利用度によって選べる！川崎信用金庫のカードローンを紹介

神奈川県の地方金融機関のひとつに「川崎信用金庫」があります。

神奈川県川崎市を中心とした営業エリアを持つ、歴史の古い信用金庫です。神奈川県の有名な地方金融機関というと「横浜銀行」が有名かもしれませんが、川崎信用金庫も負けていません。

それはカードローンにおいても同じです。川崎信用金庫のカードローンは種類は2種類と少ないですがシンプルなつくりで、初めてカードローンを利用したいと思っている方にもオススメできる商品になっているんです！

名前も非常にシンプルな「カードローン」は大手銀行と同程度の金利！

最初にご紹介するのは、名前もそのままで非常にシンプルな「カードローン」です。

他のカードローンとくらべて「これだ！」と言えるような個性は実はないのですが、その分わかりやすく「シンプル」と言える内容になっており「いろいろ機能やサービスがあっても自分が使いこなせるかわからない…」と思える方でも安心して使えます。

とはいえ、決してクオリティが低いわけではありません。わかりやすく、でも安心して使える商品となっているんです。

限度額は最高100万円！2種類の固定金利もわかりやすい

まず限度額や金利についてご紹介したいと思います。

限度額は30万円から100万円までの全部で3コース。それぞれ限度額によって金利が決定されるタイプとなっています。

30万円コース	50万円コース	100万円コース
14.60％	14.60％	13.90％

100万円コースのみ14％を切り、あとの2つのコースは14.60％の金利が適用されます。この金利は決して高くなく、都市銀行のカードローンの金利とほぼおなじ。

限度額が低め…と思うかもしれませんが、一番低い限度額の30万円でも借りることが出来ればかなり経済的にはラクになるはずです。

お金の使いみちは自由なので、同僚との飲みに使ったり、買い物や旅行の資金として利用することが可能ですよ。

また、融資期間は3年間で、利用に問題がなければ自動的に更新されます。

しかし満70歳を迎えた場合、次の更新はされません（前回の更新時に69歳であれば72歳の更新タイミングで利用は終了となります）。

毎月の返済額についても触れておきましょう。返済額は借りている金額ではなく、契約したコースによって変動します。

つまり、借りている金額が5万円でも10万円でも、30万円コースであれば下の表の通り「10,000円」を返済することになります。

30万円コース	50万円コース	100万円コース
10,000円	15,000円	15,000円

50万円コースと100万円コースは同じ返済額です。100万円は限度額は高いものの、返済額は抑えられている感じですね。

家計の負担にならないのはいいのですが、返済期間が長くなってしまう恐れがあるので一長一短といったところでしょうか。

利用条件もチェック！細かい条件ながらも特殊なものはなし

続いて利用条件もチェックしましょう。利用条件とは、川崎信用金庫のカードローンに申し込むことが出来る人の条件、ということです。

いくらカードローンを利用したくてもこれらの条件を満たせていないと利用どころか申し込みさえ出来ないというわけですね。

気になる利用条件は…

• 川崎信用金庫の会員となる資格がある
• 契約時の年齢が満20歳以上65歳未満
• 保証会社（一般社団法人しんきん保証基金）の保証が受けられる
• 信用情報に事故情報がない
• 反社会勢力ではない
• 安定して継続した収入がある（100万円コースのみ）

となっています。なにやらいろいろ条件があるので「もしかして条件はかなり厳しいのかな？」と思うかもしれませんが、はっきりいってそんなことはありません。

この中で一般人として暮らしているのであれば気をつけるポイントは「年齢」と「信用情報」くらいでしょうか。

年齢ははっきりと利用できるボーダーが決められているので一番厳しいと言えるかもしれません。

つまりクレジットカードを使ってお買い物をしたり、他のカードローンを利用していてもきちんと借りたものを返済していれば全く気にすることはないわけです。

100万円コースの場合は安定して継続した収入があることが条件となります。こちらも会社員の方はもちろんのこと、アルバイトなどでも定期的な収入があれば問題なくクリアできるでしょう。

ある意味一番厳しいのは一番最初の条件、川崎信用金庫の会員資格…かもしれません。これは後のトピックでしっかりと解説します。

申し込みはインターネットかFAXで。インターネットがおすすめ

「カードローン」の申し込みはインターネット、あるいはFAXで行えます。FAXで申し込む場合、川崎信用金庫の公式サイトに申込書pdfファイルがありますので、それを印刷してFAXするといいでしょう。

