労金のカードローンって?銀行や消費者金融と比較してみた
カードローンを利用しようと言う場合、殆どの人は銀行或は消費者金融を考えますが、日本にはそれ以外にもカードローンを提供しているさまざまな金融機関が有ります。
例えばよく見かける信用金庫や信用組合などは、正確に言えば銀行ではありません。
これ等に加えて是非知ってもらいたい金融機関に労金が有ります。
労金というのは労働組合や生活協同組合などが共同出資して設立したもので、会社員等に有利な条件で預金や融資を提供しています。カードローンでも労金を知らなきゃ損と言って良いでしょう。
まず知ることが重要!ろうきんとはどんな金融機関?
労金(通称ろうきんと書きます)というのは正式には労働金庫と言い、その業務は労働金庫法で規定されていますが、ほぼ銀行と同様の業務を行っています。
(⇒ろうきんカードローンのおすすめ記事)
組織的には労働金庫連合会と言う組織が有って全国のろうきんを統括するような形になっています。
しかし利用者から見ると全国各地のろうきんがそれぞれ独立した銀行の様に見えます。
サービス内容にしても、ろうきん毎にそれぞれ異なっており、その地域に合った営業をしていますので、利用する場合には自分の地区のろうきんの情報を調べてください。
ろうきんとは何か
ろうきんというのは労働者の為の団体である労組や生協が作り上げたと言う歴史が有るため、当初は労働者の利用を前提にしていましたが、現在では一部の業務については特に制限無しで誰でも利用できるようになっており、預金などには制限が有りません。
ろうきんはそれぞれ別組織だったことも有り、自分の通帳を別の地区のろうきんで利用できないなど、同じろうきんを名乗っていても不便だったのですが2007年になってやっと全国のろうきんがユニティシステムというシステムに移行して便利になりました。
その後2014年に現行のアールワン・システムへの移行が完了し他の銀行などのATMも利用する事が出来、しかも他金融機関のATM利用手数料はキャッシュバックされるので利用者は大変お得と考えて良い金融機関です。
全国に13のろうきんが有る
当初ろうきんは各都道府県ごとに設立されていたのですが、いろいろな経緯で現在では広域合併が進んで現在全国で次の13のろうきんに統合されています。
ろうきん名 | 営業区域 |
---|---|
北海道ろうきん | 北海道 |
東北ろうきん | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県 |
中央ろうきん | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県 |
新潟ろうきん | 新潟県 |
長野ろうきん | 長野県 |
静岡ろうきん | 静岡県 |
北陸ろうきん | 富山県、石川県、福井県 |
東海ろうきん | 愛知県、岐阜県、三重県 |
近畿ろうきん | 滋賀県、奈良県、京都府、大阪府、和歌山県、兵庫県 |
中国ろうきん | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 |
四国ろうきん | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 |
九州ろうきん | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県 |
沖縄ろうきん | 沖縄県 |
この13のろうきんの上位機関として労働金庫連合会があり資金決済等を行っています。
例えば首都圏には中央ろうきん、東海地方には東海ろうきん、近畿地方には近畿ろうきんなどの広域な営業区域を持つろうきんが有る一方、新潟、長野、静岡等にはそれぞれの県域を営業区域としている比較的小規模なろうきんが残っています。
今後更に合併が進んでいくのかそれとも現在の13のろうきんの体制で行くのかは不透明ですが、ろうきん毎にサービス内容に差がありますので、資金量の多い所と、資金量の少ないところと言う差で利用者の不利益が生じない様にしてほしいものです。
誰が利用できるのか
ではこのろうきんはどの様な人が利用できるのでしょうか。
先程も説明した通り、業務によっては誰でも利用できるようになっていますが、ろうきんというのは労働者のために設立されたという経緯がありますので、制限や待遇に差が出る場合も有ります。
