。
いずれにしても、クレジットカードを作った段階では、通常18%程度の金利になると言う訳です。
クレジットカードの場合ショッピングで一回払いをする場合利息は掛りませんので、隠れてしまいがちなのですが、法的な金利の上限が20%ですので18%と言うのはかなり大きな金利と言うことが出来ます。まずは自分のクレジットカードを調べてみましょう。
カードローンの金利
これに対してカードローンの金利を見てみると、銀行系のカードローンと消費者金融系のカードローンで違いが有ります。
銀行系のカードローンでは概ね4%台から14%台、消費者金融系の場合はやはり4%台から18%台までの幅が有ります。
消費者金融系の場合には利用開始当初は18%台でクレジットカードと同等ですが、カードローンの場合は利用を続けることで金融機関から信用力が高いと評価されれば、利用限度額が大きくなるのに伴って金利が低くなっていきますので、将来的には大きな差が出てくることになります。
クレジットカードとカードローンを両方提供しているような業者ではカードローンとクレジットカードのキャッシングの金利設定を同じにしている場合も有りますが、こういうものは例外中の例外ですので、通常はここで説明した違いが有る訳です。
借入はカードローンの方が有利
ではキャッシングに限った場合、どちらがお得かという点を考えてみましょう。
金利から分かることは、カードローンの方が有利だと言うことです。
したがって小額の借入では実感は無いかもしれませんが、大きなお金を借りたり、頻繁に何度もキャッシングを利用したりする人の場合には、利息の差は非常に大きくなってしまい、場合によっては大損になります。利用には十分注意が必要でしょう。
クレカは海外キャッシングで有利
ではクレジットカードのキャッシングはあまり意味の無い機能なのかと考えてしまう人もいますが、もちろんそんなことは有りません。
そこでクレジットカードのキャッシング機能の利用場面の一例を紹介しましょう。それは海外旅行に行く場合です。
最近では海外旅行も一般的になって来て、だいたい要領が分かっている人が多く、あまり大きな額の現金を持ち歩く人は少ないようですが、海外旅行ではどうしても現金が必要になる場面は有ります。そういう時のどうするか考えてみましょう。
海外でのショッピングはクレカ
海外で観光ルートを歩いている場合のショッピングは、殆どの場合クレジットカードが利用出来ます。
特に先進国や観光を主な収入源にしているような国であれば、クレジットカードさえあれば現地で現金が必要になるようなことは殆どありません。
このためそれまでクレジットカードなど持たなくても良いと考えているような人であっても、海外旅行に行く際には現地で利用出来るクレジットカードを作っていくようにアドバイスされる事は良く有ります。そういった経験のある人も多いのではないでしょうか。
海外でキャッシュが必要な場合
しかしこういった観光ルートを少し外れると、現地の本来の雰囲気は味わえるのですが、クレジットカードが利用出来ない場合が良く有ります。
日本国内でもちょっと田舎に行けばクレジットカードが利用できないのと同じことです。要するにキャッシュが必要になるのです。
キャッシュはもちろん現地通貨という事になりますが、現地通貨を手に入れるには通常は両替すれば良いと思うでしょう。
しかも日本円と言うのは日本国内で普通に円を利用する日本人には分からないかも知れませんが、非常に強力な通貨で何処でも両替できます。
これは日本円がハードカレンシーと言って世界で通用する通貨だからです。しかし殆どの国の通貨はローカルカレンシーと言って両替はしてくれません。例えば韓国ウォンは出国前にハードカレンシーに両替して持って行く必要があるのです。
しかし、この日本円には便利な両替ですが大きな問題が有ります。それは両替手数料が非常に高額だという事です。
両替業者によっても違うので現地に行くと何処が手数料が安いのか探し歩く場合も有る程です。そこでクレジットカードの出番になるわけです。
クレジットカードのキャッシングは海外でも同様に利用できます。銀行さえあればATMを利用して現地通貨を手に入れることが出来ます。
もちろんキャッシングには利息がかかりますが、それを払っても両替手数料を払うよりも有利に現地通貨が手に入るのです。
クレカを有利に利用する方法
ただし利用方法には注意が必要です。利息の計算式を思い出してみてください。初めに示した数式をみれば分るように、利息は借入期間が長ければ長いほど高くなってしまいます。
このため海外でキャッシングを利用して帰国しても返済方法によっては両替手数料よりも利息が高くなる可能性があります。
要するに海外でキャッシングした分はなるべく早く返済する事がより有利な返済方法という事になります。
では海外旅行でのキャッシングを有利にする為にはどの様に返済すれば良いのでしょうか。
キャッシングの返済は通常なら翌月から始まります。しかしそんな風に少しづつ返済していたのでは利息がすぐに両替手数料を上回ってしまいます。
