年金生活者OK!高齢者で無職でも使えるカードローン5種
カードローンを利用するためには、きちんと収入がなければいけないと思っていませんか?確かに、カードローンを利用するにあたって、安定した収入があることは必須となっています。
しかし、その収入は給与収入だけとは限りません。年金収入でも、安定した収入であると判断し、利用できるカードローンはあるのです。
そこで、年金収入のみの高齢者でも利用できるカードローン商品を5つご紹介していきましょう。申し込み条件や商品内容など、是非参考にしてくださいね。
年金受給者OK!利用可能な5つの銀行カードローン
銀行カードローンは、審査が厳しいというイメージがあるかもしれません。それは、事実ではありますが、だからと言って年金受給者は利用することが出来ないと言うことではないのです。
銀行カードローンの中にも、年金収入のみで利用できる商品があるわけですね。ここでは、5つの銀行をご紹介します。
- みずほ銀行カードローン
- 新生銀行カードローン レイク
- じぶん銀行カードローン じぶんローン
- 横浜銀行カードローン
- スター銀行カードローン スターカードローン
いずれも、知名度の高い銀行ですよね。では、それぞれのカードローンの申込み条件をチェックしていきます。
銀行 カードローン名 |
年齢条件 | その他条件 |
---|---|---|
みずほ銀行 カードローン |
20歳以上 66歳未満 |
安定かつ継続した収入がある |
新生銀行 レイク |
20歳以上 70歳以下 |
原則安定した収入がある パート・アルバイト・年金受給者OK |
じぶん銀行 じぶんローン |
20歳以上 70歳未満 |
安定継続した収入がある 自営・学生・主婦・パート アルバイト・年金受給者OK |
横浜銀行 カードローン |
20歳以上 69歳以下 |
安定した収入がある本人、またはその配偶者 パート・アルバイト・年金受給者OK 学生は不可 以下の地域に居住、または勤務している 神奈川県、東京都、群馬県前橋市・高崎市・桐生市 |
スター銀行 スターカードローン |
20歳以上 65歳未満 |
本人または配偶者に安定した収入がある 学生・パート・アルバイト 専業主婦・年金受給者OK |
いずれの商品も年金受給者OKということになっていますね。学生については、アルバイト収入があっても利用できない商品もあります。
年金受給者が利用できるということは、高齢者でも利用出来るということになるわけです。
ただし、年齢制限によって申込み年齢の上限が65歳未満~70歳以下までと、商品によって異なっている点は要注意です。
今回紹介した商品の中では、新生銀行の「レイク」が70歳以下まで利用可能と、最も高い年齢制限になっています。高齢者は、定年で給与収入がなくなる、怪我・病気のリスクが高まる、年金収入になり収入が減ってしまうことが予想されるため、年齢制限の上限を設けているのです。
カードローンを利用する際には、年齢制限がどうなっているのかについてもチェックするようにしておきましょう。
契約できれば75歳まで利用可能!?スルガ銀行カードローン
新生銀行のレイクは70歳まで申し込みが可能だと紹介しましたが、70歳まで申し込みが出来る銀行カードローン商品は他にもあります。
それが、スルガ銀行のカードローンです。
75歳を超えても、利用が可能となっているカードローン商品は僅かです。是非チェックしておきたいですね。
(こちらもご参考に→60歳からでも利用できるカードローン)
ただし、いくら年齢制限の範囲内だからとはいえ、返済能力がなければ利用することはできません。
安定した収入があり、返済するだけの資金を準備出来るということが求められる点は変わらないということを覚えておきましょう。
5つのカードローンの限度額・金利等融資条件を徹底比較
では、先ほど紹介した5つのカードローン商品について、限度額、金利がどうなっているのか比較していきましょう。
銀行 カードローン名 |
利用限度額 | 金利 |
---|---|---|
みずほ銀行 カードローン |
10万円 20万円 30万円 50万円 100万円~1,000万円 (100万円単位) *コンフォートプラン |
4.0~14.0% *コンフォートプラン |
新生銀行 レイク |
500万円以内 (1万円単位) |
4.5~18.0% |
じぶん銀行 じぶんローン |
10万円以上800万円以内 (10万円単位) *通常コース |
2.4~17.5% 通常コース |
横浜銀行 カードローン |
10万円~1000万円 (10万円単位) |
1.9~14.6% |
スター銀行 スターカードローン |
10万円以上500万円以内 (10万円単位) |
4.5~14.6% |