そこでたとえばローンの場合誰が利用できるのかを見ていきましょう。まずろうきんには会員と言うものが有ります。
まず労働組合などの団体会員、もう一つには生協などの生協会員などが有ります。ローンの利用対象者はこの会員の構成員という点が基本になり次のように区分されます。
- 団体会員の会員構成員(各企業の労組組合員)
- 生協会員の提携生協組合員及びその組合員と同一生計の家族
- 上記以外の一般勤労者
ろうきんの業務は銀行と同じ
ではこのろうきんの業務と言うのはどのようなものなのでしょうか。先程ほぼ銀行と同じと説明しましたが、要するに預金、融資のほか振込なども行なえる金融機関としての機能を備えています。
しかも労働者向けの金融機関ですから労働者には有利に利用できます。
一般的にはろうきんと言うのはどうも良く分からない場所と思われていて、自分が利用できるのかどうかも不明で、利用しにくいと言う認識がありますが、このように一般の銀行と同じ機能を備えており、しかも有利に利用出来る可能性が有りお勧めなのです。
ろうきん側ももう少し宣伝して利用者を増やしても良いのではないかと感じます。
例えば生協を利用していてもろうきんとつながりがあると言うような話は知らないと言う人の方が多い筈ですし、自分が利用できると言う認識のある人はさらに少ないでしょう。
行動範囲に店舗は有るか
では自分も利用してみようと考える人も少なくないかもしれませんが、残念ながら店舗展開は他の金融機関に比べてそれほど多くは有りません。
そこで利用しようと思った人はます自分の行動範囲にろうきんの店舗が有るのかどうかを確認してみましょう。
また店舗はろうきんの場合何故か他の金融機関の店舗の様に目立つ作りになっていません。
実際にすぐ近くにろうきんが有るのに全然知らなかったと言う人もいるはずです。ですから、ろうきんの店舗を探す場合にはホームページを先に確認してみましょう。
もし店舗が近くに無く例えば隣の駅まで行く必要があると言うような場合でも、ろうきんの場合には預金の引き出しなどで、他の金融機関のATMを利用した場合でも利用手数料が事実上かかりませんから、それで問題が無ければ利用を考えましょう。
カードローンはマイプラン
ろうきんも銀行に準じた金融機関ですから、当然カードローンがあります。
カードローンは比較的新しい金融商品ですから、以前の様に全国のろうきんでバラバラという事では無くて、一応マイプランという統一した名称で展開されています。
ろうきんによっては別名称のカードローンも持っているところも有りますが、マイプランというのはどこのろうきんに行っても存在しています。
このマイプランも他の金融機関のカードローンに比べ、金利は同等或はかなり有利な設定になっていてお勧めできるものです。
そこでこのマイプランというカードローンについて調べていくことにしましょう。
ろうきんはカードローンの利用も会員や勤労者という事になっていますが、ろうきんによってはこれ等の利用者でもその所属団体などによって金利が違っていたりします。
要は会員になっている労組の組合員なのか、生協の組合員或はその家族なのか、一般の勤労者の扱いなのか調べてください。労組が会員でない場合もあるので注意してください。
ここでの説明では貸出限度額、利用限度額、極度額の3種類が使われます。
貸出限度額はそのカードローンでの最大融資額を表し、ろうきんの場合、極度額の最高額と表現されますが、ここでは貸出限度額に統一しています。
利用限度額は各利用者ごとに設定される利用出来る融資額の上限を表し、ろうきんではこれを極度額と表現しています。以下では他社と関連する場合利用限度額、ろうきん内だけの説明部分は極度額と表現してます。
名称は同じでも内容が違う
ただし各地のろうきんはそれぞれ独立した組織の為、同じマイプランという名前のカードローンであっても考え方としてはまったく違ったカードローンと思ってください。
マイプランの利用を考えていてインターネット上で調べている場合には、自分の地区のろうきんのマイプランを調べてから利用を考えましょう。
どこもかなり有利な金利設定になっていますが、他地区の情報を見ていたという事の無いように注意しましょう。
しかも先程説明した利用できる資格によっても金利などに差を設けている場合が有りますから、同じマイプランでも別の資格の所を見ていて、申込んでみたら思惑とは違っていたという事が無いように十分注意して調べてから申し込みを行いましょう。
