カードローン審査の「困った」を解決
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じっくり検証!70歳以上でもカードローンは組めるのか?

貸金業者から借金をするというのは、かつてはとても後ろ暗いイメージが伴う行為でした。しかし、現在のカードローンやキャッシングは、とても気軽に使えるイメージになりましたよね。

CMなどを見ていると、誰でもカンタンに借入できるような錯覚を覚えますが、実際は借入条件というものがあります。様々な条件がありますが、年齢に関するものもそのひとつです。

若い人なら考えたこともないかもしれませんが、年齢要件は意外と大切なものです。今回は、70歳以上でもカードローンを利用することができるのか、できないなら他の借入方法はないのかという点について、掘り下げて考えてみたいと思います。

カードローンには年齢制限がある!?どんな人が申し込めるの?

実は、カードローンには対象年齢が存在します。この対象年齢に合わない人は、どんなに収入があってもカードローンを利用できないのです。

まずは、この年齢制限を始めとする、カードローンの利用条件から見ていきましょう。

カードローンの利用条件

カードローンの利用条件には、大きく以下の3つがあります。

  • 年齢20歳以上65歳未満であること
  • 安定継続した収入があること
  • 保証会社の保証を受けられること

年齢に関する条件と、収入に関する条件があり、これらの条件を満たすと保証会社の保証が得られ、審査に通るのです。なので、実質的には年齢と安定継続した収入の2条件と言えますね。

カードローン利用の上限年齢は?

収入も大事ですが、そもそも対象年齢の範囲内でなければ、大金持ちでも申し込むことはできません。

では、カードローンの年齢制限はどうなっているのでしょうか?

カードローンに申し込める年齢の下限は、満20歳です。学生ローンなどで、まれに18歳から申し込めるところもありますが、とても少ないです。20歳のお誕生日が来ないと、カードローンに申込むことはできないと思っておいた方がよいでしょう。

では、上限年齢はどうなっているでしょうか?前節に「65歳未満」と書きましたが、そうなっているところが多いものの、必ずしもすべての消費者金融や銀行などがこの上限年齢を設定しているわけではありません。

各貸金業者の上限年齢

では、実際にいろんな貸金業者の申し込み条件に記載されている、上限年齢を見てみましょう。

貸金業者名 上限年齢
みずほ銀行 66歳未満
三井住友銀行 69歳以下
三菱UFJ銀行 65歳未満
イオン銀行 65歳未満
東京信用金庫 65歳未満
アイフル 20歳以上
(70歳になった時点で新たな借り入れは停止)
プロミス 69歳以下
SMBCモビット 74歳以下 ※

※SMBCモビットは収入が年金のみの方はお申込いただけません

主に大手の銀行や消費者金融のカードローン商品における、申し込みできる年齢の上限を表にしました。(こちらもご参考に→銀行カードローンは高齢者でも借りられる?

消費者金融は多くのところで69歳以下になっており、信用金庫はご紹介した東京信用金庫だけではなく、全国の多くの信用金庫で65歳未満となっています。銀行に関しては、65歳未満から69歳以下まで、幅があります。

70歳以上は原則カードローンを使えない

というわけで、基本的に70歳以上になるとカードローンは使えないと考えて良いでしょう。

以前は60歳未満というところも多かったのですが、現代の60代はお元気な方も多く、再雇用されて働き続けるケースも多いです。そのような世相を反映して、年金受給者となってからもしばらくは申し込みが可能となっているのです。

ただ、70歳を越えてしまうと、やはり働いている人の数は大きく減りますし、年金以外の収入はないという方も増えます。そのため、借入可能な年齢の上限は70歳未満となっているのです。

とはいえ、地方銀行や一部の信用金庫などの小規模で地域密着型の経営をしている金融機関では、まれに70歳以上でも大丈夫なところがある可能性もあります。70歳を過ぎても年金以外の収入があれば、それを材料に相談してみる価値はあるかもしれません。(⇒カードローンが利用できるかどうかは職業で決まる?

どうしてもカードローンが良いという70歳以上の方は、地元の小規模な金融機関を当たってみてもよいでしょう。

カードローンには年齢制限があることを意識している人は多くないかも知れないが、大事なことなんじゃ。特に60歳を過ぎてからカードローンに申込むときは、何歳まで更新ができるのか確認して、より長く使えるところを選ぶのも賢い手じゃよ。

中小規模の金融機関のごく一部では70歳以上でも使えるカードローンもあるようじゃが、その数はとても少ないんじゃ。原則、70を過ぎたらカードローンは利用できないと考えた方がよいんじゃな。

探せば意外とたくさんある!?高齢者向けローンを利用しよう!

