カードローン審査で嘘をつくとばれずに通過できるのか?結論はNO!
カードローンを利用するには審査は避けて通れませんが、審査があると言われるだけで何となく不安になることもありますよね。そうなると、不安な部分を隠すために思わず嘘の申告をしたくなる気持ちもよくわかります。
ですが、結論から言うと嘘をついてもばれてしまいますので、嘘はやめるべきです。嘘がばれると審査に通らないのはもちろんですが、審査に通った後に嘘がばれると、借り入れしたお金の一括返済を求められることもあるんですよ。
ここで、なぜカードローン審査でついた嘘がばれてしまうの?と疑問に思われたアナタに向けて、カードローン審査でどのように申告内容の裏付けが取られているのか、嘘がばれる原因を探っていきましょう!
審査に影響大!だからこそ嘘をつきたくなるのはこの項目です
カードローンの申込みをする際には、自分で申込みフォームや申込書に必要事項を記入します。だからこそ嘘も書けてしまうのですが、嘘を書きたくなるということは、その項目が審査に与える影響が大きいとわかっているからとも言えます。
では、嘘がばれる理由を確認するために、どのような項目で嘘をつきがちなのかを最初に見ていきましょう。
つい嘘をついてしまいがちなのはこの項目!
申込みの際につい嘘をついてしまいがちなのは、以下のような項目です。
- 年齢
- 雇用形態
- 勤続年数
- 勤務先
- 収入
- 居住年数
- 他社からの借り入れ状況
どうでしょうか?項目が多いと感じられた方もいらっしゃることでしょう。これらの項目は、かなり大きく審査に影響します。では、どう影響するのか、簡単にですが確認しておきましょう。
各項目の審査への影響
まず年齢ですが、カードローンには利用可能な年齢が設定されています。いくつかの業者を例に見てみましょう。借り入れ先としては消費者金融や信販会社、銀行、信用金庫などが考えられますので、それぞれについてまとめています。
- アイフル(消費者金融)…20歳~69歳
- プロミス(消費者金融)…20歳~69歳
- オリコ「CREST」(信販会社)…20歳以上
- 三井住友カード株式会社「三井住友カードゴールドローン」…20歳~55歳
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」…20歳~64歳
- みずほ銀行カードローン…20歳~65歳
- 長野信用金庫「ペアカード」…20歳~64歳
- 福岡信用金庫「カードローンきゃっする500」…20歳~65歳
この年齢制限に合っていないと、審査に通ることはできません。年齢制限があるのは、この年齢の人なら返済できる能力があるだろうと判断されるからです。その基準はカードローン商品ごとに違いますが、それぞれの商品ごとに設定された利用可能年齢に合っていることが必要です。
次に雇用形態や収入など、仕事に関することについてです。カードローンを利用すると、当然のことですが借りたお金に利息を付けて返済しなければいけません。つまり、仕事をしていて返済する能力があることが求められるわけですね。そのため、仕事をしていない人はお金を借りることはできません。
例外として専業主婦または専業主夫は配偶者の収入を元に借り入れができることもあるのですが、その場合はそれでも借り入れができるタイプの商品を選ぶ必要があります。
雇用形態は正社員の方が派遣社員やパート、アルバイトと比べて安定していると見られますすし、勤続年数は長い方が今後もその仕事を続け収入を得るだろうと考えられて有利です。収入は少なくてもお金は借りられますが、多い方が借りられる金額が高くなる傾向にあります。(こちらもご参考に→年収は低くてもたくさん借りられる?)
もちろん、勤務先が無いとお金は借りられません。また、勤務先が水商売などの離職率が高い職場だと、いつ仕事を辞めるかわからないと思われ、審査上不利になりがちです。
(⇒カードローンを利用できる職業とは?)