例えば中央ろうきんと近畿ろうきんの融資金利は次のような違いがあります。
ろうきん | 団体組合員の構成員 | 生協の組合員或はその家族 | 一般の勤労者 |
---|---|---|---|
中央ろうきん | 3.875~7.075% | 4.055~7.275% | 5.275~8.475% |
近畿ろうきん | 6.150~8.550% | 6.330~8.730% | 6.550~8.950% |
また利用限度額は中央ろうきんのマイプランでは500万円ですが、他のろうきんでは300万円としているところが少なくありません。
2種類の定例返済が有る
返済方式は消費者金融で採用されているリボ払いではなく、月々の返済金額が各利用者に設定されている極度額にスライドして決まる方式が採用されています。
次にマイプランの返済方法ですが、中央ろうきんの場合、通常の金融機関の月々の定期返済にあたる定例返済には次の2種類あります。
返済方法 | 解説 |
---|---|
毎月返済 | 月々極度額に応じた一定額の月額返済 |
毎月・ボーナス加算返済 | 毎月の月額返済に加えてボーナス返済月にボーナス返済額の合計額を返済 |
毎月・ボーナス加算返済というのは要するに一般的に言うボーナス併用返済という事です。会社員にはうれしい返済方法ですね。
月々の返済額は前者の方式の方が高めの設定になりますが、極度額が50万円以内の場合にはボーナス時の加算は無く何方も同額で、30万円以内で5千円、30万円超50万円以内で1万円になります。
50万円以上のになると前者の返済方法では返済額が1万円を超えますが、後者の返済方式ではボーナス時の加算分を除けば100万円まで返済額は1万円のままでて大変返済し易くなっています。
これを超えると返済額が1万円超になり返済も苦しくなるでしょう。
全国の金融機関で利用可能
ではこのマイプランはどこで利用できるのでしょうか。いくら金利的に有利に利用できると言っても支店数の少ないろうきんのATMでしか利用出来ないのであれば、使い勝手は良く有りません。
しかし安心してください他の金融機関のATMでも利用可能です。
また最近の他のカードローンのようにコンビニでの利用にも対応しています。
これによって全国にきめ細かいATMネットワークがつくられたのと同じように何処に行っても利用する事が出来るようになりました。そこで心配になるのがATMの利用手数料です。
ネットバンキングにも対応
また最近の銀行業務で注目されているのがインターネットを利用して様々な銀行のサービスを自宅や出先から利用出来るネットバンキングです。
ろうきんの場合全国的なシステムが確立されるのが遅かったりしましたが、現在は万全で、ろうきんダイレクトと呼ばれるネットバンキングが用意されています。
このネットバンキングを利用すればカードローンのマイプランの利用も可能になり、たとえ近くに利用出来るATMが無かったとしても、振込をしてもらうことは可能です。
全国的なシステム一体化が遅かったという事は、それまでに出現していた様々なサービスについても考え抜かれたシステムであるという事になりますから、考えてみれば使いやすいネットバンキングとして研究されていてもおかしな話ではありません。この点でも立派なシステムです。
分からない時は相談会を予約
ろうきんと言うのは会員と言う特殊な考え方が有りますので、なかなか一般人に利用方法が理解されない面があります。
会社の労組でも説明してくれるところは有りますが、やはり利用を検討するには直接ろうきんの話を聞きたいと考えるでしょう。
そこでろうきんでは相談会を開催しています。この相談会に行ってろうきんの様々なサービスやシステムについて話を聞いてみてください。
ホームページなどを読むよりもずっと分かりやすいと思いますし、より有利な利用方法が分かる可能性も有ります。
ただしこの相談会は常時行っているわけではありません。参加するには予約が必要になっています。
そこで利用を考えている場合にはさっそく予約を入れて話を聞きに行きましょう。それにしても相談会よりもいつ行っても話が聞けるようにならないものでしょうかね。
要するに利用者から見る場合には、それぞれ営業区域が違う13の別々の金融機関があると思えばよい。