各カードローン商品によって、限度額、金利が異なっていることが分かります。上限額として、最高500万円、1,000万円という高額限度額もありますが、年金受給者の場合はいくらほど借入できるのでしょうか。
もちろん、実際の限度額は審査によって限度額は決まりますので、一概にいくらと言うことはできませんが、100万円を超える限度額設定は難しいと考えておきましょう。
確実に返済できる金額、カードローン会社が考える返済可能金額から限度額は決まります。数十万円程度になることもある、ということを認識しておきたいですね。
審査によって限度額は決まるものじゃが、年金収入だけではそこまで高い信用を得ることは厳しいというのも事実じゃ。金利も、最高金利で比較して利用先を検討するようにすると良いじゃろう。
年金受給者がカードローン審査に通るための2つのポイントとは
年金受給者が利用できるカードローン商品を紹介してきましたが、いずれの商品も必ず借入できるという物ではありません。利用するためには、審査に通らなければいけないのです。
年金受給者がカードローン審査に通るためのポイントを、2つご紹介しておきましょう。
- ブラックではない
- 他社借入れがない
この2点ですね。
ブラックは、期日通りに満額完済することが出来なかったという状態です。自己破産、任意整理、延滞等、返済するにあたって何らかの問題を起こしたということですからね。ですから、審査を受けるにあたって不利となってしまうのです。
また、他社借入れがあれば、返済負担が大きくなってしまうことになります。限られた収入から返済額を捻出することになりますので、決まった支出は出来るだけ少ないことが理想です。
しかし、他社借入れですでに毎月の返済があれば、更に返済額が上乗せされることで生活に支障が生じる可能性がゼロではありませんよね。返済だって、滞るかもしれません。
ですから、年金受給者がカードローン審査に通るためには、返済能力をしっかりとアピールできるよう、ブラックではないこと、他社借入れがないことが理想なのです。
これから契約をして借入れ・返済をする上で、返済に支障が出るかもしれないようなマイナス要素がないように、気を付けておきたいものじゃのう。
基本的に違法!?年金担保融資が認められた機関をチェック
お金を借りるにあたって、担保が必要になる場合があります。担保は、万が一返済出来なくなった場合に借入先に担保を渡し、それを返済資金としてもらうというものです。担保があることで、借入れがしやすくなるというメリットがあります。
ただ、担保を用意するのは大変です。多くの場合は、不動産や有価証券が担保となるわけですが、皆が担保となる不動産を持っているわけではありませんよね。
そんなとき、年金を担保にお金を借りることが出来ると聞けばどうでしょうか。どうしてもお金を借りたい、そう思えば、甘い話に飛びつきたくなるかもしれません。
しかし、年金を担保に融資をするということは、基本的に禁じられているという点をしっかりとチェックしておかなければいけません。
年金を担保に融資が出来るのは、独立行政法人福祉医療機構のみであり、一般的な消費者金融が行うことは出来ないのです。
稀に、小規模の消費者金融で年金を担保に融資をします、といった宣伝をしている場合があります。これは、違法行為ですので決して利用してはいけません。
年金は、国が高齢者の生活資金のために給付しているものです。年金を担保にお金を貸すということは、国が個人の借金を返済する、とも考えることが出来ますよね。ですから、年金を担保にお金を借りることは基本的に認められていないわけですね。
独立行政法人福祉医療機構は、年金担保融資が認められている機関です。借入れ金額は、200万円(生活費目的では80万円が上限)となっており、資金使途を示せない場合は10万円の融資額となります。
ただし、年間の年金受給額によって借入れの上限額が決められますので、気になる方は一度独立行政法人福祉医療機構のウェブサイトでシミュレーションをしてみると良いでしょう。
しかし、気を付けておきたいのは、年金担保融資事業は廃止が決まっている制度であるという点です。
いつ廃止になるか、それはまだ決定していませんが、急に廃止となる可能性もあります。まだ利用できるのかどうか、こまめに情報を確認しておくようにしたいですね。
【参考ページはこちら】
カードローンを利用できる金融業者
年金を担保としてお金を借りることが出来るのは、独立行政法人福祉医療機構のみだと考えておくと良いじゃろう。知名度の低い消費者金融の甘い広告に飛びつかないようにしたいものじゃな。
年金収入のみでカードローンを利用する際は、確実に返済することができるかしっかりと考えておきたいものじゃ。無理のない利用、返済をするようにしたいのう。
ただし、商品によって年齢制限に違いがある点は要注意じゃぞ。また、年齢制限をクリアしていても審査に通るかどうかは別の話だということも、しっかりと認識しておくようにしたいのう。