前章では、一番上限年齢が高い消費者金融系でも、70歳を越えるとカードローンは利用できなくなるということをお伝えしました。

しかし、ローンカードを使う形をとらない、一般的なフリーローンや高齢者向けのローンでは、70歳以上でも借りられるものがあります。

ここからは、そのような高齢者向けローンをご紹介します。

京都中央信用金庫のシニアライフローン

京都府にある京都中央信用金庫の高齢者向けローンである、「シニアライフローン」からご紹介します。この商品の概要は、以下の通りです。

項目 内容
限度額 100万円以内(1万円単位)
金利 3.40%(変動金利)
申し込み条件 ・京都中央信用金庫で公的年金を受給中もしくは、
公的年金振込指定変更手続きを完了した人
・申込時満60歳以上、完済時満80歳以下の人
・一般社団法人しんきん保証基金の保証が受けられる人
・京都中央信用金庫の定める融資基準を満たしている人
・京都中央信用金庫の営業エリアに自宅か勤務先がある人
必要書類 ・年金証書
・年金裁定通知書などの年金受給額の確認できる書類
・見積書などの資金使途を証明する書類
・運転免許証などの本人確認書類

ご覧のように、年金生活者のためのフリーローンです。80歳までに返済し切ることができるなら70歳を越えてもじゅうぶん申し込むことができます。

京都中央信用金庫の営業区域は滋賀県や大阪府にもありますので、関西近辺の高齢者の方は検討してみてはいかがでしょうか。

この他にも、日本全国各地の信用金庫には、同じような内容のシニアライフローン商品があるところが多いのです。その他の地域の方も、お住いの地域の信用金庫に相談してみてくださいね。(こちらもご参考に→信用金庫のカードローン情報

福島銀行の「シニアサポート」

もう一つ、年金受給者の方々向けのフリーローンをご紹介します。こちらは、福島県にある第二地方銀行の、福島銀行から出ている商品です。

商品概要は以下の通りです。

項目 内容
限度額 10万円以上100万円以内(1万円単位)
金利 4.8%(固定金利)
申し込み条件 ・満60歳以上75歳以下で完済時80歳以下の人
・福島銀行にて年金を受取している人
必要書類 ・運転免許証などの本人確認書類
・直近の年金振込通知書などの所得証明書類

株式会社ジャックスが審査および保証を行いますので、保証料は金利に含まれています。ただし、取り扱い手数料が2,160円かかりますのでご注意ください。

カードローンが使えない高齢者のニーズに応えるべく、ちゃんとシニア向けローンがあるのはありがたいことじゃな。

限度額は普通のローンに比べたら少なくなってしまうのはやむを得ないが、引け目を感じずに申し込むことができるのは嬉しいことじゃ。

その金融機関で年金を受け取っていることが条件になるところが多いから、ご自身が年金受給している銀行などに問い合わせてみるのも良いんじゃよ。

使い道が決まっているなら、自動車ローンなども活用しよう!

前章では、年金生活者向けのフリーローンをご紹介しました。これなら70歳以上でも堂々と申し込むことができますよね。でも、70歳以上でも申し込めるローンは、シニアライフローンだけではありません。

仙台銀行マイカーローン(オリコ保証)

使い道自由のカードローンやフリーローンとは趣が違ってしまいますが、使い道が決まっているのなら高齢者でも申し込めるローンの幅が広がります。たとえば、配偶者の介護や通院などで車が必要になったときなんかに、カーローンを組むことはあり得ますよね。

自動車ローンでも、65歳未満しか申し込めない金融業者も多いのですが、中には70歳以上でもOKなところがあります。

仙台銀行のマイカーローンも、そのうちのひとつです。以下の表に、その概要をまとめます。

項目 内容
限度額 10万円以上1,000万円以内(1 万円単位)
金利 2.15%~4.8%(変動金利)
申し込み条件 ・申込時の年齢が満 20 歳以上で、完済時 75 歳以下の人
・安定継続した収入がある人
・(株)オリエントコーポレーションの保証が受けられる人
・仙台銀行の所定の審査基準を満たしている人
必要書類 ・運転免許証などの本人確認書類
・見積書などの使用使途証明書類
・印鑑

