銀行系ローンが借りられない?カードローン利用がローン審査に影響!
お金が必要になった時は銀行でローンを組んで借入しようと考えるのが普通です。
銀行の方でもそういう人のために、長い商売上の経験から利用者のニーズを研究して、個人向けにはどの様なローンが必要なのかニーズを調べ商品化の参考にしています。
現在ではこれ等のニーズを満たすために多くの人がお金が必要になる目的ごとに目的別ローンと言う体系を作って多くのローンが用意されており、これらは比較的低い金利で提供されて借り易くできています。
しかしここにきて審査に落とされる人が増えているのです。
必要な時に借りられない?カードローンの利用には要注意
これらの目的別ローンに対して最近利用者数を伸ばしているのがカードローンと呼ばれるもので、このローンは利用目的は特に限定されておらず、返済さえ行っていればいつでも借入することが出来、従来のローンとは一線を画す新しいローンです。
しかし、このカードローンの利用にはマイナス面も有ります。それは特に他のローンを利用しなければならない場面で現れます。
そういうことを知らずにカードローンを利用していると肝心な時に大きなお金を借りる事が出来なくなってしまう事も有るのです。
カードローンだけがローンではない
最近ではローンと言えばカードローンしか知らない若い人もいるようですが、冒頭で説明したようにローンと言うものはカードローンよりも前に様々な種類のものが用意されていました。
大きなものは住宅ローンが有ります。これなら知っているでしょう。この他にも様々な目的に利用出来る目的別ローンというものが今でも存在しています。
中には何にでも利用出来るカードローンがあるのになぜ未だにそんなローンが残っているのか疑問に持つ人もいるかもしれませんが、それには利息と言う問題が有るのです。
実はこういった目的を限った目的別ローンと言うものはカードローンの金利設定よりも有利にできているのです。
これ等の目的別ローンは比較的大きなお金を借りますから、金利の違いで利息は大きな差となって表れてくることになります。
これ等のローンを使えるかどうかは人生を左右することもあるのです。
人生には様々な契機に借りなければならないローンが存在する
ではこれ等のローンにはどの様なものが有るか一端を紹介しておきましょう。主な目的別ローンには次のようなものがあります。
ローンの種類 | 利用目的 | 最大借入額 | 金利(三菱UFJ銀行の例、年利) |
---|---|---|---|
住宅ローン | 住宅の取得 | 1億円 | 1.11%(35年固定金利の場合) |
リフォームローン | 住宅のリフォーム | 1000万円 | 1.99~2.875%(変動金利) |
自動車ローン | 自動車の購入、修理に利用できるところもある | 1000万円 | 2.975%(変動金利) |
教育ローン | 入学金、授業料などの教育資金 | 500万円 | 3.975%(変動金利) |
カードローン | 自由 | 500万円 | 4.6%~14.6%(変動金利) |
先ずはちょっと触れた住宅ローンです。これは普通の人にとっては人生で最大のローンでしょう。30年程度の期間を掛けて返済していきます。したがって審査では若さが問われたりします。
またこれに関連して、最近では住宅ローンに加えてリフォームローンを用意している銀行も少なくありません。
次に馴染みが深いのが自動車ローンではないでしょうか。銀行の自動車ローンは金利的に考えて自動車ローンの中では最も有利なものと言って良いでしょう。しかし最近ではなかなか借りられず悔しい思いをした人もいるのではないでしょうか。
もう一つは教育ローンです。最近では経済の停滞期が続いたため教育費の捻出が厳しくなり、教育ローンに頼る世帯も増えています。
子供の数が減っていることから、少ない子供を上の学校に行かせたいと考える人も多く利用者が多いローンです。
借入可能額はそれぞれの目的に合わせて、かなり高額になっていることが分ります。カードローン以外は全額一括支払いで、何度かに分けて利用するというようなことは基本的にはできません。
限度額内であれば何度でも借り入れができるカードローンは魅力的ですが、金利に注目すればカードローンの金利の高さが分ると思います。
ローンを借りる場合は審査が行われる
ただしこれ等のローンは申し込めば直ぐに借りられるという事ではありません。
どんなローンでもカードローンと同じように審査を通らなければなりません。審査の目的は貸した場合本当に返してくれるのかどうかという点を調べるところにあります。誰にでも貸していては金融機関は心配で仕方がないのです。
通常審査は次の3点について行います。
