ニコスカードはカードローンも発行している!特徴を徹底解説
ニコスカードと言えば、クレジットカードのイメージが強い方もいらっしゃると思いますが、三菱UFJニコスはカードローン用のカードも発行しています。
ニコスのカードローンの名称は、三菱UFJニコスローンカードと言います。ニコスのローンカードは、利用するための入会金や年会費も必要ありませんし、担保や保証人を用意することなく利用できる商品となっています。
そのため、お金が借りたいんだけどちょっと人には頼みにくいというような時に便利に利用できます。
それでは、ニコスを利用してお金を借りたいと思った時、どんな風に利用できるのでしょうか。ニコスのローンカードの特徴について、詳しく見ていきたいと思います。
いくらまで借りられる?融資利率は?ニコスカードの商品内容紹介
三菱UFJニコス株式会社はクレジットカード会社なので、発行されているカードのほとんどはクレジットカードです。ですが、ニコスからは、クレジットカードだけではなくローン専用のカードも発行されています。名前は『三菱UFJニコス ローンカード』です。
このカードはローン専用なので、通常ニコスから発行されているクレジットカードのようにショッピングに使うのではなく、お金を借りる目的専門のカードです。
ショッピングにカードを使いながら、お金に困った時に少しだけ借り入れをしたいという人の場合、ローン専用カードを持つのではなく、クレジットカードを作る際にキャッシング枠を設定しておき、困った時だけキャッシング機能を利用して現金の借り入れをするという方法もあります。
そうではなく、お金を借りることを目的としてカードを作りたい場合は、『三菱UFJニコス ローンカード』を選べばいいというわけですね。では、ニコスのローンカードについて、詳細を確認したいと思います。
ニコスのローンカードの商品内容
ニコスのローンカードの商品内容は、下記の通りです。
利用可能枠 | 融資利率 | 資金使途 |
---|---|---|
500万円 | 6.0~17.6% | 自由(事業性資金は除く) |
ニコスのローンカードの最大利用可能枠は500万円で、それ以下は10万円単位で枠が設定されます。
融資利率は、利用可能枠の金額によって下記のようになっています。ここでは、利用可能枠に対する融資利率を記載しています。
- 500万円…6.0%
- 400万円以上500万円未満…6.5%
- 300万円以上400万円未満…7.0%
- 200万円以上300万円未満…9.9%
- 100万円以上200万円未満…13.2%
- 10万円以上100万円未満…14.95~17.6%
融資利率は、利用可能枠の金額が大きいほど低くなっていることがわかりますね。比較してみるとわかりやすいのですが、この融資利率は大手消費者金融並みとなっています。
- アイフル…4.5~18.0%
- アコム…3.0%~18.0%
- SMBCモビット…3.0~18.0%
- プロミス…4.5~17.8%
ニコスのローンカードは、借り入れをしたお金の資金使途は自由となっています。ただし、事業性資金として利用することはできません。
利用できるのはどんな人?