利用する場合には、自分の地域のろうきんのマイプランを調べることが必要じゃ。ろうきんならどこの情報でも同じだろうなどと思ってはいかんぞ。
何かわからんことが有ったら、ろうきんの相談会に行って聞いてみてはどうじゃろうのう。
マイプランは有利なの?銀行や消費者金融と比較する
では実際に利用する場面を考えてみましょう。カードローンを選ぼうと言う時多くの場合、銀行か消費者金融を念頭に置きます。
ろうきんも加えると言う人はろうきんを良く知っている人だけでしょう。ろうきんももう少し利用者獲得競争が必要ですね。
そこで、ここでは実際にカードローンを選ぶときに参考するため、ろうきんのマイプランを含めて、様々なカードローンを比較してみることにしましょう。
ろうきんの貸出限度額の比較
まず最も気になるのがいくらまで借りられるのかという点ではないでしょうか。ここでは中央ろうきんと大手銀行2行、大手消費者金融2社を比較してみましょう。
金融機関 | 貸出限度額(万円) | 金利(年利) |
---|---|---|
中央ろうきん | 500 | 5.275%~8.475%(一般勤労者) |
大手銀行MT | 500 | 4.6%~14.6% |
大手銀行MZ | 1000 | 4.0%~14.0% |
大手消費者金融A | 500 | 4.7%~18.0% |
大手消費者金融P | 500 | 4.5%~17.8% |
殆どの大手と言われる金融機関の貸出限度額は500万円以上になっています。ただしこの他の金融機関を見ると500万円と言うのは少数派で、多くは300万円程度になっています。
したがってろうきんも一般の銀行や消費者金融と遜色のない金額の借り入れが出来る可能性があるわけです。
ただし、どこであっても最初から貸出限度額一杯まで借りられる訳ではありませんので、最初に利用出来るお金についてはどこでもまず大きな違いはありません。
もし将来大きなお金を借りたいという場合には貸出限度額を参考にしておく必要が有るでしょう。
ろうきんの金利の比較
次に金利を見ていきましょう。同じ表に金利が示してありますが、中央ろうきんの場合には先ほど示したように利用者の資格により違い、例えば会員労組の組合員の場合には3.875%~7.075%が適用されます。
金利の場合申込時に適用になるのは最大金利だと思ってください。
したがって銀行の場合には14%台、消費者金融の場合には17~18%となっています。
これに対して中央ろうきんの場合最大でも8.475%となり、金利的に考えると非常に有利な借り入れが出来ることは間違いありません。
ろうきんの中には条件さえ整えば最低2%台の金利を付けている場合も有りますので、自分が利用出来るろうきんで適用になる金利を確認してみてください。
実際に利息を計算してみよう
実感が湧かないかもしれませんので、実際に利息を計算してみましょう。簡単のために10万円を30日間借り入れする場合を考え、それぞれ最大金利が適用になるとします。利息の計算は
で計算します。
まず中央ろうきんの場合は最大金利は8.475%ですから利息は
となります。次に大手銀行MTの場合は最大金利が14.6%ですから利息は
となります。最後に大手消費者金融Aの場合には最大金利が18.0%ですから利息は
となります。もちろん返済では一気に10万円返済することはまずありませんから、少しづつ減りながら毎月利息を払っていくことになります。
この1カ月分だけ見ても分かるように、中央ろうきんのマイプランがいかに有利なのかが分かるでしょう。
利用出来るのであれば非常に有利
そこでこれにならって自分の利用出来るろうきんのマイプランで利息を計算してみましょう。如何に有利な借り入れが出来るか実感してみてください。
ただし先程も言いましたが店舗数が少ないですから、注意する必要があります。
殆どはATMの利用で預金も借り入れも可能でしょうから問題は無いかも知れませんが、利用者によっては頻繁に店舗に行かなければならない人もいるかもしれません。
そういう人の場合には店舗に行くのに交通費がかかってしまって有利さが無くなるかもしれません。
自分が利用するとして、利息だけで判断するのではなくよく利用場面を考えて本当に有利な利用が出来るのかという事を考えてみてください。
よく検討して最も有利に利用出来るものを選びましょう。有利と思ったものが損だったという事も有るので注意しましょう。
変動金利の為注意が必要