居住年数は、長いほど引越ししにくく連絡が取れなくなる可能性が低いとみなされ有利です。他社からの借り入れについては、件数が多かったり借り入れ額がすでに多かったりすると、これ以上貸してもお金を返すことはできないだろうと思われるので、審査にはかなり不利になります。
カードローンは信用を元にお金を貸す!だから嘘は厳禁です
では、なぜカードローンの申し込みの際に嘘を書くと審査に通らないのでしょうか。
それは、カードローンは個人の信用に対してお金を貸す性質のものだからです。
信用とは、返済能力と言い換えることもできますが、要は申し込み者に対してお金を貸したとして本当に返してくれるかどうかが問題で、それを審査によってチェックしているわけです。だから本人や仕事、自宅、他社からの借り入れなどに関する情報を申告してもらい、それを元に融資できるかどうかを判断しています。
もし、審査の元となる書類に嘘があったら、嘘の情報を元に融資できるかどうかを判断することはできませんよね。そのため、嘘を書いていると審査をしても意味が無いので、審査に通らないのです。
それからもうひとつ、誠実さという点でも問題になります。最初から嘘を申告してお金を借りようとする人が、約束を守って返済をきちんとしてくれるかどうかは疑わしいですよね。そういった意味でも、信用が無いと判断されるので審査には通らないということです。
故意ではないのに嘘扱いされる!?記入ミスにも注意!
実は、意図的に虚偽の申請をしたわけではないのに、審査に落ちることがあります。それが、記入ミスをしてしまった場合です。
審査を担当する人からすれば、故意に間違えたのか、それともただ間違えたのか、判断することはできません。
そのため、たとえ間違えたのであっても審査に通らなくなることがあります。また、連絡先の電話番号の記入を間違えたせいで、本人確認や在籍確認が取れないことが原因となって審査に通過できないこともあります。
嘘を書いたつもりはなくても、情報が間違っていたらきちんと審査ができないことに変わりは無いので、その点にも気をつけて申込みの際には正確な情報を記入することを心がけたいものです。
では、申込みの際に書いた内容が嘘だと何がきっかけでばれるのか、詳しく確認していきましょう。
年齢はすぐばれる!本人確認資料の提出は多くの場合必須です
ごく一部のカードローンを除いて、本人確認資料の提出は必須です。ごく一部の場合とは、銀行カードローンですでにその銀行に口座を持っている人が利用する場合などです。例を挙げると、じぶん銀行のカードローン「じぶんローン」は以下のような取り決めになっています。
その銀行に口座を持っているということは、すでに申し込み者と銀行の間に取引があることになりますから、その相手についてわかっていることになります。だから、新たに書類の提出が必要ないということなんですね。
本人確認書類の提出が求められない場合も、何らかの形でその人について確認が済んでいるということなのです。
では、本人確認資料について見ていきたいと思います。
本人確認資料として有効な書類
本人確認資料として提出を求められるのは、多くのカードローンで以下のものです。これらのうち、それぞれのカードローン会社で指定されているものが有効です。
- 運転免許証(運転経歴証明書が有効なことも)
- 健康保険証
- パスポート
- 顔写真付きの住民基本台帳カード
- 個人番号カード
- 印鑑証明書
- 住民票
日本国籍ではない人の場合、在留カードや特別永住者証明書などの提出が求められることもあります。
これらの書類には、生年月日が書かれていますよね。そのため、嘘の年齢を記入しても、すぐにばれてしまうというわけです。
ごく一部のカードローンで本人確認書類を提出しなくてもいい場合があるんじゃが、それはすでにその人と何らかの取引をしている場合なんじゃ。じゃから、本人確認をしないで申し込みを受け付けることは無いと思っていいんじゃよ。
雇用形態など仕事に関することは在籍確認と書類でばれることが!