- 本人の確認
- 返済能力の確認
- 信用情報の確認
申込者が本人であるのは当たり前の話ですが、中には詐欺の場合も有るのできちんと確認されます。信用情報というのは個人信用情報機関が管理する過去の延滞遅延歴など信用に絡む金融事故情報の記録の有無が確認されます。
これ等に問題が無ければ、あとは返済できるだけの収入があるかどうかという返済能力の問題という事になります。返済能力があれば貸しても大丈夫という事になりますが、返済能力が足りないという事になると返済は難しいという判断になり、審査を通すことは有りません。返済能力の判断は非常に重要なのです。
返済能力は収入によって判断されます。収入が多ければ大きな返済にも耐えられるはずですし、収入が少ない場合には返済能力の判断も小さいものになり、大きな金額のローンは借入することが出来なくなってしまいます。
カードローンを複数借りる場合を考える
カードローンと他のローンの関係性を見ていく前に、簡単のためにカードローンだけに限って考えてみましょう。銀行系カードローンでも消費者金融系キャッシングでも基本的に同じです。
カードローンを1つだけ借りる場合には返済額はそれほど大きくならず返済はそう難しくなるようなことはありません。まず安全な借り方でしょう。
もし2件目に手を出すと、そんなことは言っていられません。返済額は2件分の合計になり、返済日も複数になって管理しにくくなります。収入が少なければ返済が難しくなる場合も考えられます。
返済能力にもよりますが、1件だけよりも生活は確実に圧迫されます。これが原因で多重債務者になる場合も多いのです。
さらに増えると4件目程度で金融機関は貸さなくなります。要するに返済能力から判断して限界だと言う判断になるからです。
このようにカードローンのような小額の借入れの世界であっても金融機関は返済能力の審査と言うのは必ず行われているのです。
借りられなければ諦めるしかない
ローンの審査が通らず、それでもどうしても借入をしたいと言う場合には他の金融機関に行かざるを得ません。
このため多くの場合にはある程度の期間を置いて、他の金融機関を調べて再度申し込みを行う事になります。しかし2度3度と落ちる人もいます。
何故かといえば、要するに返済能力の判断と言うのは何処の金融機関でも結果としてはそれほど違わないからです。その他の理由で有れば、金融機関毎に判断は変わってくるかもしれませんが、返済能力が無ければ同じ結論にならざるを得ない訳です。
ですから返済能力が無いにもかかわらず、申込だけを繰り返したところでローンの審査に通る筈は無いのです。
この場合は返済能力を大きくしてから再度ローンの申し込みをしない限り、貸してはくれません。したがって取り敢えず借入は諦めるしかありません。
最近では若いうちからいつもカードローンの利用をしているような人も沢山いて、収入的にはもう少し生活レベルを下げた方が良いような場合でも、贅沢に暮らすことがある程度できるようになりました。要は借金しては返済するという事を繰り返しているわけです。
しかし人生と言うものはいつか必ずお金が必要と言う場面が出てきます。そういう時にはどのような形にしろローンの利用が必要ですが、普段からローンを利用して返済能力を無駄に使っていると、肝心な時に返済能力が足りなくなってしまう事になります。
このため、あまり無暗やたらに日頃から借入していると、必要な時に借りられず、泣くことになってしまいます。
ですから、日頃は本来借りる必要の無いようなローンは利用せず、いざという時のために返済能力と言うものを温存しておく必要があるのです。
高額ローンの審査に影響!人生が狂ってしまう可能性もある
今度はカードローンを借入しているうえに他の高額ローンを借入する場合を考えてみましょう。
カードローンというのは金額が小さいからそれ程の影響が有るとは思えないと考える人も、ここまで読んでくるとだんだん不安になってきているのではないでしょうか。
小額のローンなら月々の返済額もそれ程大きくなることは無いので、カードローン2件分と同程度の負担かもしれませんが、高額のローンになってくると長期間にわたって大きな金額の返済が必要になりますから安易に考えているわけにはいきません。
カードローンを利用していても生活が苦しいとは思わない
カードローンと言うのはローンの中では最も小さなもので、借入していたとしても返済がそれ程大きな金額になってしまうようなことはまず有りません。
返済がリボ払いなら一定ですし、残高スライド方式であっても普通の使い方なら残高が大きくなるようなことは考えにくいからです。
したがって通常の場合は返済に不安が出てくるようなことは少なく、収入の範囲内で十分返していける人が殆どです。