しかし印刷や記入の手間を考えると、インターネットから申し込む方が簡単ですしオススメです。こちらも公式サイトから申し込みが可能です。

あくまでこれは仮申込みですので、一度担当者から「申し込みをしましたか？審査に入っていいですか？」といった確認のための電話連絡があります。携帯電話など連絡が取りやすい連絡先の記入（入力）は忘れないようにしましょう。

確認が取れたら審査に入ります。審査結果は取引を希望する川崎信用金庫の本支店の店舗から伝えられます。その際に可決していれば正式な申し込み手続きの方法を教えてもらえます。

ここまでくればいよいよ契約手続きです。以下の必要書類等を持って、取引希望店にて手続きを行えば完了です。

• 普通預金口座の届け出印
• 本人確認書類（運転免許証、健康保険証など）

申し込みはインターネットなどから行えますが、手続きは店頭でしか行えませんので注意してください。

条件は厳し目。だけどその分お得「かわしん住まいるカードローン」

川崎信用金庫の2つ目のカードローンを続いてご紹介しましょう。

その名も「かわしん住まいるカードローン」！…「住まい」というところが気になりますよね。

そう、このカードローン商品は「住まい」に関する条件を満たさないと利用できないのですが、その分リターンもとても大きいカードローンなんです。

利用条件の一番のポイントは「住宅ローンを利用している」こと！

気になる「住まい」に関する条件とはなんでしょうか？早速ですが「かわしん住まいるカードローン」の利用条件をチェックしてみたいと思います。

• 川崎信用金庫の会員となる資格がある方
• 契約時の年齢が満20歳以上65歳未満
• 保証会社（一般社団法人しんきん保証基金）の保証が受けられる
• 信用情報に事故情報がない
• 反社会勢力ではない
• 川崎信用金庫の住宅ローンを利用している
• 前年の年収が300万円以上

8割は「カードローン」と条件は同じです。年齢であったり、保証会社も同じですし、その他もろもろの条件も変わりません。

しかし非常に厳しいと言える条件が追加されているのがおわかりかと思います。それが「川崎信用金庫で住宅ローンを利用している」この一点です。

そう、このカードローンは平たく言えば「住宅ローン利用者向けの優遇商品」なんですね。

年収にも制限がかけられていますが、住宅ローンを利用できるのであればこの点は難なくクリアできていると思いますので、結局は「住宅ローンを利用しているか」が利用条件の一番のポイントと言えるでしょう。

条件が厳しい分、金利や限度額はとってもありがたいものに！

利用条件が非常に厳しいカードローンの「かわしん住まいるカードローン」ですが、これで金利や限度額がショボかったら話になりませんよね。

でも、そのような心配もいりません。むしろショボければ誰も利用しないでしょうからね（笑）。

川崎信用金庫の公式サイトには「大型カードローン」と記載されています。もちろんこれはカードが大型というわけではなく、限度額が「大型」ということ。そう、「カードローン」に比べると、驚くほど高い限度額が設定されています。

200万円コース	300万円コース
7.00％	6.00％

「かわしん住まいるカードローン」の限度額及び金利は上記の2種類。見ていただければわかる通り、200万円と300万円というかなり高額な限度額が設定されています。（こちらもご参考に→カードローンで300万借入希望！）

なのでいつのまにか金利が上がって「カードローン」と同じくらいになっていた！…ということはありませんので安心してください。

これだけ限度額が大きいと返済額もかなりのものになってしまうのでは…？と不安があるかもしれませんが、その点は心配しなくても大丈夫です。

「かわしん住まいるカードローン」の場合、返済額は貸越残高、つまり借りた金額によって変動します。

その金額は「3,000円～40,000円」。どのくらい借りればこの金額、と明確にお知らせすることは出来ないのですが、だいたい借入金額が10万円～30万円以下くらいであれば一番下限となる3,000円、逆に300万円いっぱいまで借りていたら40,000円でしょう。

