ブラックOK?審査が緩いカードローンは誰でも利用可能!?
審査が緩いカードローンというのがあります。比較的利用しやすいので、銀行など審査が厳しいカードローンは利用できないという人でも審査に通る可能性があるわけです。
一方、ブラックになってしまってはカードローン審査に通ることは難しくなると言われています。
審査が緩いカードローンはブラックでも利用できるのか、ブラックは審査が緩いカードローンなら利用できるのか、紹介していきましょう。
誰でも通るわけじゃない!?「審査が緩い」という意味は?
カードローンで「審査が緩い」というのはどのような意味でしょうか。誰でも通る?そういう事ではありません。審査が緩いとは、他社のカードローンと比べて審査に通りやすいという事を示しています。
また、他のカードローンの審査に落ちてしまった人が審査に通ったという実績があるカードローンというのも、審査が緩いという表現になっていますね。
他社のカードローンは通らなかったのにどうして通るのか、それは審査基準の違いにあります。
審査基準はカードローン会社によって異なります。A社は他社利用が2社までの計30万円までならOKとなっていてもB社は他社利用0社でなければNG、C社は他社利用4社で計50万円という基準になっているかもしれません。
他社借入が2社計40万円の借り入れがあるという人が申し込みをした場合、A社とB社には通りませんがC社には通ります。これが審査基準の違いです。
審査基準がある程度低く設定されていれば審査が緩いカードローンと言えるでしょう。(こちらもご参考に→カードローンの審査基準をチェック!)
他社で落ちてしまったのにどうして利用できるのか?という答えは、これで説明できます。ただし、審査項目は他社借入件数や金額だけではありません。
年収、勤続年数、過去の債務状況、家族構成や自宅についてなど様々な要素を総合的に判断します。1つの審査基準をクリアできても他の基準がクリアできなければ意味がないのです。
ですから、いくら審査が緩いと言っても利用できない人は出てきます。審査が緩いと聞いていたのに審査に落ちてしまった、という人は何らかの基準をクリアすることが出来なかったという事です。
審査が緩いカードローンは、誰もが利用できるという意味合いではありません。あくまでも、他社と比較したときに利用できる可能性があるという程度なのです。
リスクがある相手には貸せない!ブラックが審査に通らない理由
ブラックだと何故カードローンの審査に通らないのか、その理由を理解できていますか?ブラックというのは個人信用情報に事故情報が登録された状態です。事故情報というのは、次のことを指しています。
- 延滞
- 代位弁済
- 債務整理
- 強制解約
これらはお金を借りたけど期限通り返済することが出来なかった、契約通り完済することが出来なかったという状態です。
つまり、お金を貸した側として少なからずダメージを受けることがあったと言えます。予定していた利息収益が得られなければ困りますよね。
貸す側にとってリスキーなことがあるということは、個人信用情報を見ることで分かっているわけです。それにも関わらず、そのリスクを冒してまでお金を貸す必要があるのか、という点が判断されるわけです。
リスクがある新規顧客、積極的に利用してもらおうという考えにはならないですよね。お金を貸したところで返してもらえない恐れがある相手、それを示しているのがブラックという状況なのです。ですからブラックは審査に通りづらいのです。
ただし、ブラックは「審査に通りづらい」だけで「審査に通ることが出来ない」というわけではないということはしっかりと認識しておきたいですね。カードローン会社の判断次第ではブラックでも利用できることはあるのです。
延滞っていつからブラック扱い?60日が1つの目安!
