カードローンのよくある疑問!限度額引き上げ方法をご紹介
カードローンを利用するにあたって、限度額がいくらに設定されるのかということは非常に重要となります。そしてカードローン申し込み時には、この金額で設定されれば良いな、という希望があるはずです。
しかし、希望した限度額が設定されるかどうかは審査を受けてみるまで分かりません。結果的に、希望よりも低い限度額となってしまうケースも珍しくはないのです。また、最初は十分だと思っていた限度額でも、移用しているうちに不足していると感じるようになることも出てくるかもしれませんよね。
そんな時、カードローンの限度額を引き上げる方法があるのです。ここでは、カードローン利用者であれば誰もが気になるであろう限度額引き上げについて詳しくご紹介していきましょう。
限度額を決めるのは審査!気になるその内容とは
カードローンの限度額は、審査によって決まります。審査で判断するのは、カードローンの利用可否だけではないのです。
(⇒カードローンの審査についておすすめ記事)
では、限度額はどのように判断されるのか、その内容についてチェックしていきましょう。まず、限度額を決める要素としては次の4点が挙げられます。
- 収入の金額
- 雇用形態
- 勤務先
- 勤続年数
これらの要素は、全て収入の安定性を判断するものです。収入の金額はもちろんですが、その収入をどこから得ているのか、雇用は限定的なものなのか、これからも継続して収入を得続けることが出来るのか、それを判断していくわけですね。
ここで重要となるのが、どの限度額であれば毎月滞りなく返済することが出来るかという点です。当然、収入の金額に対して高額すぎる限度額では、返済額が日々の生活に支障をきたしてしまう恐れも出てきます。また、生活を優先して返済が滞ってしまうという可能性もありますよね。
ですから、カードローンの審査では返済可能金額を判断し、限度額を設定していくのです。
希望通りの限度額が認められない場合は、収入等から考えて限度額いっぱい借入をした場合、返済が厳しいのではないかと不安視された為であると考えておきましょう。
収入や勤務先、勤続年数を出来るだけ有利にしたいと思うかもしれませんが、虚偽の申告をしてはいけません。雇用形態や勤務先、勤続年数は、申し込み時に申告しますが、勤務先は個人信用情報をチェックすれば確認できますし、収入は収入証明書を提出すれば確認できます。
また、健康保険証を提出すれば勤務先、勤務先の規模や勤続年数を知ることも出来ますね。虚偽の申告があることが分かれば、信用できない人物であると判断されてそれだけで審査に不利になる恐れも出てきます。申告は正直に行うようにしましょう。
限度額引き上げには申し込みと審査が必要!手続き方法をご紹介
では、設定された限度額を引き上げるためにはどうすれば良いのでしょうか。一般的な流れとしては、次のようになっています。
?審査
?増額
限度額を引き上げるためには、申し込みと審査が必要となるわけですね。
そして、審査の結果増額可能となれば現在持っているローンカードですぐに増額した限度額を利用することが可能となります。
増額申し込み方法は各社異なる!?その方法とは
増額の申し込み方法は、カードローンの取り扱い先によって変わります。ここでは、いくつかのカードローンを例としてご紹介しましょう。
カードローン名 | 申込み方法 |
---|---|
じぶん銀行カードローン | じぶん銀行ローンセンターへ電話 |
三井住友銀行カードローン | ローン契約機、電話 |
みずほ銀行カードローン | インターネット、店頭 *再度カードローンの申し込みを行うことで 増額申し込みとなる |
アコム | 会員ページ内の「極度額等の変更のお申し込み」 または総合カードローンデスクへ電話 |
アコム等の大手消費者金融の場合は、会員ページで手続きが可能となっていることが多いですね。みずほ銀行は、現在のカードローンを増額するということではなく、再度申し込みを行って審査を受けるという方法となっています。
増額の申し込み法については、各社対応が異なりますのでしっかりとチェックしておきましょう。
限度額が法的に引き上げられない!?増枠希望時は総量規制に注意
新規契約時は、比較的低めの限度額設定になる事がほとんどです。そこから、増枠を希望する場合は申し込みをして審査を受けていくことになりますが、いくらでも増枠出来るわけではなく、その金額には上限があります。
- カードローン商品の上限金額
- 総量規制による上限金額
限度額をいくら引き上げたいと思っても、そのカードローン商品自体の上限額を超えることはできません。また、総量規制によって法的に増枠が不可能となってしまうこともあります。
総量規制は、銀行カードローンを利用する際は対象外となりますので心配不要です。あくまでも、貸金業者への規制ですからね。ですから、消費者金融を利用する際には総量規制に注意しておくようにしましょう。
限度額はいくらでも引き上げられるわけではなく、消費者金融の場合は総量規制に注意しておかなければならぬぞ。
限度額の引き上げには一定の利用実績が必要!
