誰でも利用できる！ＪＡバンクカードローンについて

ＪＡと聞くと農家のイメージありませんか？「農家ではないから利用できない」なんて勘違いはしていませんか？ＪＡは農家でなくても利用はできるのです。カードローンの利用条件を見ても、JAの組合員であることが条件に入っていないところがありますよ。

そのため、誰でも利用できるカードローンだと言えます。けれど、ＪＡバンクのカードローン利用条件は各ＪＡによって違います。そこで、ここではJAバンクあいちとJA福岡市の2ヶ所を比べて違いを見てみましょう。

意外に知らない！ＪＡバンクは各社で利用条件が異なる

ＪＡは全国にありますよね。あなたの住む地域にも、JAはあることでしょう。けれど、詳しく見てみるとＪＡあいちやＪＡ福岡市などのようにJAの後に地名が入っています。これは銀行で言う○○銀行△△支店といったものではないのです。JAは、それぞれの地域で独自のサービスを行っています。

そのため金利やカードローンの利用条件などは、各地域で異なっているのです。

JAバンクとは

JAバンクとは、地域の方により身近で便利、そして安心なメインバンクとなる事を目指しており、利用しやすいように手数料無料の提携ATMが全国に展開されていたり、無理なく使える多種多様なローンが用意されていたり、地域のニーズに合わせて様々なサービスがあります。

ここから先はカードローンの利用条件について、ＪＡあいちとＪＡ福岡市の2社を比べながらみていきますよ。

ＪＡバンクあいちではワイドカードローンが魅力的！

ＪＡバンクあいちでは50万円まで借りられる「ワイドカードローン50」と300万円まで借りられる「ワイドカードローン300」があります。

利用条件は以下になっています。

その他にも以下のことが共通の利用条件となっています。

• ＪＡとの間でカードローン取引を行っていない
• その他ＪＡが定める条件を満たしている

50万円まで借入れできる「ワイドカードローン50」なら20才以上という年齢条件を満たせば年収や勤続年数は問わないことになっていますので、条件を満たしやすいですね。

300万円まで借入れできる「ワイドカードローン300」でも前年度税込年収が400万円以上で申し込みができますので、高額な借入れを希望する時には申込みやすいですよ。ただし、年収400万円で300万円の借り入れを希望するなら返済計画もしっかり立てておく必要がありますね。

条件を満たしていても返済比率を計算した時に返済の見込みが無ければ借入れは出来ませんよ。

気になる融資金利

お金を借りる時には、気になるのが融資金利ですよね。JAバンクあいちでは、一体いくらの金利でお金を借りることができるのか？実は、ホームページからは知ることはできず、融資金利は店頭掲示となっています。借入れについて相談する時に金利も知ることができますよ。

ワイドカードローン50もワイドカードローン300も変動金利型となっているので、こまめに金利をチェックする必要がありますね。

変動金利とは

変動金利とは、金融情勢に応じて金利が変動するタイプになります。金融情勢が良ければ、金利は低くなり、金融情勢が悪ければ金利は高くなるのです。ほとんどの金融機関では、年に2回の金利の見直しがありますよ。

変動金利では、金利が上がると返済額が増えたり、元金が減りにくくなったりします。けれど、固定金利よりも金利が低めに設定されている場合が多いですので、低金利の間に完済できれば、総返済額が少なく済むメリットがありますよ。

返済方法

返済方法は、自動引落しとなります。前月の借入残高に応じて返済額が決まりますので、その金額が毎月の約定日に返済用口座から引き落とされますよ。毎月決まった返済の他にも任意返済ができますので、お金に余裕のある月はJA窓口やATMから貸越専用口座へ入金すると、随時返済ができますよ。

ただし、任意返済をした場合でも毎月の自動引落しはありますので、毎月の返済額は除いて随時返済をしましょう。

返済額

それでは、返済額はいくらになるのか見ておきましょう。ワイドカードローン50の場合は以下になります。

ワイドカードローン300の場合は以下になります。

上記の金額を返済日まで返済用口座へ用意する必要がありますよ。

ココが違う！ＪＡ福岡市では保証会社が選べて借りやすい

ＪＡ福岡市のカードローンでは「30万円・50万円・100万円・200万円・300万円」のコースから選ぶことになっています。あらかじめコースが決まっていますので、40万円の借り入れを希望する場合では50万円コースの利用条件を満たす必要がありますね。