ちなみに、延滞でブラック登録されるのは61日以上、もしくは3か月以上の延滞を起こした場合というのが一般的です。
信用情報機関では、通常の返済日から61日以上、もしくは3か月以上遅れた際に延滞情報が登録されるという規定にはなっていますが、61日と3か月では30日ほど日数に差がありますよね。
どちらの日数が適用されるかについては、その状況にならなければ分かりません。ですから、返済が遅れることがあっても60日以内に返済するようにしておくようにしておきましょう。
ブラックとは書いてない!?事故情報の登録内容とは
延滞、代位弁済といった事故情報は、信用情報に登録されるということを紹介しました。そして、カードローン会社は審査時に信用情報をチェックして、申し込み者の与信に問題がないかどうかを見ていくわけです。
しかし、ブラックと呼ばれている事故情報は信用情報に「事故情報」または「ブラック」と登録されているわけではありません。金融事故を起こした際の記載内容は、「異動」と書かれることになっているのです。
この「異動」が記載されると、ブラック扱いとなってしまいます。「異動」は、信用情報の返済状況欄に表記されるようになっていますから、誰が見ても何か金融事故を起こしたんだな、ということが分かるようになっているわけですね。
ブラックになるのは債務整理だけじゃない!その他原因とは
ブラックになってしまう原因、ローンの返済をしなかった、延滞してしまったという理由だけではありません。(こちらもご参考に→申込みブラックも危険?)
他にもブラックになってしまう原因があります。
- 短期間への複数ローン申し込み
- クレジットカード支払いの延滞
(クレジットカード払いにしている公共料金の滞納) - 携帯料金の延滞
これらが原因となってブラックになることもあります。短期間の複数ローン申込は申し込みブラックと呼ばれる状態です。申し込みをしたというだけでも、6か月間はその情報が信用情報に登録されます。
その期間中に繰り返しローン申し込みを行っている場合、金銭的に困窮していることが考えられるため実際利用していなくてもブラックとなる事があるのです。
これは要注意ですね。実際申し込みブラックになっている人は自覚がないケースも少なくありません。
ローン返済の延滞、遅延だけでなく、クレジットカードの支払い延滞や遅延もブラック登録の要因になります。クレジットカードも申し込みから利用までの情報が個人信用情報へ登録されますからね。
公共料金を延滞していると光熱費等が止められてしまうだけではありません。それがクレジットカード払いになっていれば、やはり支払いの延滞・遅延はブラック登録に繋がってしまいます。
意外と知らない!?携帯電話料金支払いと信用情報の関係
携帯料金については個人信用情報と無関係に思えますが、実は携帯電話の本体を分割払いで購入した場合、その情報は個人信用情報への登録対象となるのです。
最近では2年契約をして本体代金を分割払いにする契約方法が一般的になってきました。知らず知らずのうちに信用情報へ登録され、やはり携帯料金の支払い遅延や延滞でブラック登録になってしまう恐れがあるのです。
また、自己破産だけではなく任意整理や個人民事再生といった債務整理を行ってしまった、保証会社に代位弁済してもらった場合もブラックとして登録されてしまいます。しっかりとローン返済をするという事は基本であり重要な事なのです。
ブラックになると、信用情報に「異動」登録が行われるわけじゃから、カードローン会社が審査をする際には必ず知られてしまうことになってしまうわけじゃ。
ブラックにならないように、まずは気を付ける必要があるじゃろうな。
審査が緩ければブラックも利用可?返済能力が認められればOK
審査が緩いカードローンは、他のカードローン審査に落ちてしまうような条件でも利用できる可能性がある、という事を示しています。
ですから、ブラックでも利用できるような気もしますね。実際利用できるカードローンもゼロではありません。ですが、審査が緩いからブラックでも問題ない、と考えるのは浅はかです。
いくら審査が緩いと言ってもブラックという状態の人にお金を貸す場合慎重になってしかるべきですよね。審査が緩い=審査が無いということではないのです。
現在の収入や勤務先、債務状況を見て返済能力があるかどうかを審査によって判断するというのは変わりません。
審査通過の重要ポイント!勤続年数をチェック
ブラックでも、審査に通る可能性がゼロではないということは紹介しました。しかし、カードローン会社が「返済能力がある」と判断できなければ、審査に通ることはできません。
そこで重要なポイントの1つなるのが、勤続年数です。