限度額は、契約後すぐに引き上げが出来るというわけではありません。
ある程度利用実績を作ってからではないと、増額の審査に通ることはできないのです。
何故利用実績が必要となるのか、それは増額した金額でも確実に返済できるかどうかを判断する為ですね。現在の限度額で利用をして、確実に返済出来ていなければ、増額後の返済をしっかり行えるわけがありません。ですから、現在の限度額で問題なく返済出来ている実績が必要なのです。
返済状況に次のような問題があれば、限度額の引き上げは難しいでしょう。
- 期日に遅れることがたびたびある
- 現在延滞中である
- 全く利用実績がない
返済期日に遅れてしまう、返済できていないということは当然問題となってきますが、増額を希望するのであれば利用実績が全くない状態というのも問題となります。
全く利用実績がない、利用額が少ないということであれば、返済に遅れが出ることはないかもしれませんが、増額しても返済できるということを示すことにはなりませんよね。
限度額の引き上げを申し込むのであれば、問題のない利用実績を一定期間作る必要があるのです。
利用実績を1年以上作ってからの申し込みがオススメ
では、どのくらいの利用実績が必要となるのでしょうか。増額までの利用実績がどのくらい必要なのか、明記しているカードローンは少ないのですが、基本的には1年以上の実績があれば良いと言われています。
1年という利用実績の中で返済遅れ等の問題が生じなければ、月々の収入に大きな変動なく返済し続けることが可能であるということを示すことが出来ますよね。
増額までの利用実績がどのくらい必要となるのかを記載している商品に、三菱UFJ銀行の「マイカードプラス」があります。
(⇒三菱UFJ銀行カードローン情報はこちら)
限度額は、新規借入は最高でも30万円、その後6か月の利用実績を経て40~100万円への増額が可能となっていますね。
商品概要に明記されていない場合は、1年以上の利用実績を作ってから増額申込みをするようにすると良いでしょう。
返済遅れがなく、適度に利用をしているという利用実績を1年以上作る必要があるのじゃな。
カードローン側から増額を打診される!?優良顧客になろう
カードローンを取り扱う側からすれば、確実に返済してもらうことも大切ですが限度額が高く、多くの借入を利用してもらった方が良いですからね。
ですから、カードローン会社がこの人はもっと限度額を上げても大丈夫だ、と判断した場合はカードローン会社側から増額を打診するケースがあるのです。
増額を打診されるというのは、優良顧客の証だと言えるでしょう。優良顧客と認められる条件は、以下の通りです。
- 返済に遅れがない、期日をしっかりと守る
- 定期的に利用をしている
- 収入や勤務先に変更がない
増額が可能と判断されるだけの利用実績を作ることが大切だということは、先ほど紹介しましたよね。それに加えて、収入等の条件が変更となっていないということも重要となります。
いくら毎月問題なく利用し続けていたとしても、転職して収入が減った、勤続年数が短くなってしまったということであれば、現在の収入を維持できるのかどうかという判断が難しくなります。
消費者金融等のカードローンで、総量規制が関係する場合は増額したことで規制上限額に達してしまう恐れもあるかもしれません。ですから、収入等条件の維持というのも大切なポイントとなると言えるのです。
【参考ページはこちら】
地方銀行のカードローンなら主婦でも使える?
増額しても返済出来るということを認めてもらう必要があるのじゃ。ただ、自分で増額を希望しなくても利用実績に問題がなく優良顧客だと認められれば、カードローン会社から増額を打診されるケースもあるということじゃ。
カードローンを利用するときは、返済に遅れないようにすること、適度に利用をするということを心がけておくと、将来増額したいときにスムーズじゃろう。
”
収入が安定して得られるということが重要となってくるわけじゃが、勤務先や勤続年数は必要書類の提出でチェックされるものじゃ。偽ろうと思っても意味がないので正直に申告するようにしたいものじゃな。