ニコスのローンカードの申込みができるのは、下記の条件に合っている人です。
- 年齢が満20歳以上65歳未満であること
- 安定した収入があること
年齢の条件に合っていない場合や、安定した収入が無い場合は、残念ですがニコスのローンカードを利用することはできません。
借り入れや返済の方法は?ニコスカードの利用法
それでは、ニコスのローンカードはどんな風に利用することができるのか、利用方法について確認していきたいと思います。
借り入れ方法
それでは、借り入れ方法からです。
例えば消費者金融や銀行のカードローンであれば自社の契約機やATMを持っていたり、提携ATMを利用して借り入れができたりするものです。また、インターネット経由での借り入れなども可能です。
では、クレジットカード会社であるニコスのローンカードの場合は、どのように借り入れをするのでしょうか。ニコスのローンカードは、下記の方法で借り入れができます。
- 提携先金融機関のATM・CDを利用する
- インターネットや電話で振り込み依頼をする
それでは、それぞれの借り入れ方法について詳しく見ていきましょう。
ATM・CDを利用する場合
自社の契約機などを持っていないというだけで、ニコスのローンカードの場合も、提携先の金融機関を利用して、ATMやCDによる借り入れが可能です。この場合は、ローン用のカードを利用して、借り入れをすることができます。
ただし、提携金融機関のATMやCDを利用する場合、手数料が発生しますので、確認しておきましょう。
借り入れ金額が1万円 | 借り入れ金額が2万円以上 |
---|---|
手数料100円(税別) | 手数料200円(税別) |
提携先金融機関のATMやCDで借り入れを行った場合、利用金額や利用回数によっては、手数料の負担が大きくなることが考えられますので、手数料が発生することを知って利用することが必要です。
提携先の例としては、下記のようなところがあります。
- 銀行(三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、その他地方銀行など)
- コンビニ
ここでは一例を挙げましたが、ほかにも全国各地の銀行やコンビニが提携先となっているため、借り入れする場所が無いということは考えにくくなっていますので、ニコスのローンカードは全国で便利に利用できるということが言えます。
ただし、みずほ銀行や三井住友信託銀行などのように、借り入れはできても返済はできない提携先もありますので、返済で利用する人の場合は注意が必要です。
インターネットを利用する場合
インターネット経由の場合、WEBサービスを利用して振り込みの依頼をします。この場合、24時間利用することが可能です。平日であれば、当日中に振り込みをしてもらうこともできます。その際にはカードの番号と暗証番号が必要ですので、わかるようにしておきましょう。
以前は電話による振り込み依頼もできたのですが、現在ではそのサービスは終了されています。
振り込みの方法で融資を受ける場合は、振り込み手数料はかかりません。振り込み先は、利用代金の返済用口座として指定している口座になります。申し込みと振り込みのタイミングは、下記のようになっています。
当日振り込みが可能な場合
- 平日0:00~8:00の申し込み→当日12:00以降に振り込み
- 平日8:00~13:00の申し込み→当日14:00以降に振り込み
翌日振り込みになる場合
- 平日13:00~24:00の申し込み→翌営業日12:00以降に振り込み
- 金融機関協業日0:00~24:00の申し込み→翌営業日12:00以降に振り込み
ただし、ゆうちょ銀行が返済用口座に指定されている場合、申し込みがいつであっても振り込みが行われるのは3営業日後の12:00以降となります。
そのため、ゆうちょ銀行を返済用口座に指定している人は、早めの申し込みが必要です。
(⇒ゆうちょ銀行のカードローン情報)
一回の借り入れ金額は?
借り入れは利用限度額の範囲できるのですが、毎回利用限度額いっぱいまで借り入れをするわけではありませんよね。利用すれば利息もかかりますから、必要な金額だけを借り入れするのが一般的です。
その際にはどのような借り方ができるのかというと、ニコスの場合、一回の借り入れは1万円以上で、その後は1万円単位での借り入れとなります。
一回の借り入れ額の単位がいくらなのかは、カードローン商品ごとに違いますので、いくつか例を挙げて比較してみましょう。
- 消費者金融アイフル…1000円単位(一部ATMでは1万円単位)
- 消費者金融SMBCモビット…1000円単位(方法によっては1万円単位)
- 銀行(三菱UFJ銀行)…1000円単位(方法によっては1万円単位)
- 銀行(千葉銀行)…1円単位
- クレジット会社オリコ…1万円単位
- クレジット会社セディナ…1万円単位(一回の借り入れは3万円以上から)
カードローン商品によって、何円単位で借り入れができるかはこんな風に違うんですね。できるだけ利息を抑えたいので、細かい単位での借り入れがしたいという場合は、別のカードローンを選ぶことを考えてみてもいいですね。
もちろん、これは例なので、例えば同じ銀行でも1万円とまとまった単位で融資をするところもあります。そのため、商品ごとに融資の単位を確かめてから申込むようにしましょう。
返済方法
返済には、下記の方法が利用できます。
- 口座振り替え
- ATMを利用しての返済(現在はこのタイプのカードの申し込みは終了)
ATMを利用して返済するタイプのローンカードの新規申し込みは、現在は終了しておりますので、この方法が利用できるのはすでにこのタイプのカードを持っている人のみということになります。