次に、雇用形態など、仕事に関わることについて確認したいと思います。これらに関しては、在籍確認と提出する書類からばれることが考えられます。
ですが、それが意外なところで申込書の嘘を知らせることになってしまう可能性もあるのです。では、詳しく見ていきましょう。
雇用形態について
雇用形態を偽りたいのは、おそらくパート・アルバイト勤務をされている方でしょう。正社員の方が安定していると見られるので、より多くのお金を借りたい場合ついそんな気持ちになってしまうかもしれません。ですが、雇用形態の嘘がばれるきっかけは、案外多いものです。
雇用形態の嘘がばれてしまうきっかけとしては、以下の3つが考えられます。
- 申込みの際に記入した健康保険証の種類
- 収入との釣り合い
- 在籍確認の受け答え
申込書や申込フォームには、健康保険証の種類を記載する欄があります。ご存知のように、健康保険証には以下のようにいくつか種類があります。
健康保険証の種類 | 持っている人 |
---|---|
社会保険 | 協会けんぽが発行、会社員が持つ |
組合保険 | 各企業が持つ健康保険組合・公務員が作る共済組合などが発行。会社員や公務員、自衛官などが持つ |
船員保険 | 船員が持つ |
日雇健康員保険 | 日雇い労働者が持つ |
国民健康保険 | 自営業など上記以外の人が持つ |
社会保険証と組合保険証には、どちらも会社員が入っていますが、企業で健康保険組合を持つことができるのは、従業員700人以上の大企業です。つまり、組合保険証を持っている人は、大手の企業に勤めているということになります。
また、正確に言えば、社会保険証は正社員以外にも正社員の4分の3以上の労働をする人も持つことができますので、正社員のみというわけではないのですが、少なくとも正社員が国民健康保険の保険証を持っているとは考えにくいわけです。そのことから嘘がばれる可能性があるんですね。
次に、雇用形態と収入の釣り合いです。カードローンの審査担当者は、それこそ今までに何人もの人の審査を行っていますから、職業や年齢、雇用形態などを元に、大体の年収がわかると言います。そのため、正社員と書きながら年収が低い場合などは、疑われるきっかけになります。
最後に在籍確認の電話です。これは、本人が出た場合にばれることはおそらくありませんが、他の人が電話を取った時に、例えば「パートなので今日は休みです」とか「バイトは5時からなのでその頃来ます」などと答えてしまうと、勤務形態が知られる可能性があります。
そんなことは無いだろう!と思われるかもしれませんが、思わぬところから嘘が知られる可能性があることは頭に入れておいた方がいいですね。
勤続年数について
勤続年数が半年以下だと審査に通らない可能性があり、できれば1年以上なら安心とよく言われますので、勤続年数を1年以上にして申告したい場合もあるでしょう。ですが、勤続年数は提出する書類からばれる可能性が高いです。
収入証明書類として源泉徴収票を提出した場合、年度途中に就職したり退職したりした場合にはその記載があるため、いつから勤めているのかがばれてしまうのです。
また、健康保険証を本人確認書類として提出した場合、健康保険証が交付された年月日が記されていますから、そこからばれることもあるんですよ。
勤務先について
勤務先を偽りたい人は、仕事を辞めてしまった人と考えられます。そこで、以前勤めていた会社を勤務先として提出したとしたら、在籍確認の電話でもうそこで働いていなことがばれますね。
架空の勤務先を作ったとしても同じことです。申込みの際に勤務先の連絡先は必須ですので、無い会社を作ったとしても在籍確認ができません。自宅と同じ番号になることは、自営業以外では考えられません。
もしそれで疑われなかったとしても、自営業と仮定して収入証明書類を提出するよう求められたら、嘘がすぐにばれてしまいます。
収入について
むしろ、年収の部分で嘘を書くなら高く書きますから、この項目では予想よりも収入が高すぎることが問題視されることになります。そのため、収入証明書類を提出しなくてもいい条件で申し込みをしても、審査上必要と融資先が判断すれば提出を求められることもあると案内しているカードローンが多いのです。
申込みの条件によっては、収入証明書の提出が義務付けられる場合もあります。その場合は、虚偽の申告をしていることが明らかにばれてしまいますね。ちなみに、収入証明書については、以下のような取り決めがあります。
- 貸金業者からの借り入れ…貸金業法によって書類提出の基準が決められている
- 銀行など貸金業者以外からの借り入れ…それぞれのカードローン商品ごとに決定
消費者金融や信販会社などの貸金業者が借り入れ先の場合、貸金業法によって以下の場合に収入証明書類の提出が義務付けられています。
- 1社での借入額が50万円を超える場合
- 2社以上の貸金業者での借入額を合計すると100万円を超える場合
このいずれかに当てはまる場合は収入証明書の提出が義務となりますので、嘘を書いても間違いなくばれることになります。
銀行や信用金庫など、貸金業者ではない借り入れ先から融資を受ける場合は、それぞれのカードローンごとにいくら以上の借り入れなら収入証明書が必要かが決められています。いくつか例を挙げると、以下のような感じです。ここでは、利用可能年齢を調べた業者を例に見てみましょう。
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」…100万円を超える利用限度額を希望する場合に提出
- みずほ銀行カードローン…200万円を超える利用限度額を希望する場合に提出
- 長野信用金庫「ペアカード」…100万円を超える申込限度額の際に提出
- 福岡信用金庫「きゃっする500」…提出の必要無し
中には福岡信用金庫の商品のように、提出する書類として案内されているのが本人確認書類のみという商品もあるのですが、そうでないところが多いので、審査場必要となればこれ以外の場合でも提出を求められる可能性があることは知っておきましょう。
また、それだけではなく、これまでの審査担当者の経験で勤務形態と収入とのバランスが見られたり、在籍確認の際に嘘がばれたりする可能性もあるんじゃよ。
居住年数も本人確認書類が元でわかることがあります!