まあそもそもそれで支障があるような人は別のローンを借りようなどとは考えませんから、それ以上の問題になる事もない訳です。
またこの程度の返済であれば返済しているからと言って、何か生活上で苦しさを感じるようなことも無いのが普通で、はっきり言えば普段から返済していると言う意識が薄くなってしまっています。
このためローンを借りていると言う自覚も希薄になります。
住宅ローンの審査に落ちた原因が分からない
このようにカードローンを借りていたとしても生活上苦しいという事を感じていませんから住宅の購入の時期になって、住宅購入資金として何も考えず安易に住宅ローンを申込んでしまう人がいます。
そのまま審査が通ればよいのですが、落ちてしまう人も珍しくはありません。こういう人の場合には審査に落とされた理由の心当たりが無くパニックになってしまう人もいます。
そこで始めて自分がどの様な状態なのかという事を考え始めるようになるのです。それでもなかなか原因の心当たりに思い至らず落ち込みます。そしてよくよく考えてみて初めてカードローンに思い至るのです。
ところが生活上支障も無く自分ではそれなりに収入が有るため、何が問題なのかははっきりとは分らない筈です。しかし多くの場合には思い至った通りカードローンが原因なのです。
カードローンは契約しているが利用していないと言う落し穴
この場合はカードローンを利用しているからこそ思い至ることが出来ましたが、利用していない人はまず思い至りません。
どういうことかと言うとかつて利用していたが今は利用していないと言う意味です。それでも影響が出てくる可能性があるのです。
問題なのは本人的にはもう利用していないという事で、カードローンというのは歴史の一部でしかないのです。どうしてそれが影響してくるのかも最初は理解できないでしょう。
問題なのは利用者本人には過去の事でも金融機関では必ずしもそうではないという事です。カードローンの契約書をよく読んでみてください。
カードローンと言うのは特に利用者側に利用上の問題が無ければ自動で契約が更新されることになっています。したがって利用しているしていないに関わらず、金融機関にとっては現在利用中という事になるのです。要するに利用状況はこの際関係しない訳です。
金融機関は現在の収入から返済可能額をはじき出す
では住宅ローンのような高額ローンを利用する事を考えてみましょう。
金融機関はこういた大型のローンでは年収から返済能力をはじき出します。これはこれまでの経験から考えられた数式が用意されていて、それを用いて計算されます。
この返済能力が、ローンの借入金額と返済期間から計算した返済額を上回っていなければ返済はできないという事です。
もし下回ってしまった場合には、このローンの審査には落とされます。したがって返済能力は非常に重要なのです。
この返済能力の計算には色々な変数が組み込まれているため、その変数が変わる事によって返済能力の判断が変ってくる事になり、同じような年齢で同じような収入の人であっても審査結果が違って来るようなことも有ります有ります。
カードローンが返済能力を減らしてしまう
カードローンの場合誤解になり易いのは借入している場合と借入していない場合の考え方です。
先ほど説明したように、利用者は借入していなければ返済も無いので問題は無いと考えてしまいます。特に家族に内緒で利用していたような場合は、誰も問題視しないため自分でもかつて利用していたことを忘れてしまう事さえあります。
しかし金融機関的にはあくまで利用中でありカードローンはいつ借入れされるか分らない訳です。
このため借入が有ろうが無かろうが住宅ローンの返済能力からカードローンの返済額が差引かれることになります。
つまり、この分の返済能力が低くなってしまう訳です。利用していないのに実は返済能力が低く評価されてしまうのは利用者には不本意ですね。
返済能力が差し引かれたとしても審査に影響が出ない程度に返済能力が高ければ構いませんが、返済能力がギリギリだった場合には、頑張って頭金を用意したとしても、この点が原因で審査が通らず、住宅購入と言う人生の一大イベントが躓いてしまう可能性も出てくるのです。
他のローンでもカードローンが足を引っ張る
この話は住宅ローンだけではありません。他のローンでも多かれ少なかれ返済能力の判断では不利に働きます。
例えば自動車ローンは比較的金額が大きいですから、住宅ローンほどではないにしても、審査に落ちてしまう可能性は高くなってしまいます。
このようにせっかくローンの返済能力が有っても、カードローンを利用しているかあるいはほっぽっていたために審査の足を引っ張る事になってしまう訳です。