先ほど借り入れに関する部分で借り入れはできても返済ができないATMやCDがあるということを確認しましたが、このタイプのカードを持っている人はそれに注意する必要があるということです。
それ以外の人は、口座振り替えでの返済となります。口座振り替えの場合、返済日は毎月27日で、指定した口座からの引き落としで返済ができます。
返済方式には、以下の2種類があります。
返済方式 | 返済額の決め方 |
---|---|
借入時残高スライドリボルビング方式 | 借り入れ直後の残高によって返済額が決定される |
定額リボルビング方式 | 利用可能枠によって返済額が決定される |
借り入れ時残高スライドリボルビング方式の場合、利用可能枠は関係なく、借り入れをした金額によって返済額が決定されます。追加融資を受けた場合は別ですが、そうでなければ、毎月の返済額は変わりません。
定額リボルビング方式の場合、いくらお金を借りたかは関係なく、利用可能枠によって返済額が決定されます。この方式の場合、希望すれば、ボーナス併用の返済方法を選ぶこともできます。
返済方法は口座振り替えじゃから、返済日を忘れることが無くていいな。
ただし、提携先のATMなどを利用すると、手数料がかかることに注意が必要なんじゃ。カードローンは利用する際に利息がつくものじゃから、できるだけお得に利用する方法を考えたいものじゃな。
申し込みはネットで!借り入れまでの流れをご紹介します
それでは、ここまでの内容を見て、ニコスのローンカードに申し込もうかなと思われた方に向けて、どのように申し込めばいいのかをご紹介します。
インターネットで申し込みます
ニコスのローンカードは、インターネット上で申し込みをします。
ニコスのローンカードのページの申し込みボタンをクリックすると、申し込み画面に移ります。そこに必要事項を入力して送信します。すると、ニコスによって入会時の審査が行われます。
その後、インターネット上で審査結果を確認し、審査に通っていればカードを発行してもらうことができます。審査の段階で、申し込み内容を確認するための電話がかかって来る可能性があります。
カードは、必要書類がニコスに届いた後、約10日で届きます。
申し込みの際に必要なものとは?
ニコスのローンカードを申し込む場合は、下記の書類が必要となります。
- 本人確認書類(写し)
- 収入証明書(写し)
それでは、それぞれどのようなものが利用できるのか、見ていきましょう。
本人確認書類として使えるもの
本人確認書類として利用できるのは、以下のものです。
- 運転免許証・運転経歴証明書
- 現住所の記載がある健康保険証
- 顔写真と住所のページも含めたパスポート
- 個人番号カード
- 在留カード・特区別永住者証明書
上記のうち、持っている人は運転免許証もしくは運転経歴証明書を提出することになります。住所など、変更点がある場合は裏面の写しも必要です。また、運転経歴証明書を提出する場合は、平成24年4月1日以降に交付されたものである必要があります。
運転免許証もしくは運転経歴証明書を持っていない人の場合、それ以外の書類が利用できます。在留カードなどの代わりに、永住権を得ていることがわかる外国人登録証明書を利用することもできます。
収入証明書として使えるもの
収入証明書として利用できるのは、以下のものです。
収入証明書類が必要とされるのは、希望の利用可能枠が50万円を超える場合です。しかし、場合によっては、それ以下の利用可能枠を希望していても、収入証明書の提出が求められることもあります。
- 源泉徴収票(毎年12月から1月に企業より交付されるもの)
- 納税通知書(毎年5月から6月に地方自治体から交付されるもの)
- 年金証明(受給資格の認定時に日本年金機構または共済組合から交付されるもの)
- 直近2カ月分の給与明細書(毎月企業より交付されるもの)
- 所得証明書(地方自治体が本人の希望によって随時交付する書類)
- 所得税の確定申告書(税務署に税金確定のために提出する書類)
- 年金通知書(毎年6月に日本年金機構または共済組合から発行される、1年分の支払い予定額が記載された書類)
- 支払調書(給与所得のほかに、公演や出演をした場合の支払いを受けた金額が記載された書類)
申し込み時に、上記の書類のうちのいずれかのコピーを送付することになります。
申し込みの際に必要な書類もあるから、事前に準備しておくと申し込みの際に慌てなくて済むな。
利用可能枠に年収が関係する!?ニコスカード利用時の注意点
ニコスのローンカードを利用する際には、収入証明書の提出が必要な場合があることを先ほど確認しました。それには法律の改正が関わっていて、年収を元に利用可能枠を決定する意味合いがあります。
では、年収が利用可能枠にどのように影響するのか、確認しましょう。
総量規制に注意しましょう
ニコスは、消費者金融などと同じく、分類上は貸金業者になります。そのため、改正された法律、改正貸金業法の定めに従って融資を行っています。
貸金業法が改正された際、原則として借り入れの総額が3分の1を超える貸し付けはできないという内容の決まりである、総量規制が導入されました。
それによって、融資できる金額に制限ができ、結果として年収を確認する必要ができ、そのための書類の提出が必要となったのです。
また、総量規制は、ニコスからの借り入れのみではなく、すでに他社からの借り入れがある場合はそれも合計して年収の3分の1までと定めているものです。
そのため、すでに借り入れがある人は、それも含めて年収の3分の1におさまるようにしなければいけません。
申し込み時に現在の借り入れについてチェックされます!