1つの会社・勤務先で働き続けている年数のことです。勤務先が変われば、勤続年数もゼロからカウント再開となります。
カードローンの審査通過のためには、安定した収入を得ているということが重要になることは知っていますよね?安定した収入を判断する要素の1つが、この勤続年数なのです。
勤続年数が長ければ長いほど、安定した収入を得ることができると判断されます。最低でも1年以上、できれば3年以上の勤続年数があると安心です。
1年未満の勤続年数になると、試用期間であるケースもありますし、途中で解雇される、キツくなって辞めてしまうという可能性もゼロではありません。ですから、長く働いていること、自分から仕事を辞めてしまう可能性は低いということを示す必要があるのです。
安定した収入を得ることができ、返済する力が十分にあると認めてもらうことができれば、審査通過の可能性はアップします。
つまり、ブラックでも現在の状況が良いと判断されればカードローンを利用できる可能性はあるという事になりますね。
ただし、利用できる限度額は少額になることが多いでしょうし、返済期間も短くなっているかもしれません。短期少額の利用を基本として貸し倒れリスクに備えていることも少なくないのです。
このことをしっかりと認識しておきましょう。
返済能力があるということをアピールするなら、収入が安定していることが重要なポイントとなるじゃろう。
ただ、審査に通っても希望する金額が認められるかどうかは別の話じゃな。信用に応じた金額設定になるということは、覚えておくと良いじゃろう。
年数経過がカギ!ブラック状態が解除される条件
ブラックという状態、いつまでも続くわけではありません。ある条件を満たせばブラック状態は解除され、信用情報から事故情報が削除されることになります。
そうなればローンやカード審査も大きなハンデなく受けることが出来るでしょう。
ブラック状態が解除される条件、それは一定期間の経過です。基本的にブラックである情報は信用情報から5年~7年程度で削除されるようになっています。事故情報は削除されればブラックであったことを信用情報から知ることは出来ません。
自分がブラックである情報が削除、抹消されたかということを知るためには信用情報の開示請求をしてみましょう。
ただし、ブラックになってしまったときに掲載される官報は半永久的にデータが残る事となります。官報からブラックであることを調べられてしまえば審査に不利になる可能性はありますので、そこは認識しておきましょう。
半永久的にブラックである情報が残る可能性がある、という事も考えて、ブラックにならないような利用をするように心がけたいですね。
意外と簡単!信用情報の開示請求方法をご紹介
個人信用情報に登録されている情報は、本人であればその内容を知ることが可能となっています。それが、信用情報開示という制度です。
どの信用機関でも、信用情報開示を行うことができますが、その申し込み方法は異なります。そこで、信用機関ごとの開示請求方法をご紹介していきましょう。
信用機関名 | 請求方法 | 所要時間 |
---|---|---|
CIC | パソコン スマホ・携帯電話 郵送 窓口 |
パソコン・スマホ・携帯電話 …当日中(画面上で開示) 郵送…1週間~10日 窓口…その場 |
JICC | 携帯電話 郵送 窓口 |
携帯電話…1週間~10日(結果郵送) 郵送…1週間~10日 窓口…その場 |
全国銀行 個人信用情報センター |
郵送のみ | 10日程度 |
各信用情報機関で、開示請求の方法が異なることが分かりますよね。また、情報開示を依頼する際には、情報登録の有無にかかわらず次の手数料を支払う必要があります。
インターネット・郵送での開示請求…1,000円
インターネット・郵送での開示請求を行う際は、次のような支払方法があります。
- クレジットカード一括払い
- 定額小為替証書
- コンビニ
- 金融機関ATM
信用情報機関によって、支払方法が指定されています。申し込み時には、手数料の支払い方法もチェックしておくようにしましょう。
【参考ページはこちら】
ブラックでも銀行で借入できるマル秘テクニックとは
ただ、やはりある程度審査が緩いところじゃなければ利用するのは難しいじゃろうし、利用できても少額になってしまう可能性も高い。
ブラックにならないように、普段から気を付けておくことが大切じゃな。自分がブラックかどうか気になる場合は、信用情報機関に開示請求をして、一度チェックしてみると良いじゃろう。
いくら審査が緩いところに申し込みをしても、自身の状況が審査基準をクリアできれば意味がないわけじゃ。審査がどの程度緩いのか、それを調べておくのも大事じゃと言えるな。