未成年では消費者金融を利用できない!その理由
消費者金融と聞くと、どこを思い浮かべますか?やはり、大手消費者金融であるアコム・プロミス・アイフルなどでしょう。初めての借入れであれば大手消費者金融での借入れが安心ですよね。
けれど、未成年がこれら大手消費者金融を利用できるのかと言えば、実はできないのです。利用条件には20歳以上という年齢制限が設けられています。
それでは、未成年はお金を借りることができないのかと言えば、そうではありません。どこで借入れができるのか、詳しく見ていきましょう。
探せばある!未成年でも借入れOKなところ
未成年でも借入れOKなところを探すために、各金融機関の年齢制限を見ていきましょう。
年齢制限一覧
大手消費者金融、銀行カードローン等の年齢制限を紹介します。
金融機関 | 年齢制限 |
---|---|
ろうきん | 18歳以上65歳未満 |
バンクイック | 20歳以上65歳未満 |
三井住友銀行カードローン | 20歳以上69歳以下 |
アコム | 20歳~69歳まで |
プロミス | 20歳~69歳まで |
カレッヂ | 高卒以上の大学生・短大生・予備校生・専門学校生の方 |
大手消費者金融や銀行カードローンでは、年齢制限は20歳以上となっていますが、ろうきんや学生カードローンのカレッヂでは高卒以上の18歳から借入れが可能となっていますね。
この年齢制限を見れば明らかに、大手消費者金融では20歳よりも下の19歳や18歳と言った年齢では借入をすることができないのです。
(⇒カードローンの年齢制限をチェック!)
意外に知らない!社会人なら「ろうきん」で借りられる
意外に知られていないのが「ろうきん」の存在ですよね。ここでは、関東1都7県(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨)に居住もしくは勤務している人なら利用出来る中央ろうきんのカードローンを紹介します。
中央ろうきんでは「マイプラン」というカードローンがあります。それでは、気になる利用条件を見ていきましょう。
利用条件
カードローンを利用するには、以下の利用条件を満たしている必要があります。
- 自宅もしくは勤務先が事業エリア内にある給与所得者の方
- 申込時の年齢が18歳以上65歳未満の方
- 同一勤務先に1年以上勤務している方
- 安定継続した年収が150万円以上ある方
- 保証協会の保証を受けられる方
利用条件を見ると、社会人である必要があり、安定収入や返済能力などを満たす必要があることが分かりますね。
社会人とは
勤務先が事業エリア内にある給与所得者である必要があり、同一勤務先に1年以上勤務している方、年収が150万円以上ある方が対象となっていることから、実社会で働いている人が対象となっていることが分かりますね。つまり、社会の構成員として働く社会人である必要があるのです。
安定収入とは
安定収入とは、毎月継続した収入があることを言いますね。もちろん多少の増減はあってもOKですよ。ただし、収入がある月もあれば、無い月もあるのでは、安定収入とは言いませんね。
マイプランでは年収150万円以上が対象となっていますので、ボーナスなしで考えると月平均12万円~13万円あれば利用対象となります。
返済能力とは
返済能力とは、毎月返済する能力があるかどうかを判断するのです。
以前にカードローンの利用があれば、その時の返済履歴を見るとすぐに分かりますね。一方、はじめての借入であれば、勤務先の規模によって判断したり、勤続年数や年収によって判断したりします。勤務先が公務員や大企業であれば安定した収入を期待できますよね。
また、勤続年数が長ければ会社を辞める心配も少なく済みますし、年収によって返済可能な金額も算定できるのです。
未成年の場合は、親権者の同意が必要
ただし、年収が150万円以上必要で、同一勤務先に1年以上勤務しているなどの、細かい条件があるのじゃ。
しかも未成年の場合は、親権者の同意も必要となっておるから、内緒での借入れは難しいのじゃぞ。
親権者に内緒で借りる方法!学生カードローン
学生カードローンと聞くと、どんなところがあるのか分かりますか?学生であれば、友達同士で話題になって、いくつか聞いたことがあるかもしれません。
中には数十年の営業をしている老舗もあり、信用できる業者も多数ありますよ。(こちらもご参考に→親バレせずに学生カードローン利用できる?)
学生ローンとは
学生ローンとは、学生だけが借入れすることができる金融機関となります。
学生時代に利用していると、大学や専門学校等を卒業した後でも利用できる金融機関もありますよ。
- マルイ
- アミーゴ
- カレッヂ
上記が学生ローンとなりますよ。もちろん他にも多数ありますので、地元にどんな学生ローンがあるのか探してみてくださいね。
学生ローンは学生だけの特権!
学生ローンはその名の通り、学生だけが借入できる特権となっています。そのため、既に社会人になっている場合では申し込みができません。その場合は、先ほど紹介した中央ろうきん等がオススメとなりますよ。
学生だけの特権ということですので、学生証の提示が必要になります。つまり、学生に見せかけて申込むことはできないのです。
学生証の提示
学生ローンでは、学生証と身分証明書の提示が必要となります。
中には身分証明書は必要なく、学生証だけで借入れできるところもありますので、学生証がいかに重要か分かりますね。上記に紹介したマルイ・アミーゴ・カレッヂの中では、カレッヂだけが高卒以上の大学生・短大生が借入できるようになっています。
カレッヂ以外のところでは、20歳以上の学生となっていますので、学生ローンだからと言って、全てのところで未成年でも借入れできるわけではありません。
前もって何歳から借入れできるのか、調べておく必要がありますよ。
学生証の提示が必要となっておるから、誤魔化すことは出来ないのじゃぞ。
学生ローンであれば、親権者の同意なしで借入れができるから、内緒で借入れも可能なのじゃぞ。
知っておきたい!未成年で消費者金融を利用する時の注意点
さて、未成年でも消費者金融を利用する方法を紹介してきましたが、社会人であれ、学生であれ、注意することがあります。それは返済ですね。
大手消費者金融や銀行カードローンがお金を貸さない理由は、未成年者では単独で金銭貸借の契約を結ぶことができないからです。未成年者だけでは契約が成立しません。
なぜなら、未成年者は金銭感覚が未熟だという理由から、法律でも親権者等から契約の取消があれば、契約が無効となり取消可能だからです。
つまり未成年と契約しても、親権者の同意がなければ無効とすることができるのです。
そのため、中央ろうきんでは未成年者の場合は親権者の同意が必要となっているのですね。学生ローンの場合は、親権者の同意が不要となっています。そのため信頼関係を築くためにも返済が重要ですね。
学生ならアルバイトの収入で返済
学生ローンで借入れするには、アルバイトなどで収入があることが必須となっています。アルバイトの収入の中から、返済できる金額での借入れとなりますよ。
返済に遅れたり、滞納したりすれば、信頼関係が築けず、今後の借入れに影響が出てきます。要するに、消費者金融で借入れするのであれば、未成年であれ、成人であれ、返済が大切なのです。
学生であればアルバイトが重要ですし、社会人として働いているのであれば、仕事して稼いだお金で毎月確実に返済しましょう。(こちらもご参考に→学生がカードローンを使う場合)
【参考ページはこちら】
未成年申込みOKのカードローンはある?
ただし未成年がろうきんや消費者金融等を利用する時には、返済できるかが重要なのじゃぞ。
学生であればアルバイト収入で返済、社会人であれば毎月の給料で返済する必要があるのじゃ。
返済をキチンとしておかなければ、今後の借入れが難しくなるのじゃぞ。
大手消費者金融や銀行カードローンでは借りられないから、未成年なら18歳から借りられるところをチェックしておくと安心じゃぞ。