そこでクレジットカードの返済方法について調べてみると、クレジットカードにもよりますが、月々の返済の他に通常一括返済と言うものが用意されているはずです。
ですから海外で両替を避けてクレジットカードのキャッシングを利用した場合には、帰国後すぐにこの一括返済を利用して全額を返済してしまいましょう。
こうすれば翌月の返済日まで待たずに返済できますから借入期間が短くなって、お得な利用方法になるわけです。
外国為替には注意する必要が有る
ただし注意が必要なのは外国為替レートの問題です。為替レートは常に変動しているため、キャッシングを利用した時点と返済する時点の為替レートが違ってしまう可能性があります。
この時点で現地通貨に対して円高が進んでいれば、非常に有利な返済が出来ますが、円安が進んでいると、すぐに両替手数料が吹き飛んでしまうほどの影響を受けることになり、不利な返済になる可能性も有ります。そこでこの外国為替について説明しておきます。
いま1ドル100円だったとします。そこで海外で100ドルのキャッシングをしたとします。簡単のために利息無しとして考えましょう。
借りた時点では10000円の借入だった訳です。その後為替レートが変動して帰国した時には1ドル110円だったとします。
そこで帰国後すぐに一括返済したとすると11000円の返済という事になります。つまり1000円の損という事になるのです。これが円高になって1ドルが90円になったとすると返済は9000円で済み1000円の得になります。このように外国為替には注意が必要です。
クレジットカードは2枚で十分
国内でもそうですが、海外でクレジットカードを利用しようとする場合、加盟店によっては利用できない場合も有ります。こういうことを言うとそれなら何枚も用意する必要があると考える人がいますが、確かにそういう面は有りますが、概ね2枚で事足ります。
国内を考えてみてください。よほどローカルなクレジットカードでない限り、大概は国際カードと提携しており、何処に行っても利用出来ます。その国際カードを2種類用意しておけば大概の国で利用する事が可能です。
しかも枚数が多いと問題も有るのです。例えば現地でキャッシングを利用したとしましょう。まめな人ならどのカードで幾らキャッシングしたと言うようなことをメモしておくかもしれませんが、多くの場合には利用明細が来なければ思い出せないと言うようなことになってしまいます。
こうなってしまうと帰国後すぐに返済と言う訳に行かなくなってしまい、不必要な利息を支払わなければならなくなってしまいます。したがって使い勝手を考えるとだいたい2枚あれば十分と言って良いのです。
しかし絶対にクレジットカードが使えるかどうか不安があったんじゃが、なんと現地で円を両替して手数料を払うよりも、クレジットカードでキャッシングを利用して利息を払うほうが得になるらしいのじゃ。
返済時期などによっても違うようじゃから使い方は気を付けなければならんが、クレジットカードのキャッシングも活躍の場があるようじゃのう。
カードローンとクレジットカードのキャッシングをどう使い分ければよいか
そこでキャッシングと言うものをどう使うべきかについて考えていく事にしましょう。キャッシングと言っても良く利用する人もいればたまに必要に迫られて利用する人、クレジットカードのキャッシング枠は有っても利用しない人まで色々でしょう。
クレジットカードのキャッシングは説明した通り金利が高めの設定になっているためその点を考慮した利用方法をしなければなりません。
キャッシング枠の有無を確認する
まずクレジットカードを持っている人でもキャッシングは利用していない人の方が多いですから、あまり気にしたことが無いかもしれませんが、クレジットカードはショッピング枠は有っても、審査によってはキャッシング枠を持っていない場合も存在します。
そこでまず自分のクレジットカードにキャッシング枠が設定されているのかどうかを確認してみてください。
利用するつもりが無かったとしても、何かの必要に迫られることも有るかもしれませんから、利用出来るかできないかは一応確認しておきましょう。
またはキャッシング枠はやはり審査によって利用者ごとに決められていますので、その点についても確認しておきましょう。
ショッピング枠と別々になっている場合も有れば、ショッピング枠の一部をキャッシング枠にしている場合も有るので、よく確認してください。
キャッシング枠は基本利用しない
ここでキャッシングに対する基本的な考え方を確認しておきましょう。キャッシングと言えば聞こえが良いのかもしれませんが、要するに借金をするという事です。借金はなるべくしない方が良いと言うのは常識です。それは何故なのでしょうか。
それは返済にあたって利息と言うもが付くためトータルで損になってしまうためです。ただし借金をすることによって、通常では実現できないようなことをすることが出来ると言う点では借金も必要なものです。例えば住宅ローンなどがそうなります。