カードローンは便利ではあるのですが、問題も有ることが分かっていただけたのではないでしょうか。
目的自由な借り入れは大変魅力的ですが、人生で重要な目的を達成する為のローンの借り入れが出来ないのでは人生設計自体に変更を迫られてしまうことになるのです。
何方のローンの方が大切なのか、誰が見ても直ぐにわかりますよね。カードローンの安易な利用は止めましょう。
こういったローンにももちろん審査がある。カードローンの審査はそう厳しくはないが、こういった大きなローンの審査はかなり厳しい。返済能力の審査も厳密に行われておる。
ところが、もしカードローンを利用していた場合、返済能力の算定の時に、本来の持っている返済可能額からカードローンの返済額が差し引かれることになり、審査で不利になってしまうのじゃ。
人生の節目になるはずのローンがカードローンを利用していたために借りられないとしたら、大変な不幸じゃな。
解約の検討も必要!高額ローン利用時のカードローンの扱い
ですから高額ローンの借入れを控えている場合には、カードローンの利用は慎重に行なわなければなりません。
日頃から利用していて返済に困ったことはない等と自分では考えていても、金融機関の判断はまったく別だということが分ったと思います。
カードローンの利用で多いパターンと言うのは生活費の補填です。要するに生活の計画性が欠けておりその場しのぎで利用している場合が多いのです。
もう少し計画性のあるお金の使い方をしていれば、カードローンなど利用せず高額ローンで困ったことにならずに済むかもしれないのです。
自分の収入を良く考えてみよう
では高額ローンを借りる際に、カードローンの扱いをどうするのか考えていくことにしましょう。
まず自分の収入と支出を良く思い出してみてください。直近数カ月のもので良いので実際に収支を計算してみましょう。どの程度余裕が有りますか。
その収支がカードローンを含めて返済額を上回って返済しても余裕がある額で、将来的にそれ以上の収支の余裕が続くのであればそのままでも構わないかもしれません。
しかしギリギリくらいでは返済に行き詰ってしまう可能性も考えられるので要注意です。もしこのようにギリギリであったり、そもそも返済額を賄えないと言う場合には、高額ローンの申込の前にカードローンについて何らかの対策を取る必要が出てきます。
そうしなければ審査は落とされてしまう可能性が極めて高いからです。
普通は高額ローンの借入れは収入ギリギリで考える
通常住宅ローン等の高額なローンを借りる場合返済期間が長くなりますから、比較的若いうちに借りる事になります。
金融機関でもこういった高額ローンの審査では年齢が重要ポイントになり、高齢だと審査に通してくれないのが普通です。このため借入しようと言う時の利用者の収入と言うのはそれ程大きいとは言えません。
そういうことも有ってカードローンを利用していたりするのですが、そういった定収入のなかで長期間結構高額の返済をしていかなければならないことになります。
自分がこのような高額ローンを借りる場合を考えてみてください。返済期間はなるべく短い方が利息的にも得ですから、自分が返済出来る中で最短の返済期間を選ぶはずです。このためこういったローンの返済では自分の返済能力ギリギリなのが普通です。
カードローンで返済能力を削いではいけない
このため多くの人の場合カードローンの返済が重なっている場合には、返済能力を超えてしまう可能性が高いのです。
つまり次のようなことが起こる可能性があるのです。いま返済能力が月10万円の2人AとBが、月々の返済が10万円の住宅ローンを借りようと考えている場合を考えます。Aはカードローンを利用しておらず、Bは月々1万円カードローンの返済に充てているとします。
利用者 | 月々の返済能力 | カードローン返済額 | 住宅ローン向け返済能力 | 審査結果 |
---|---|---|---|---|
A | 10万円 | 0 | 10万円 | 可決 |
B | 10万円 | 1万円 | 9万円 | 否決 |
自分は大丈夫と言うように自分で勝手に判断するのは一向に構わないのですが、後になって泣いても自分の責任です。
したがって、もしこういった高額ローンを借りる場合、カードローンの様にしっかり生活設計していれば借入しなくても済むかもしれないもののために返済能力が削がれてしまうのはまことに不本意ではないでしょうか。
そこで自分は両方を返済していけると安易に判断してはいないかと考えてみましょう。高額ローンの返済と言うのはただでさえ厳しいものです。安易な判断は結局審査の結果として現れてくることになるのです。
高額ローン申込前にカードローンは解約した方が無難