「カードローン」と違い、借りれば借りるほど返済金額も跳ね上がるので、限度額に余裕があるからと借りまくっていると返済で大変な目に遭うかもしれません。

インターネットなどからの申し込みは不可。店頭の可能性が大！

「かわしん住まいるカードローン」は申し込み方法も「カードローン」とはちょっと違います。

「カードローン」はインターネットやFAXで申し込むことが出来ましたが、「かわしん住まいるカードローン」はこの2つの方法は使えません。

…じゃあどうやって利用するの？という感じですが、川崎信用金庫のホームページには申し込み方法は明記されていません。

なので予想となってしまいますが、住宅ローンを利用している本支店、いわゆる取引店にて直接申し込む方法ではないかと考えられます。

住宅ローン利用者専用カードローンにはこのタイプは非常に多く、「かわしん住まいるカードローン」と似たような商品を提供している地方の金融機関の場合、多くが「店頭での申し込みのみ受付」としています。

また、同じ金融機関であっても住宅ローンを利用していない支店ですと申し込みが出来ないケースがほとんどなので、この点から考えても「住宅ローンを利用している本支店の店頭でのみ申し込み可能」と考えられます。

インターネットでの申し込みと違い、営業時間が決まっていますので条件だけではなく申し込みという点もハードルが高いですが、「カードローン」も契約手続きは店頭窓口でしないといけないので、同じくらい…といったところでしょうか。

都市銀行などのカードローンと比べた際のメリット・デメリットは？

2種類の川崎信用金庫のカードローンをご紹介しましたが、これらのカードローンの違いはわかったものの、「他のカードローンとの違いはどれくらいなの？」と思った方もいるかもしれません。

確かにそれは非常に重要なポイントでしょう。カードローンは基本的に複数の会社から借りることは少なく、出来れば1社でまとめておきたいと考える方が多いはずです。

となると、より自分にとって便利な、そしてお得なカードローンを選ぶことが大切なことですよね。そこで、このトピックでは川崎信用金庫のカードローンと都市銀行のカードローンを、様々な点で比較してみたいと思います。

違いがメリットとなることもあればデメリットとなることもあるでしょう。

川崎信用金庫の「会員資格」に注意が必要！

まず都市銀行と川崎信用金庫の大きな違いは「利用できる人数」です。

都市銀行は全国に支店があるため、全国どこに住んでいてもカードローンを利用することが可能です。

しかし川崎信用金庫の場合、川崎信用金庫の営業エリア（神奈川県内）に住んでいる、あるいは勤務先がある方でないと利用することが出来ないんです。

川崎信用金庫の2つのカードローンの利用条件に「川崎信用金庫の会員資格があること」とありましたが、それがこの営業エリアの問題ですね。

どれだけ「（川崎信用金庫の）カードローンを利用したい！」と思っていても会員になる、つまり口座を開設出来る資格がないといくら年収が高かろうが利用できません。

金利面の満足度は高め！？都市銀行などと比較

営業エリアの問題は、正直どうしようもない部分でもあると思うので比較しやすいところを見ていきましょう。…となると、金利面ですよね。

都市銀行の代表として「みずほ銀行カードローン」と、ネット銀行代表として「楽天銀行」の金利と比較してみることにしましょう。

みずほ銀行は「コンフォートプラン」と「エグゼクティブプラン」があるため、「（コンフォートプランの金利）/ （エグゼクティブプランの金利）」と表記します。

	カードローン	かわしん住まいる カードローン	みずほ銀行 カードローン	楽天銀行 スーパーローン
100万円未満	14.6％	–	14.0％ / –	14.5％
100万円	13.9％	–	12.0％ / –	9.6％～14.5％
200万円	–	7.0％	9.0％ / 7.0％	6.9％～14.5％
300万円	–	6.0％	7.0％ / 6.0％	4.9％～12.5％

いかがでしょうか、川崎信用金庫の金利が決して低くないことがわかりますよね。特に「かわしん住まいるカードローン」はみずほ銀行の「エグゼクティブプラン」と同じ金利となっています。

楽天銀行スーパーローンはさすがネット銀行だけあって最低金利は一番低いのですが幅があり、他よりも高い金利になってしまう可能性も考えられますね。

地方の金融機関だから金利もイマイチなのかな…と思いがちですが実はそんなことはなく、しっかりと都市銀行と張り合えるくらいの低金利になっていることがわかります。

すぐにお金を借りたい！と思っている人には川崎信用金庫はどうしても弱い…

対して、川崎信用金庫が都市銀行や消費者金融など他の金融業者と比較してどうしても弱いと言える部分があります。

それは「スピード」と「利便性」です。

スピードとは、申し込みをしてから実際に利用できるようになるまでの時間を指します。

都市銀行やネット銀行、そして消費者金融、いずれも大手であることが前提とはなってしまいますが、審査時間は最短で30分～40分程度とかなりスピーディなところが多く、申し込んだその日のうちにお金を借りることが出来る「即日融資」にも対応しています。