他社からの借り入れがあるかどうか、ニコスにはわからないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、それは違います。ニコスのローンカードを申し込む場合、消費者ローンの借り入れ残高がいくらあるかを聞かれます。そのため、隠すことはできません。
では、その部分に借り入れがあるのに無いと嘘を書くとどうなるのでしょうか?
貸金業者や銀行などのお金を融資している業者や金融機関は、個人信用情報機関と呼ばれる、お金の貸し借りなどに関する情報(信用情報)を記録するための機関に加盟しています。
そして、融資の申し込みがあった場合、加盟先に申し込みが合った事実や契約額、いくら融資しているのか、返済状況はどうなのかなどの情報を提供しています。
日本国内には個人信用情報機関が3つあるのですが、それぞれの機関は情報を共有し合っています。普段から常に情報をチェックできるわけではないのですが、ローンの申し込みがあった時には情報の確認をします。それによって、申し込み者に信用があるかどうかを確認しているのです。
以下のような場合、カードローンの審査落ちの原因になると言われています。
- 借り入れ件数がすでに3件以上である
- 借り入れ金額が多い(年収の3分の1を超えている)
- これまでに返済を延滞したことがある
思い当たる項目がある人は、審査に通らない可能性があることを知っておきましょう。
借り入れに有利になるように借り入れを隠そうとしたとしても、個人信用情報機関と言うところで借り入れに関する情報はチェックされておるから、無駄じゃということじゃな。嘘をつくこと自体が印象が悪いから、ありのままを書くように注意するんじゃぞ。
利用法を考えてニコスのローンカードをお得に使おう!
これまで見て来たことを元に、ニコスカードとはどんな風に使えるカードなのかをまとめてみたいと思います。
ニコスカードは借り入れの際に提携ATMやCDが利用できること、さらにインターネットで振り込み依頼ができることから、全国どこからでも利用できることがわかります。
さらに、返済は引き落としで行えるので、ATMまでわざわざ出向く必要がありません。何かの用事で出かけた時に、口座に返済ができる金額を振り込んでおけばいいわけですね。
借り入れ、返済どちらについて考えてみても、ニコスのローンカードは全国各地から便利に使えるカードであるということが言えます。
とはいえ、注意点もあります。それは、手数料に関してです。
三菱UFJニコス株式会社は貸金業者なので、年収の3分の1を超える金額の借り入れはできません。そこで、できるだけ少ない金額で申し込むことに気をつければ、より審査に通りやすくなるでしょう。
以上のように、ニコスのローンカードは、利用方法を考えることで、とても便利に、よりお得に利用できるカードローンであると言えます。
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提携先の金融機関やインターネット経由で借り入れができ、また返済は口座振り替えと使い勝手もいいんじゃが、手数料が発生することだけは知って利用する必要があるんじゃぞ。インターネット経由で利用すると手数料の心配がないから、よりお得に借り入れをするのならインターネットを利用したいものじゃ。
融資利率や最大の利用可能枠難かを比較してみても、大手消費者金融並みと言えるな。消費者金融よりもくれじっどカード会社の方が申し込みやすいなどの理由があるのなら、申し込みを検討してみても良いな。