では具体的にはどの様にすれば良いのでしょうか。取れる対応は次の2種類しかありません。
- 高額ローンの借り入れを止める
- カードローンを解約する
まず1つ目の方法はそもそもの高額ローンの借入れを諦めてしまう事です。
この場合カードローンの方が大切という事になりますね。まずこの方法を選ぶ人はいないでしょう。
2つ目の方法としてはカードローンの方を解約してしまう事です。
借りなければいいだろうと言うかもしれませんが、説明したように契約していればいつでも借り入れできると判断され常に返済していると見做されてしまいます。したがって解約しか方法は有りません。
高額ローンが必要な時にはほとんどの人は2つ目の方法を取りますが、問題なのは解約時に借入しているお金は全額返さなければならないということです。
それが出来るかどうかが問題ですね。残高が大きいと一気に返せなくて時間がかかることになってしまいます。
以前利用していてそのままになっているものは無いか
もう一つ注意が必要なのは今は利用していないが以前は利用していたカードローンです。
先程も説明したように金融機関としては契約は継続している可能性があるのです。
この事を忘れてしまってはいけません。よく思い出すことが必要です。そこで以前カードローンを利用していた場合には、まずは契約がどういう状態になっているのかを確認してみてください。
確認して契約が継続されているのであれば、さっさと解約してしまいましょう。どうせ使ってないのですから必要は無いはずです。
高額ローン借入後カードローンを契約すれば有利なことも有る
それでもカードローンが無ければ不安だと考える人は多いでしょう。
そういう人は一度は解約したとしても、高額ローン借入後に収入が上がって返済能力が大きくなった時点で再度カードローンを申し込めばよいのです。収入が増えてくればそれも可能でしょう。
このとき高額ローンを借りている金融機関と同じ金融機関で契約すれば、金融機関によって違いますが、金利が優遇されるような場合も有ります。特に地域密着で営業している地方銀行等の場合にはそういったローン毎の連携のようなものが有るので狙い目です。
ただしもちろん返済は苦しくなるわけですから、返済能力の分析には注意が必要です。返済できなくなれば高額ローンの方も危ない訳ですから、できれば新たなカードローンの利用はしない方が無難だと思います。判断は自分で行ってください。
こういう場合、そのまま高額ローンを申し込んでしまうと、返済能力が足りず審査に落とされてしまうかもしれん。
そこで、どうすれば良いのかと言えば、カードローンを解約してしまうのが一番良い。使っていなくても解約せんと、利用しているものとみなされるから注意が必要じゃ。
カードローンも必要というなら、高額ローン契約後に返済能力が大きくなったところで、もう一度契約すれば良いじゃろう。
人生設計が重要!カードローンの利用も計画的に
カードローンはそれ程大口の融資と言う訳でもなく、金融機関も利用者を確保する為、若干審査を甘くしている場合も有り、最近はかなり利用し易くなってきています。このため利用している人もかなりの人数になります。
返済も月々それ程の金額になる訳ではありませんので、普通に安定収入があれば返済に行き詰ってしまうようなことも有りません。
この為借入のハードルはかなり低くなっていて、あまり先の事を考えずに借入してしまう人が今後も増えてきて行くと考えられます。
高額ローンの借入は人生を左右する
住宅ローンなどの高額ローンの利用と言うのは人生にとって何か非常に重大な買物で、その人にとっては人生の一大転機になるものと考えて間違いありません。
借入の申し込みも一世一代の気分で行なうのではないかと思います。この一世一代の借り入れが借りられるか借りられないかと言うのは、その人にとってはそれからの人生そのものを左右するほどの重大事だと考えて間違いありません。
住宅ローンで言えば持ち家になるか賃貸のままで行くのかということが決まってしまうのです。
こういった重大なローンの借り入れについて、安易な借り入れをしているカードローンの利用が影響を及ぼすようなことになってはいけないのです。
冷静に考えればこんなことは説明するまでも無く当たり前の事です。しかしいざ自分の事になると、これが見えなくなってしまいます。
社会人になったら人生設計をしてみよう
年齢的にも丁度良い時期だと思います。将来を見据えてどのような人生を過ごしたいのかを考えてみましょう。最初は簡単な物でも構いません、徐々に具体的にして行きましょう。
そこで結婚や住宅の購入などの時期をだいたい予想して、そういったイベントに合わせて必要なローンを決めていきます。