JA福岡市では、基金協会保証と三菱UFJニコス保証の2種類の保証会社から1社を選ぶことになっています。同じ借入金額でも、保証会社によって利用条件が違いますので、条件を満たすことができる保証会社を選ぶことがポイントですね。

つまり、保証会社は「基金協会保証」と「三菱UFJニコス保証」の2種類がありますが、保証会社によっても利用条件が違うのです。

農業信用基金協会とは

保証会社は基金協会保証となっていますが、正確には福岡県農業信用基金協会ですね。農業を営む者、農業に従事する者、農協、同連合会、農業協同会社等が農協、信農連、農林中金、銀行等から資金を借入れする時に、保証会社となってくれるのです。

具体的には、農業者等は農業信用基金協会に保証料を払い、返済が困難になった時には、農業信用基金協会が農業者等に代わって、金融機関に対して立替返済をしてくれるのです。

もちろん立て替えてもらった金額は農業信用基金協会へ返済する必要がありますよ。けれど、農業信用基金協会が保証会社となることで、JA福岡市が農業者等にお金を貸しやすくなるのです。ただし、この保証会社を選べる人は組合員に限られていますよ。

基金協会保証の場合の利用条件は？

基金協会保証の場合では以下の利用条件となっています。

• 当ＪＡの組合員（借入時までに組合員に加入できるとＯＫ）
• 契約時の年齢が20才以上65才未満
• ＪＡとの間でカードローン取引を行っていない
• 保証機関の保証が受けられる
• 契約金額に応じた年収・勤続年数を満たしている

※契約金額に応じた年収・勤続年数は以下の表になります。

いかがですか？借入金額300万円で年収700万円以上が必要となりますが、消費者金融で考えますと300万円借りようと思ったら総量規制によって年収900万円以上必要となりますので、その点では利用条件は緩く感じますね。

30万円・50万円の借り入れを希望する時には勤続年数の条件もありませんので、「同一勤務先で3年も働いていない…」という場合でも申込みやすいですね。

三菱UFJニコス保証とは

三菱UFJニコス保証とは、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、三菱UFJフィナンシャル・グループと農林中央金庫、JAバンク、地方銀行、事業法人等との信頼関係によって、保証会社としての役割を担っています。いわゆる保証人の代わりですね。

こちらの保証では、農業者等といった対象に条件がありませんので、JAの組合員以外の方も利用できますよ。

三菱UFJニコス保証の場合の利用条件は？

三菱UFJニコス保証の場合では以下のようになっています。

• ＪＡとの間でカードローン取引契約を行っていない
• 保証機関の保証を受けられる
• その他当ＪＡが定める条件を満たしている
• 契約金額に応じた年齢・勤続年数・年収を満たしている

※契約金額に応じた年齢・勤続年数・年収は以下の表になります。

30万円のコースでは契約時の年齢が18才以上で借りられるのが魅力的ですね。

20才未満でお金を借りれるところはなかなかありません。（こちらもご参考に→18歳の未成年でもカードローン借りられる？）

ただし、勤続年数が1年以上で前年度収入が120万円以上となっているので月に平均して10万円の収入は必要になりますね。

また、気になる融資金利はいずれの保証会社でも年8％と、非常に低金利になっています。返済方法は定額返済と任意返済の2種類あり、JAバンクあいちと同じですね。

注目！カードローン利用条件の共通項目

ＪＡバンクあいちとＪＡ福岡市と見てきましたが、共通する利用条件は以下になります。

• ＪＡとの間でカードローン取引契約を行っていない
• その他ＪＡが定める条件を満たしている
• 契約時の年齢が20才以上
• 変動金利型
• 返済方法は定額返済と任意返済の2種類

そして借入金額によって各ＪＡで前年度年収や勤続年数などの条件が入っていますね。

ＪＡのカードローンに関心があるなら、お近くのJAバンクに行き、店頭窓口で確認することが一番確実です。

【参考ページはこちら】
カードローン会社一覧をチェック！