未成年は借入不可！？カードローンは他の借入となにが違う？

インターネットを使っていると、カードローンを未成年で申し込みできるかどうかというページで、カードローンを申込めたという案内があったりします。

ですが、このような情報には誤った情報も含まれるので注意してください。今回は、そんな誤った情報を正す形で案内を行っていきます。

これから、カードローン、クレジットカードなどを使い分けて、未成年でも利用可能な借入を実践したいという人は、良ければ今回の記事を参考にしてください。

未成年は借りられない！20歳未満が借りられない理由

カードローンは20歳未満では持てません・・・と、銀行や消費者金融の大手であれば、キャッチフレーズのように案内しています。

また、「本当に20歳未満だとカードローン審査してもらえない？」と思った場合は、消費者金融などでカードローン審査を受けてみるといいです。

時間にして数分で結果が出るのですが、「ご希望に沿わない結果となってしまい・・・」や、「申し訳ございませんが今回は審査の結果、保留となってしまいました」というメールが通知されるだけで終了してしまいます。

これは未成年といった、最初からカードローン審査を行わない相手に対して通知するものです。

つまり、こちらが未成年でカードローン審査を受けようとしているのは、すぐに金融業者側にバレてしまうようになっているのです。

しっかりと学んでおこう！家族構成はバレていることが多い

あまり知られていませんが、家族の誰かがカードローンなどの金融商品を利用している場合は、家族構成が調べられていたりします。

カードローンなどのローン申請の際に、「家族構成」という項目があるので、ローン審査されている家族がいる場合には、家族構成が調べられているケースが多いのです。

また、近年では銀行や消費者金融に関係なく、個人信用情報機関（CICなど）に情報が登録されるようになっています。

このような情報のデータベースが存在しますので、基本的に嘘をついたとしてもすぐにバレてしまいますので注意しましょう。

これは消費者金融からの融資でも同じことが言えます。銀行と消費者金融は別物と思っている人もいますが、金融機関として同じようなカードローン審査を行っているので、個人信用情報をチェックする形で審査が進んでいきます。

借入状況もチェックされるため、すでに滞納（返済の遅延）が目立つような場合もカードローン審査に通らないでしょう。

融資を受ける際は、可能な限り後ろめたい状態でないことを確認してから、落ち着いてカードローン申込みすることも大事です。また、このような心がけは未成年、成年に関係ありませんので、そのことを理解されてから申込むようにしましょう。

悪徳業者に要注意！カードローンで騙されないようにする

インターネットを使っていると、20歳未満でも条件付きカードローンであれば、お金を借りられるという情報が見つかります。

他にも下記のような悪徳業者まで存在しますので、金利以外でも不明点があった場合には、連絡や申請などを一切しないようにしておいたほうが良いです。

悪徳業者と判断できる部分	注意点
誰にでも貸せるという案内	・一般的な金融機関はこのような案内を行っていない ・カードローンそのものを知らない相手を狙っている
100万円以上貸せますという案内	・50万円以上、100万円以上貸せますという案内はヤミ金に多い ・違法金利のため金利の案内が伏せられている
会社概要がおかしい	・住所・電話番号のどちらかがおかしかった場合は悪徳業者 ・電話番号が090（携帯電話）も怪しいと判断する

こんな方法があった！未成年でも申込めるケース

カードローンは未成年でも申し込みできるか？についてですが、未成年でもカードローン契約をすることは可能です。

前述までと矛盾したことを言っていますが、下記のような方法を駆使することで、未成年でもカードローン契約や、カードローンに近い契約を結べるので、絶対にローンできないというわけではありません。

• 法定代理人（親など）に代わりに契約をお願いする
• 20歳になる直前にカードローンの申込を相談する
• 結婚されている状態でカードローンの申込を相談する
• クラブ会員専用のクレジットカードでキャッシングする
• ショッピング専用のクレジットカードでキャッシングする

カードローンを未成年で申し込みできるか不安という人は、あらかじめカードローン会社などと相談しておいたほうがいいです。

というのも、カードローン会社によっては、相談などをしておくだけで将来的に有用な金融商品を案内してくれたりするからです。

もう少しで20歳になるという場合であれば、積極的にカードローン審査を検討してくれる業者も多く存在します。

使いやすさを重視！クレジットカードも検討する

近年ではカードローンではなく、クレジットカードを「カードローンの代わりにしている」若者が増えています。

あまり知られていないのですが、クレジットカードは未成年でも持っている人が増えてきているカードです。

また、この案内を目にしてから「未成年でもクレジットカードが持てる！」と、勘違いしないように注意してください。

というのも、持てるクレジットカードと、持てないクレジットカードが存在するからです。

持てるクレジットカードは、学生専用のクレジットカードです。

ライフカードなどが有名ですが、このようなカードは審査を通過すると、学生であっても利用できるようになっているので、今ではブランド共々で高い人気を誇っています。

また、クレジットカードを持つ条件もあまり厳しくはありません。というのも、10万・20万程度のショッピング枠とキャッシング枠が付くだけのカードだからです。

ショッピング枠とは、商品購入時にクレジットカードを通すと、支払いをクレジットカードで支払えるようになる枠です。キャッシング枠は、専用のATMで現金を引き出せるようになる枠のことです。

この2つの枠がクレジットカードには盛り込まれています。ただ、比率でいうと「2：1」のようになっていますので、ショッピング枠が20万円の場合、キャッシング枠は10万円以下というケースが非常に多いです。