そこまで行けばだいたいの高額ローンを借りる時期を予想する事が出来ます。もちろんその通りに行くとは限りませんが目標とする事が出来ます。
人生設計を基にしてカードローンの借入を考えてみる
もちろん、こういった計画上には本質的に必要の無い生活費の補填などを目的としているカードローンなどは現れてきません。
しかし実生活で必要性が出てきた場合にはカードローンも利用することになります。そしてこれもこの人生設計の上に乗せねばなりません。
そこでカードローンを借り入れしたら、計画上それ以後に高額ローンの借り入れを想定しているかどうかを確認してみましょう。
カードローン利用直後なのかそれともかなり先になる予定なのかと言うようなことも見ておく必要がありそうです。
もし先に行って高額ローンの借り入れが控えているのであれば、カードローンの借り入れ自体を止めてしまうか、どうしても借入しなければならないのであれば、なるべく早めに借入を完済してしまって必要が無くなった時点でカードローンを解約してしまいましょう。
若い頃からの計画性が大切
計画と言うものはなるべく早く立てたほうが先の見通しが良くなって良いものです。
もちろんこういう計画と言うものは狂いが生じて来るものです。しかしだからと言って必要無いものではありません。計画に狂いが生じるなどという事はどんな計画であっても起こることで、まったく計画通りに行く方が珍しいくらいです。
問題なのは狂いが生じたままにしていることです。狂いが生じた場合には実情に合わせて計画自体を見直せばよいのです。
また最初は基本的な計画だけしか立てられないかもしれませんが、見直しと同時に具体的な計画にしていくことも忘れてはいけません。
2つ以上のローンを抱えるリスク
ではもしカードローンの利用中に高額ローンの審査が通った時の事を考えてみましょう。この場合返済出来るだけの返済能力を金融機関が認めたという事になります。
しかし実際に返済していけるという保証にはなりません。2つ以上のローン返済は問題が多いのです。
まず返済額が高額になります。本当に自分が返済していけるのか収入だけからではなく収支を考えて返済していける事を確認しておきましょう。甘い予想は良く有りません。
また2件以上のローンを抱えた場合返済日がそれぞれ違う事も混乱を招くことが有ります。返済日に合わせて引き落とし口座の残高確認などが必要です。
またローンというものは返済能力的に大丈夫であっても、場合によっては返済に行き詰ってしまう可能性も出てくることになります。
もし返済できなくなってしまったら、例えば住宅ローンの場合、せっかく買った住宅も失う可能性だってあります。
2件借りればこのリスクは1件の時よりも高まるのです。それを絶対に忘れてはいけないのです。
ローンを上手に使えるように勉強しよう
借金と言うものはあまりお勧めできるものではありません。それは返済を考えれば分かります。
返済する場合には利息を付けなめればならないのです。トータルで考えれば借りた分よりも大きな額を支払うのです。要するに損失になるのです。
こういう点で借金と言うものも必要なのです。どうせ借金をするのであれば、そういう借金をしましょう。
そこでローンを上手に利用して豊かな生活を送れるように、どんな借金なら良くて、どんな借金はするべきではないのかという事が自分で理解できるようにローンと言うものについて借りる前によく勉強して借りる借りないを判断できるようにして下さい。
【参考ページはこちら】
カードローンのよくある質問はこちら
最近ではカードローンが簡単に借りられるようになって利用者も多いようじゃが、そのような少額のローンでも返済は必要じゃから、返済能力を削ることになる。
そうなると、いざ大きなローンを借りようとする場合、厳しい審査で返済能力が厳密に問われることになるが、本来なら返済能力ありとなるところが、削られたことによって返済能力なしと判断されてしまう可能性も出てくる。
だから、高額ローンを借りる前にはカードローンの解約が必要なのじゃ。できれば社会人になった時点で人生設計を行って、いつ頃どのようなローンが必要になるのか考えてみると良い。カードローンを利用するときは、それに照らして問題ないかを考えてみてはどうかのう。
中には2件3件とカードローンを利用する場合も有るようじゃが、自分の収入というものには限りがあってのう、ローンの返済に回せるお金は無限ではない。ローンを抱えるほどそのお金の余裕は減っていき、新しいローンを借りる際の審査に影響を及ぼすことになる。
カードローンで言えば4件目ぐらいになると、普通の金融機関であれば審査を通さなくなってしまうものじゃ。ローンの借入の裏にはそういう影響が有る事を覚えておかんとのう。