居住年数もまた、本人確認書類からわかることがあります。先ほど、本人確認書類として有効なものをご紹介しましたが、引越しをした場合にはその事実が記載されることになるため、本人確認書類を見ることで引越したことがわかってしまうのです。
住所が載っている書類の提出が求められている!
先ほどご紹介した本人確認書類の中で、住民基本台帳カードは顔写真付きのタイプを提出するように求められています。実は、住民基本台帳カードには顔写真付きのものとそうでないものがあるのですが、顔写真が無いものには住所の記載がありません。だから、顔写真付きのものが指定されているわけですね。
このように、本人確認書類の種類が指定されているのには理由があります。それを元にきちんとチェックが行われていることがよくわかりますね。
意外な所からばれることも?すでに借り入れがある人は注意!
これについてはこの次に詳しく確認しますが、あらたに審査を申し込むまでにお金を借りたことがある人の場合、意外なルートから嘘がばれることもあります。
というのが、お金を借りた経験があると、その情報がすべて集められて個人信用情報機関というところに登録されているからです。
その時には正直な内容を書いていたとしたら、登録された情報との食い違いが出てきます。そこから嘘がばれることもあるんですよ。
有効とされる本人確認書類に指定があるのは、そういった事情があってのことなんじゃよ。
他社からの借り入れ情報は個人信用情報機関の情報からすぐわかる!
すでに借金が多くある場合、新しく借り入れができるとは思えませんので、他社からの借り入れはもしかしたら一番ごまかしたい項目かもしれません。ですが、これに関しては間違いなくばれると思いましょう。
それには、個人信用情報機関というところが関わっています。では、詳細を見ていきましょう。
個人信用情報機関とは?
個人信用情報機関とは、個人の信用情報を収集し、管理している機関のことです。信用情報とは、以下のような情報のことを言います。
- 氏名や年齢などの利用者についての情報
- クレジットカード・キャッシング・カードローンなどの契約状況
- 借り入れや返済などの取引状況
つまり、お金を借りた人はどんな人なのか、どんな利用状況なのかに関する情報が集められていると考えればいいわけですね。それから、携帯電話機を分割払いした場合なども、情報が登録されます。意外に思われることもあるのですが、携帯電話機の料金を滞納した場合も、個人信用情報機関に滞納したことが登録されます。
個人信用機関には、以下のように3種類があります。
個人信用情報機関の名称 | 主な会員となっている業者 |
---|---|
全国銀行個人信用情報センター | 銀行・銀行系クレジットカード会社・信用金庫・信用組合・農協など |
株式会社日本信用情報機構(JICC) | 消費者金融・信販会社など |
株式会社シー・アイ・シー(CIC) | 信販会社・クレジットカード会社など |
カードローンを発行している業者は、これらの個人信用情報機関のいずれかの会員になっています。そして、利用者の情報を加盟先の機関に提供しています。これに関しては、カードローンの申込みをする際に同意を求められています。
同意しなければカードローンの申込みはできないため、カードローンを利用する人の情報は個人信用情報機関に必ず登録されることになるんですね。
申込みがあった時に情報を問い合わせます
これまでにお金を借りた経験がある人の場合、その借り入れ金額や返済状況は審査上大きな意味を持ちます。そのため、カードローンの申し込みを受けた業者は、加盟先の個人信用情報機関に申込者に関する情報を問い合わせます。
その上で、現在の借り入れがすでにかなりある場合や、延滞などの返済上の問題がある場合、これ以上お金を貸しても返済が難しいことがわかるので審査には通さないというわけです。
また、銀行など貸金業者以外が発行するカードローンには法律によっての年収による制限は無いので、理論上はいくら貸してもいいことにはなるのですが、年収に見合わない金額のお金を貸しても返済できないことはわかりきっているので、やはり借り入れがすでに多い場合はお金を貸さないという判断になります。
通常はその機関の会員しか情報は見られないが共有される情報もある!