したがって、クレジットカードのキャッシングにしてもカードローンのキャッシングにしても、利用目的にもよりますが、本来はあまり利用は勧められません。どうしても利用する場合には、必要最小限度に絞ることをまず考えなければなりません。
備えとしてクレカを持てばよい
そこでクレジットカードの考え方としては、利息のかからない部分であるショッピング枠での利用に絞って利用する事です。これであれば現金を持ち歩く必要も無く大変便利な生活ツールと言って良いでしょう。ポイントが付けば更に有利になります。
キャッシングについてはあくまで付属機能として捉えるべきものです。金利から考えれば、そうそう利用するものではありません。ただし、何らかの状態によっては緊急に現金が必要になる場合がありますので、その時の備えと考えれば良いのではないでしょうか。
要するに普段は利用しないが、出張に行ったりして急な出費を迫られたようなときに備えておくという位置付けとして利用するわけです。したがって普段はクレジットカードのキャッシング枠と言うものは忘れてしまうようにしましょう。
もちろんクレジットカードをキャッシングを目的に申込むと言うようなことは絶対にお勧めすることはできません。
キャッシングはカードローンで
でも自分は時にはキャッシングを利用してレジャーに行ったり趣味の世界を広げたいと言う人もいるでしょう。そういう人の場合にはクレジットカードのキャッシングを利用するのではなく、カードローンを利用してキャッシングをするようにしましょう。
利用する金額は変らなかったとしても、金利が見直されますから、より有利な借り入れが出来るようになります。利用限度額の増額など必要無いと考える人もいますが是非増額の申し込みはしてみることを勧めます。
この増額を少しづつ何度も行うことによって、収入にもよりますが徐々に利用限度額が増えて行き、同時に金利も低くなって行くことになるので、返済などで問題を起こさないようにして少しづつ金融機関の信頼を構築していくようにして下さい。
総量規制には注意が必要
クレジットカードのキャッシング枠で注意が必要なことはこれだけではありません。総量規制にも注意が必要です。総量規制と言うのは近年改正された貸金業法の規定で、融資は利用者の年収の3分の1までと言う規定です。この法律は貸金業に適用されます。
したがって銀行は貸金業ではありませんから銀行のカードローンでは適用されませんが、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシング枠には適用になります。このためキャッシングをいろいろ利用すると、いつの間にか上限に達する場合も有ります。
そうなってしまうと、それ以上の借入枠を作ることが出来ず、新たなカードローンの契約はできませんし、別のクレジットカードを作ったとしても、キャッシング枠が付かないと言う事になってしまいます。必要無ければよいですが緊急の場合どうにもなりませんから注意してください。
クレジットカードもカードローンもそれぞれの特徴を理解して、お買い物はクレジットカードで、キャッシングはカードローンでと使い分けるのがお得な使い方のようじゃのう。
もし滅多にキャッシングは利用しないが緊急事態の時は借りるかもしれんという場合には、クレジットカードだけで良さそうじゃ。
どちらも借り過ぎには注意が必要
先程も言いましたが借金と言うものはしない方が良い、もしどうしても借りなければならないのであれば出来るだけ少なくした方が良い物です。
借り過ぎには色々と問題が有り、特に自分の返済能力を超えてしまうと、大きな問題に発展してしまいます。
でもクレジットカードなどはインターネットが発達した今、今後さらに便利に利用できるようになり、必需品と言っても良いような位置付けになりつつあります。そこでクレジットカードの危険性について理解しておくことにしましょう。
初心者ほど安易に使ってしまう
まず始めて自分名義のクレジットカードを持った時のことを考えてみましょう。何か大人になったような変な気分だったと思います。そこでとにかく利用してみようということで、必要も無いのに買物をした記憶が有ります。
このようにクレジットカード初心者はまだ自分なりの利用方法が確立されておらず、不必要に利用してしまう人がいます。ショッピング枠だけならまだしもキャッシング枠についても必要以上に利用する人もいます。そうして返済の時点で青い顔になるのです。
ですから、もしクレジットカードを作ったとしても、良く自分なりの利用方法を考えてショッピング枠もキャッシング枠も返済出来るのかどうかという事を考えたうえで利用を始めなければなりません。安易な利用は厳に慎んでください。
もしこの時点で安易に利用してしまうと、以後返済に追われることになって、便利なはずのクレジットカードがかえって自分の生活の足を引っ張られることになってしまいます。自分の返済能力と言うものは自分ではなかなか判断できませんので注意しましょう。
ショッピング枠の現金化は駄目