注意したいのは、仙台銀行にはジャックスが保証するカーローンもあるのですが、そちらは65歳以下の人しか申し込めない点です。65歳を越えた方が申し込むなら、上記のオリコが保証するカーローンになりますので、お気を付けください。

車の購入や修理など一般のカーローンと同様の使い道はもちろん、借り換えローンとしても利用できるのが有り難いポイントです。

担保付きのローンにしてみる

大手消費者金融や銀行系はもちろん、ここまでご紹介してきた信用金庫や地方銀行のカードローンやフリーローンは、どれも担保・保証人不要というお手軽なものです。いまどき、担保が必要なのは、住宅ローンのような大きな金額の融資くらいです。

しかし、高齢者の利を活かして借入をするためには、年金や土地・家を担保にするのも有効な手段です。特に地方にお住いの高齢者の方々は、土地や家といった不動産をお持ちの人も少なくないでしょう。

その一例として、「リバースモーゲージ」という制度があります。リバースモーゲージとは、「住宅担保型老後資金ローン」とも呼ばれ、高齢者と言われる年齢の方々が自宅を担保にして借入をするというものです。担保にした自宅には、これまで通り住み続けることが可能です。

しかも、カードローンなどと違って融資期間中は、返済しなくてもよいのです。契約期間が終わったら現金で返済するか、自宅を売却したお金などで返済をすればよいのです。

三井住友信託銀行のリバースモーゲージ

リバースモーゲージには、自治体が運営しているものと、民間の金融機関が販売しているものとがあります。

今回は、三井住友信託銀行のリバースモーゲージ商品をご紹介しておきます。

項目 内容
限度額 担保の自宅の評価額まで
金利 短期プライムレート+1.5%(変動金利)
申し込み条件 ・契約時に満60歳以上満84歳未満の人
(枠内引出自由型の場合は、契約時に満60歳以上満80歳未満)
・原則自宅に一人暮らしまたはご夫婦二人暮らしの人
・担保不動産に第1順位の根抵当権を設定する人
・三井住友信託銀行で遺言信託を利用する人
担保の対象となる不動産 ・申込者所有の以下のエリア内にある土地付一戸建住宅
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県
・担保不動産の土地評価額が原則8,000万円以上

使い道は、事業性資金以外なら完全に自由です。対象年齢は、80歳越えでもOKです。通常のローンではちょっと考えられないですよね。持ち家がある方は、検討してみてはいかがでしょうか。

目的別ローンなら使い道が決まっている分、貸し倒れになるリスクは少ないとされているから、70歳を越えても申し込める商品がちらほら見つかるんじゃよ。

それから、年金担保型ローンや、土地付きの家を担保にする「リバースモーゲージ」というローンも、高齢者には見逃せないんじゃ。

リバースモーゲージは、担保の家にそのまま住み続けながら融資を受けられるのがポイントじゃな!多くの金融機関で取り扱っているから、興味のある方はぜひチェックしてみてほしいんじゃ。

70歳以上ならカードローンよりもシニア向けローンが現実的!

カードローンを最も多く利用している年代は、20代~30代と言われています。なので、年齢制限を気にしながらカードローンを選ぶ人は、あまりいないのが現状かもしれません。しかし、中年期以降は特に、更新ができる年齢の上限を確認しておいた方がいいでしょう。

一般的に消費者金融はカードローンに申込める上限年齢が高めですが、それでも70歳を越えてしまうと申し込めません。また、更新や新たな借り入れもできなくなります。

したがって、70歳以上で借入を考えたい場合は、カードローンよりも高齢者向けローンや目的別ローン、もしくはリバースモーゲージなどを検討したほうがよいでしょう。これなら年齢を気にせず、堂々と申し込むことができますよ!

【参考ページはこちら】
カードローンを利用できる年齢制限は?

年齢を重ねるといろいろな部分で制約が出てくるもんじゃが、カードローンに申込めないというのも、そのひとつじゃな。残念じゃが、仕方のないことじゃ。

その代わりに、高齢者向けローンや年金担保型ローン、さらにはリバースモーゲージなど若い人には利用できない商品もたくさんあるから、悪いことばかりではないんじゃ。

70歳以上なら長年お付き合いしてきた金融機関があるじゃろうから、そこに問い合わせてみると良さそうじゃ!

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