個人信用情報機関で管理されている情報は、基本的にはそれぞれの機関の会員になっている業者しか見ることができません。となると、例えば銀行でカードローンを利用した時に返済が遅れたとしても、他の機関に登録している消費者金融からなら借りられる?と思うかもしれませんが、これは間違いです。
実は、3つの個人信用情報機関には、以下のような情報の共有システムがあります。
- CRIN(クリン)…3つの機関の相互交流ネットワーク
- FINE(ファイン)…JICCとCICの相互交流ネットワーク
CRINでは、いわゆる事故情報もしくはブラックと言われる、これまでに返済状何らかの問題を起こしたことがあるという情報が共有されます。
またFINEでは、事故情報だけではなく、名前や住所などの申込者についての情報・借入額や返済状況など契約に関する情報も共有しています。
これらのことから、他社からの借り入れ状況について嘘を言ってもばれる可能性が高いことがわかります。
実際の加盟先を見てみよう!
では、実際に業者と加盟先の個人信用情報機関の例を見てみましょう。
- アイフル(消費者金融)…JICC・CIC
- プロミス(消費者金融)…JICC・CIC
- オリコ「CREST」(信販会社)…JICC・CIC
- 三井住友カード株式会社「三井住友カードゴールドローン」…JICC・CIC
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」…全国銀行個人信用情報センター
- みずほ銀行カードローン…全国銀行個人信用情報センター
- 長野信用金庫「ペアカード」…全国銀行個人信用情報センター・JICC
- 福岡信用金庫「カードローンきゃっする500」…全国銀行個人信用情報センター
このように、複数の個人信用情報機関に登録しているところもあるんですね。となると、複数の機関に登録された情報が全て見られることになります。
銀行では保証会社がついているのでほぼすべての情報がわかる!
実は、銀行のカードローンの場合、銀行だけで審査を行っているのではなく、保証会社がついています。保証会社は銀行に対して利用者の保証を行い、万が一返済が滞った場合は代わりに返済をしてその後の債権の回収も担当します。
そのため、銀行のカードローンでは保証会社による審査も行われています。つまり、銀行が加盟している個人信用情報機関と、保証会社が加盟している個人信用情報機関の情報とを、両方見ることができるわけですね。
例として、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」について確認しましょう。三菱UFJ銀行自体は全国銀行個人信用情報センターの会員ですが、保証会社であるアコム株式会社は、JICCとCICに加盟しています。となると、3つの機関に登録されている情報を全てを見ることができるということです。
個人信用情報機関の情報から借り入れ以外の嘘がばれることも!
個人信用情報機関には、利用者に関する情報も登録されています。それには、以下のような情報があります。
- 氏名・性別・生年月日
- 住所
- 連絡先
- 勤務先
以前に借り入れをした、クレジットカードを利用した、携帯電話の分割払いをしたなどの経験がある人の場合、個人についての情報が登録されています。そのため、新たに申し込む際に嘘をつくと、矛盾がでてくることもあります。
個人信用情報機関でわかるのは、他社からの借り入れに関する情報だけではないんですね。
さらに3つある個人信用情報機関は提携しておるし、銀行は保証会社をつけておるから、情報の多くが知られると思っておいた方がいいな。
嘘をついてもカードローン審査には通らない!商品選びで乗り切ろう
だったら、不安な部分を解消できるような商品選びをすればいいのです。
カードローン商品の中には、パート・アルバイト・自営業といった勤務形態でも利用できることを明記している商品もありますし、銀行などが扱うカードローンなら専業主婦や専業主夫でも借り入れできる商品があります。不安な人は、そういった商品を選べばいいんですね。
さらに、収入が低くても、高い利用限度額を希望しなければ審査に通りやすくなりますので、収入面が不安な人はできるだけ希望額を下げて申し込むこともコツです。要は、返済がきちんとできるだろうと判断してもらえればいいわけです。
嘘をついても審査には不利になるだけですので、それよりは現状のままで審査に通りやすくなる方法を考えたいものですね!
【参考ページはこちら】
カードローンのよくある質問
提出する書類や在籍確認、個人信用情報機関に保管されている情報など、嘘がばれるきっかけになることはたくさんあるから、嘘はつかない方がいんじゃよ。嘘が分かった時点で審査には通らなくなるからな。
それよりも、自分が置かれた状況でも借り入れできる利用条件の商品を探す方が、よほど前向きな対策と言えるんじゃぞ。
カードローンは信用を元にお金を貸す仕組みになっておるから、信用できないと思われた時点で審査に通過するのは難しくなるというわけなんじゃな。