ただし、このろうきんのマイプランの金利は変動金利で見直しが入りますので、ずっと有利なのかどうかの保証はありません。
しかしここで挙げた大手銀行のカードローンも変動金利ですので、経済情勢によって同じような動きになる事が予想されます。
つまり金利が動いてマイプランの金利が上がったとすれば、大手銀行のカードローンでも変動幅は違うかもしれませんが、同じ方向で動くものと予想できます。
したがってこれだけ大きな金利の差が有る場合には有利さが逆転するようなことはそうそう無いでしょう。
便利に利用できるかどうかが重要
カードローンというのは有利に利用する事も重要ですが、便利に利用する事も重要です。
したがって金利や利用限度額の他にも自分がカードローンに何を期待しているのかを十分考えなければなりません。
特に長期に利用するものですら先も見通さないといけません。金融機関は長く付き合えば付き合うほど大きなお金を貸してくれたり、金利が下がったりするものです。
ですから使い難いから別のに替えれば良いと言うように考えていると、いつまでも付き合いが浅く有利な利用が出来ないと言う事にもなりかねないのです。
マイプランの貸出限度額は300万円から500万円でろうきんによって違うが、銀行や消費者金融と比較して大差はない。特に将来大きなお金を借りる予定でもあれば別じゃが、そうでもなければ問題は無い筈じゃ。
金利はろうきんの利用資格によって違うようじゃが、高くても8%台で銀行と比較しても大変有利な設定じゃ。
あとは自分が便利に使えるかどうかという点が気になるところかのう。
自分の使い勝手が重要!判断基準を作って評価しよう
最近では多くの人がインターネットを利用しますが、そこには膨大な情報が蓄えられています。
そこでカードローンを調べてそこで勧められているものが良いと思い込んで、よく考えもせずに利用するカードローンを選んでしまう人がいますが、大変まずいことです。
他の人が勧めるのはその人がそのカードローンが良いと思ったからであって、選んだ基準はその人かあるいはさらにその元にある参考の記事を書いた人と言う事になります。
つまり自分の基準は何処にも入っていないのです。こんな選び方で良い筈は有りません。
自分は何を重視しているのか
つまりここでいくらろうきんのカードローンが有利だと言っても、利用者によっては利用しにくい環境にいる可能性も有る訳です。
そういう人がマイプランを選んでも、結局あまり利用しないままでそのうちに忘れてしまう事になってしまうかもしれません。
したがって、これからカードローンを選ぼうと考える人には、落ち着いて選んでほしいのです。
まず必要なのは自分の使い勝手を考えそのためにはカードローンの何を重視するのかという事です。金利重視ならマイプランはお勧めですが、将来1000万円は利用したいと言うのなら駄目です。
そこで選ぶ際にはまず自分が何を重視しているのかについて考えてみる事から始めましょう。
金利、利用限度額はもちろん利用出来るATMの位置なども重要なポイントという事が出来ます。そのほかにも人それぞれで重視する点があるのでそれを考える事が必要です。
他金融機関の場合手数料も重要
見落としがちなのがATM手数料です。マイプランはキャッシュバックが有るため実質無料で提携金融機関のATMが利用出来ますが、他の金融機関の場合にはそうとは限りません。同じようにキャッシュバックされるところも有れば手数料が掛る場合も有ります。
例えばマイプランよりも有利な金利設定のカードローンが有ったとします。しかしATMの利用手数料は掛ったとしましょう。
そうした場合、利用方法によってはATMの利用手数料が利息の額を越えてしまう事も有り、有利だったものが不利になる場合も有ります。
したがって、他の金融機関のカードローンを調べる場合にはATMの利用手数料も考慮に入れておく必要があります。
特に利息を重視する場合には金融機関に払わなければならないのは何も利息だけではないということを憶えておくようにして下さい。
利用可能カードローン資料を収集
次に行うことは資料を集めることです。利用できるカードローンは自分が居住しているか勤務先の所在地を営業区域内に持つ金融機関という事になります。
もちろん都市銀行や大手消費者金融或はインターネットで申込める遠方の消費者金融も含みます。