対して川崎信用金庫ですと、審査結果が出るまでの時間は明記されておらず、かつ地方金融機関は審査が完了するのがどちらかと言えばゆっくりめですので、2～3営業日くらいはかかるとみてもいいでしょう。

急いでお金を必要としている場合、残念ですが候補となるのは難しいと言えるでしょう。

また、多くの大手カードローンはネットから申し込んだ場合、ネット上または郵送での契約が可能となっています。わざわざ店頭で契約をする必要がありません。

一方川崎信用金庫の場合、申し込みこそインターネットから出来る商品もあるものの、正式な手続きは店頭窓口でしか行えません。

営業時間内に手続きを行えるのならいいですが、普段仕事などで営業時間内にはいけない…という方は厳しいと言えるでしょう。契約手続きは本人しか出来ませんので、家族に行ってもらうのもムリですしね…。

利便性の面でもちょっと不利。その点は割り切りが大切かも

利便性という面でもやはり都市銀行や大手消費者金融にはどうしても劣ってしまいます。しかしそれは地方銀行や信用金庫のカードローンだから…という点が強く、川崎信用金庫が特別というわけではありません。

先ほど利用出来るスピードについて解説しましたが、実際自分が利用する際の便利さもどうしてもちょっと弱い部分があります。

カードローンは基本的にATMにカードローン専用のカード、「ローンカード」と言うことが多いですがそちらを挿入し現金を引き出すことで利用できます。

それに加えて大手であれば指定した銀行口座に振込で融資をしてくれる「振込融資」も行っているところが多いです。

時間こそ制限があるものの（中には24時間振込してくれるカードローンもあります）、わざわざコンビニなどのATMに行く必要がないので「引き落としがあるから口座にお金を入れておきたい」という方にはとっても便利なんです。

地方の金融機関は残念ながら振込融資に対応しているところは少なく、川崎信用金庫のそのひとつ。ATMを利用すればいいだけの話ですが、振込融資の利用が多そうな方は避けたほうがいいかもしれません。

メリットもデメリットもあるけれど、いい商品なのは間違いなし

ここまでいろいろな面で比較してきましたが、比べてみるとちょっとイマイチなんじゃ…？と思った方もいるかもしれません。

確かにひとつひとつを比べていくと、やはり大手に比べるとちょっとな…という部分がないとは言えません。

しかし、大手とくらべてのことですし、スピードや利便性については自身がどのようにカードローンを利用するかで変わってきます。

例えばカードローンの利用を急いでいなければ、少々時間がかかっても川崎信用金庫のカードローンで全く問題ありませんよね。

振込融資も特に必要なく、自分が借りたいときにはATMに行くから…という人なら全くデメリットではないわけです。

川崎信用金庫のカードローンが大手と比べることが出来るほど優れている商品とも言えますし、特に「かわしん住まいるカードローン」は川崎信用金庫をよく利用している人しか申し込めないものですから、チャンスがあるならぜひ狙っていただきたい商品です。

シンプルで複雑な機能もなし。だからこそわかりやすく使いやすい

川崎信用金庫の2つのカードローンは、内容もシンプル、申し込み方法から手続きにおいても非常にシンプルです。

シンプルというのはカードローンにおいて決して悪いことではありません。それだけ「わかりやすい」ということですから、利用において「これはどうなっているの？」という疑問が湧きにくいと言えます。

金利も一般的、または低いくらいなので満足度も高いですし、返済額も負担にならないくらい、だけど返済期間が無駄に長くならない「ちょうどいい」額になっていると言えるでしょう。

カードローンを使ってみたいけど複雑なのはちょっと苦手という方、そして川崎信用金庫を普段からよく利用している方。そんな方に川崎信用金庫のカードローンはとてもおすすめです。

営業エリアの問題こそありますが、候補にはいるのであれば一度チェックしてみてはいかがでしょうか？

【参考ページはこちら】
カードローンを利用できる金融業者は？