実践者も多い！保証人ありで信用を上げるテクニック

クレジットカードではなく、カードローンを未成年で申し込みする方法もあります。

それは、親に頼んで保証人になってもらう方法です。また、契約者についても親になるので、支払いにおいてもトラブルなどが起きないよう工夫されています。

カードというのは、カードの契約者で設定ができるようになっているので、このような方法でカードローン契約をすると、親の側で設定ができるようになります。

子供のほうで契約させてしまっていると、場合によっては使い過ぎる・・・なんてこともあるので注意しましょう。

例えば、以下のようなケースで使い過ぎる危険性があります。

• 契約者が限度額を引き上げてしまうケース
• 業者側が限度額を引き上げてしまうケース
• 複数で同時にカードローン契約してしまうケース

カードローンは学生といった未成年がもつカードとしては、色々と危険な点がありますので、やはり社会人として経験が豊富な親で契約をしておいたほうがいいです。

また、注意点としてカードローンは完済後には解除しておくようにしておきます。

そのような対応をしていないと、個人信用情報機関で記録が残ったままとなり、「カードローン件数1件が追加」されたままとなってしまいます。

カードローン件数が多い場合、新規でローンを組みづらくなるので要注意です。

若者から大人気！クレジットカードと年齢の関係

クレジットカードは、学生の頃からクレジットカードの契約を組んでおいたほうが良いです。

「借金をすることが良いこと？」と思う人もいますが、そもそもクレジットカードというのは、利用をしていない状態（クレジットカード利用実績が記録されていない状態）となっていると、将来的にはクレジットカードの契約が行えなくなる可能性があるのです。

これをクレジットヒストリーと言います。

現代ではクレヒスと略されて紹介されているのですが、クレジットカードは本人の年収といった返済能力だけでなく、実際に利用された経験があるかどうかも審査の際にチェックしているのです。

また、前述では別のブランドのカードを持てるようになる・・・と案内しましたが、同ブランドの別のカードの新規申込を主にいっています。

同ブランドでも上級のクレジットカードが存在している場合、クレジットヒストリーが重要となってきますし、上級のクレジットカードであれば金利が1.0%～3.0%ほど下がることもありますので、早い段階で対処しておいて損はないのです。

クレヒスを知っておこう！クレヒスは年齢が重要となってくる

クレヒス（クレジットヒストリー）についてですが、実は年齢もクレジットカードが持てるかどうかに関わってきます。

以下のような年齢制限や、審査上でのプラス・マイナスの評価が知られていないだけで、クレジットカードには細かい審査項目が存在しているのです。

項目	評価：高い	評価：普通	評価：低い
年齢	10代	20代	30代以降
年収	600万円～	400万円～	399万円未満
利用状況	当初の計画通りで利用	遅延が発生している	遅延が長く発生している
利用年月	3年以上	1年以上2年未満	1年未満

上記の表には書かれていませんが、多重債務・自己破産などをされてしまうと、クレジットカードは没収という扱いになります。

将来的にローンができなくなるだけでなく、クレジットカードについても同じ扱いになってしまいますので注意しましょう。

また、小さなローンであっても多数で契約されていると、審査の甘いクレジットカードでも審査通過となりづらいです。

クレジットカードは、カードローンと比較すると審査が甘いのですが、最近の動向をしっかりとチェックするので、クレジットカードの審査は後回しにしないほうが良いです。

ローンについて考える！未成年が自動車ローンを組む方法

カードローンは未成年で申し込みすることも可能と案内しましたが、高価な自動車であっても同じことが言えます。

カードローンと同じように親に保証人になってもらう形で契約をします。

ここで重要なのは、カードローンやオートローンを、銀行や消費者金融でお願いしても、今ひとつ審査においては通過しづらい場合が多いという点です。

近年では、銀行によって貸し渋りなどを行っているケースまであるので、不安定感がありあまりオススメできません。

もし、自動車ローンを保証人ありの状態で契約する場合は、信販会社ありで申込むのが理想です。

親にもよりますが、すでに信販会社のクレジットカードを持っている場合は、そのクレジットカードにまとめて契約を行うということもできます。

先ほどクレジットカードは低額で借入が可能になる・・・と案内しましたが、長期にわたってクレジットカード利用をされていると、ショッピング枠だけでも200万円以上となるケースがあります。

また、自動車ローンでは別の契約として扱ってくれる親切な業者も多く存在しますので、現在の状況と必要性について訴えてみると、審査についても銀行や消費者金融より甘い状態で通過できたりします。

自動車ローンなどの高価なローンは、本人にも大きな収入がないと不可能と考えないでいいわけです。

最近では、自動車ローンでバイクローンも組めるようになっていますので、クレジットカードを持っているだけでも、会社側の扱いはずいぶんと違ってくるでしょう。

クレジットカードの魅力は？クレジットカードの長所を紹介

カードローン代わりになるクレジットカードについてですが、ショッピング枠などの枠だけでなく、利用し続けると以下のような点でも高い利便性を発揮するようになります。

なので、学生（未成年）の頃からクレジットカードを持っておいたほうが、なにかと便利なのは確かなようです。

利便性	条件
枠が増額されやすい	・半年以上の利用で10万円以上の増額となりやすい ※　増額は20万円、50万円といった大きな増額ケースもある
他のカードを持てるようになる	・クレジットカードを長く使っていると信用が上がる ※　得た信用は他のローン審査にも用いられる
ポイントが2倍以上	・クレジットカードは決まった利用でもらえるポイントが増える ・有名ブランドは世界中で利用できる

上記の表の信用がたまっていくについて補足があります。

信用はどれほどたまっているのかは不明となっており、金融業者によっては反映が微妙というケースもあります。

なので、可能な限り保証会社についても意識をしてカードローン審査を受けると良いです。

【参考ページはこちら】
19歳社会人は借入できる？