こういった金融機関のカードローンの内どのカードローンが自分に合ったものであるかは分かりませんから、それを調べるためにそれらのカードローンの資料を集めましょう。最近ではコンビニにもATMが有るのでかなりたくさんのカードローンが使えるはずです。
もちろん実際にATMや店舗まで行っても良いのですが、面倒であればインターネット上からホームページを検索して情報を集めても構いません。
後になって分からないところが有ればその都度調べ直せばよいだけです。抜けが無いように慎重に調べましょう。
自分なりの評価基準を作る
次に最初に考えておいた重視する点から、それぞれのカードローンを評価するチェックリストを作ります。要するに自分で評価する為の評価基準作りです。
他人の評価ではなくて自分なりの評価をするためにぜひ必要ですから時間をかけてでも作りましょう。
そこで重視する点から具体的なカードローンへの要求項目を挙げ箇条書きにして行きましょう。
例えば金利で言えば金利が低いだけでは分かりませんから、金利は何%以下と言うように具体的に評価できるように決めていくようにします。
もし要求がはっきりしないようなところは後に回しても良いですし、その時点で調べ直しても構いません。
あまり急がず正確を期した方が良いでしょう。自分の基準を作るのは大変ですが、それが使い勝手に繋がっていきますから、重要なステップです。
評価基準でカードローンを評価
評価基準が出来たら各項目に重みを点数にして付けてください。より重視する点は大きな重みを付けます。
例えば金利を重視するなら金利に対する基準の重みを大きくして評価時の影響を大きくしておきます。この重みで実際の評価を行うことになります。
ここまでできたらこの評価基準を使って、集めておいたカードローンの情報から各カードローンを採点します。
採点は当て嵌まる評価項目の重みをすべて足すことによって行ないます。情報が足りない場合には更に調査するか直接問い合わせて聞いてみましょう。
すべて採点し終わったら採点結果を見てみましょう。点数の最も高いカードローンが自分の要求を最も満たすカードローンです。
この採点で決めても良いですし、上位何件かの内からさらに検討して良い物を選ぶと言う選び方も良い方法と言えるのではないでしょうか。
自分の判断で決めるのが重要
この評価では自分だけではなく、他の人に手伝ってもらって構いません。
評価項目さえ決まっていれば自分でもできるだろうと言う人もいますが、評価の段階ではどうしても第三者的な目で見る事が出来ず、評価が偏ってしまう事を排除できません。
しかしながら最終決定は自分で行なうようにしましょう。自分の利用するカードローンですから自分で選ぶのが当たり前です。
そうでなければ自前の評価基準を作る意味が有りません。しかし注意すべき点があります。もし選んだものが使い難かったらどうでしょう。
何か良くないことが有ると人に責任を押し付けることを考えがちです。
誰かに評価を手伝ってもらうと、結果がうまくいかない場合、その人に責任を押し付ける人がいるのです。
しかし言うまでも無く責任は自分にあるのです。間違えてはいけません。
【参考ページはこちら】
カードローンのよくある質問をチェック!
ろうきんといっても地域ごとに全国に13あって金融商品の品ぞろえやその内容はそれぞれ独立しておるので、利用する側から見れば別の金融機関と見たほうが良いようじゃ。
カードローンもマイプランという名前は統一しておるが内容はそれぞれ違っておるので、利用を検討するときは注意が必要じゃ。
マイプランは貸出限度額は他の金融機関とそん色はないうえに、金利が大変有利な設定になっておるので、使い勝手さえ自分に合っているのであれば、利用を検討してみる価値があると思うぞ。
その判断のためには自分がカードローンの何を重視するのかをよく考えて、その点から他のカードローンと比較検討する必要が有る。利用開始後に満足できるかどうかは誰かの使い勝手ではなく自分の使い勝手で検討することが何よりも重要じゃ。
以前は利用するためにはいろいろと条件があったため、誰もが利用できるわけではなかったのじゃが、最近は条件が緩和されて利用出来る範囲も大きくなっておるので、そろそろ身近な金融機関として認知されても良い頃じゃ。
ろうきんは現在全国に13あるので自分の地域はどのろうきんが使えるのか調べてみておくと良いじゃろ。もちろんろうきんにもマイプランというカードローンがあるので、カードローンの利用を考えているなら、選択肢の一つに挙げておいて損は無いぞ。