またクレジットカードはお金にまつわるものですから色々な犯罪にも利用されます。例えばここで考えてきたキャッシング枠以外でもお金を作ることが出来ます。これはショッピング枠をお金に換えるというもので、最近は下火ですが、そういう業者は今も存在します。
方法はいくつかありますが、もっとも分かりやすいのは、例えばある商品を50万円で買わせて商品を受け取り40万円を利用者に支払うと言う方法が有ります。こうすれば利用者は取り敢えず40万円の現金を手にすることが出来ます。
しかし、考えてみてください。50万円のものを買ったのです。支払いの請求は50万円という事です。したがって差引き10万円の損です。これではキャッシング枠の利息よりもずっと大きな損という事になってしまいます。犯罪と言えるでしょう。
クレジットカード業界ではこのようなクレジットカードの利用を禁止していますが、どうしてもお金が必要と言う状況に陥ってしまうと、後先構わず利用する人もいて被害はなかなか無くなりません。どういった状況でもこういったものは利用しないようにしましょう。
借入前に返済計画を立案する
ではもしどうしてもキャッシングを利用しなければならない場合には、借りた後本当に返済していけるのかどうかまずは返済計画を立てることから始めましょう。
これはクレジットカードのキャッシングでもカードローンを利用する場合でも同じで必ず必要なことです。
返済計画ではまずどのくらいの期間返済していかなければならないのかを計算します。これは金融機関に返済シミュレーションが用意されているので、それを利用すれば容易に計算できます。返済シミュレーションが無い場合には自分で計算します。
その後この期間の自分の収支を予想します。収入と支出をなるべく正確に予想して、どの程度の余裕があるのかを見極めます。日頃家計簿なり小遣い帳なりで支出を管理していると予想し易いでしょう。この予想が狂うと後々返済で苦しむかもしれません。
返済期間全体にわたって返済に支障はないと判断出来たらそれを計画に纏めます。もし返済できない月が有るのであれば、その月は何かの支出を抑えるなどして、返済に回すか、借り入れ自体を止めるしかありません。支出を抑える場合も計画に明記しておきます。
滞納は信用に傷が付き後々不利
安易に借入してしまい、もし返済を滞納するようなことが有ると、金融機関やクレジットカードの信販会社の利用者に対する信用の評価には大きな傷がつくことになります。たとえ後々返済できたとしてもこの時の傷は以後大きく影響することになります。
例えば利用限度額を増額したいとしても、増額の審査は通りません。これは滞納したと言う情報が信用情報に書き込まれるためです。したがって利用限度額は増えず、もちろん金利もそのままという事になり、後々の利用でも高い利息が続くことになります。
さらに、他の金融機関でローンを利用しようとしても、例えば住宅ローンも組めないという事になりかねません。将来に渡ってとんでもない影響が出るわけです。この信用情報は滞納のような場合5年間残り、かなりの損失になる事は間違いありません。
銀行や消費者金融、信販業界などの金融関連の各業界ごとに設立された信用情報機関が管理する利用者情報を共有するためのデータベース。特に滞納などの悪い情報は業界間でも共有されるような仕掛けになっている。
返済できなくなってしまったら
もし滞納どころか返済が出来なくなってしまったらどうなるのでしょうか。返済の見込みがないのであれば傷口が大きくなる前に早いうちに手を打つ必要があります。具体的には債務整理です。債務整理は返済方法について調整することです。
最も簡単なのは利用者と金融機関の間で話し合い、利息の軽減などで返済し易くしてもらうことですが、そう簡単にはいかないので、結局裁判所も巻き込んで調停してもらうことになります。最悪の場合は債務を無しにしてもらう自己破産という方法を取ります。
この債務整理と言う方法では相手は金融機関ですから、金融の知識に乏しい利用者が自分で話し合ったのでは、不利な条件で話がまとめられてしまう可能性が高いため、実際には弁護士に相談して代理として金融機関と話し合って貰う方法を取ります。
【参考ページはこちら】
カードローンのよくある質問はこちら
しかし、海外に行ったときに現地通貨が必要になったような場合には便利使えるのがクレジットカードのキャッシング枠で、現地で日本円を両替するよりも有利に利用することができるそうじゃ。
国内で利用する場合にはキャッシングはカードローン、ショッピングはクレジットカードと使い分けたほうが良いじゃろう。
どちらを使うにしろ、借り過ぎると返済が心配になるから、借入れはできるだけ金額を絞って計画的に借りるのが良いようじゃのう。
特にお金を借りるような場合は、利息分も返さなければならないから金利をよく考えておかねば、損をしてしまうようじゃ。
金利はクレジットカードのほうが高いようじゃから、キャッシングだけを考えるのであれば、クレジットカードよりもカードローンを利用した方が有利に利用できるということになりそうじゃのう。