カードローン審査の「困った」を解決
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信用金庫のカードローン、審査の基準はどの程度?

最近、カードローンの選択肢は銀行や消費者金融だけではなく、もっと幅が広がっています。

みずほ銀行などの都市銀行だけではなく地方銀行もありますし、信用金庫のカードローンも選択肢として考えられるようになってきました。

特に信用金庫は、銀行とその違いがあまりわからない!という方も多いでしょう。

金利が低い商品も多いですが、審査の基準は銀行と同じくらいなのか、もしくはもっと厳しいのか、逆に甘いのかわからないですよね。

そこで今回は、信用金庫の審査基準はどの程度なのか、銀行や消費者金融と比較してみました。

銀行のカードローンよりは審査が甘い傾向にあるか?

信用金庫は全国にあり、それぞれの信用金庫で独自のカードローン商品を出しているため、一概に「信用金庫の審査はすべて厳しい」「信用金庫の審査はすべて甘い」とバッサリ言い切ることは不可能に近いですね。

とはいえそれでは話が終わってしまいますし、おおまかな傾向というのは出すことも可能ですので、まずは銀行のカードローンと比較してみましょう。

最近では銀行のカードローンでも審査が甘いと言われることも増えてきましたが、なんだかんだいって銀行ですからやはり審査は厳し目ではあると考えておけばいいでしょう。

とはいえ、銀行とひとくちにいっても大手の銀行(メガバンク)のカードローンと地方銀行のカードローン、そしてネット銀行とその形式は多岐にわたっています。

それぞれのケースで信用金庫と比較してみるとどうなのか?を考えてみました。

大手・メガバンクと比較すると審査が甘い可能性あり

まずはいわゆる大手、都市銀行・メガバンク…と言われる銀行のカードローンと比較してみましょう。(こちらもご参考に→カードローン会社一覧をチェック!

本来都市銀行というと「みずほ銀行」、「三井住友銀行」、「三菱UFJ銀行」、「りそな銀行」、「埼玉りそな銀行」の5つの銀行を指すのですが、この5つ以外にも全国ネットで借りられる(利用できる)カードローンがありますので、それらも含めて「大手」ということにします。具体的には新生銀行のカードローンである「レイク」ですね。

こういった大手のカードローンは、大手だけあって審査が厳しいのでは?という考えになりがちです。しかし大手だからこそ初めての人でも「ここなら安心」という気持ちで申し込むケースが非常に多いので、そういった声に対応するためか意外と間口が広く作られている傾向にあるようですね。

ただ、間口が広い分消費者金融に比べると低い金利ではありますが銀行のカードローンの中では金利がとても低い、と言えるものは少ないです。

りそな銀行系 みずほ銀行 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 レイク
12.475% 14.0% 14.6% 14.5% 18.0%

りそな銀行が一番低く12.475%くらいですね。レイクのみ消費者金融に近く、最高で18%の金利となっています。

申し込み対象となる方も専業主婦の方からパートやアルバイトの方でも問題なく借り入れが可能なものが多く、消費者金融よりは厳しいもののきちんと収入がある方であれば審査に可決することは可能でしょう。ただし利用限度額は低めになる傾向にあり、増額も簡単には出来ないようです。

借りるのはある程度簡単でも、自分の希望通り借りるには少々厳しい程度の基準、と言えるかもしれません。

と、いうわけで、大手銀行のカードローンの審査基準をまとめますと…

信用金庫よりも基本的に審査基準は高めの傾向にあるが、ある程度間口が広いので厳しすぎるということはない。

ただし審査に可決しても自分の希望どおりの利用限度額になることはあまりなく、増額の審査も厳し目の傾向にある

と感じになるのではないでしょうか。

地方銀行は大手より審査がゆるい場合も

次に地方銀行のカードローンです。地方銀行とは、その地域ごとに根ざしている、いわゆる「地元の銀行」といったものです。

「北海道銀行」「静岡銀行」「福岡銀行」「スルガ銀行」「十八銀行」というように都道府県の名前や地方の名前を冠している銀行もあれば、「みちのく銀行」「もみじ銀行」「みなと銀行」のようにその土地のイメージを名前にしている銀行など、個性にあふれています。

地方銀行のカードローンは大手銀行のカードローンと違い、1種類の商品のみということが少なく、2つ~3つ程度のカードローン商品を用意していることがほとんどです。

それらひとつひとつもまた審査基準が違ったりはするのですが、全体的な傾向でいうと大手の銀行と変わらない~少し甘い といったところでしょうか。

基本は銀行のカードローンなので一定の審査基準といいますか、借りる相手を選ぶといった側面はあります。しかしながら地方銀行は既に利用している顧客に対して少し融通を利かせてくれる傾向があるのも確かなんです。

例えば地方銀行で既に住宅ローンを利用している場合、カードローンを利用しやすくなったり、住宅ローンを利用している方専用の低金利カードローンを別途用意している銀行もあります。

顧客獲得をしっかりと考えているところが多いので(大手が考えていないというわけではありませんが)、金利優遇などのサービスを行っていることもありますし、他のカードローンを使うくらいならうちで、と言われることもあると思います。

金利面でも大手の銀行と同等~少し低いといったくらいが多く、金利を重視するなら地方銀行を考えるという方も多いでしょう。ただ大手銀行に比べて条件として厳しいものも中にはありますので、条件の面だけ見ると大手銀行よりも厳しく感じる商品はとても多いと思います。

そして地方銀行は信用金庫と非常によく似たポジションでもあります。

厳密には違いますがカードローンの金利であるとか、商品数であるとかはかなり近いものがありますので、地方銀行と信用金庫は審査基準としてもほど近い可能性があります。

特にメイン口座として利用している場合有利に利用できるのは信用金庫と同様といってもいいでしょう。ただ、そのでき方や理念からすると、信用金庫の方が審査基準は甘いかなと思います。

こちらもまとめますと

大手銀行よりは若干審査には通過しやすい可能性が高いが、条件が厳しいものもあるので、あくまで「条件を満たした場合」に限る。ただ、既にその銀行を利用しているなら審査に通りやすくなる可能性もある。

審査基準を比較すると信用金庫とは同じくらいか信用金庫が少し甘いくらいと考えられる。

信用金庫と審査の甘さで比較、という点ならこの地方銀行が一番いい勝負をすると思います。

ネット銀行は信用金庫よりも簡単かも!?

次はネット銀行と比較してみましょう。

ネット銀行とはその名前からすぐに分かるかと思いますが、実際の店舗を持たず(または少数)インターネット上のみで営業を行っている新しいカタチの銀行です。

有名な銀行としては「楽天銀行」「イオン銀行」「セブン銀行」「住信SBIネット銀行」「じぶん銀行」が挙げられます。

このようなネット銀行の強みとして、店舗がないため人件費が少なくすみ、それを金利などに反映させているところですね。もちろん提携ATMを利用すれば一般的に店舗を持つ銀行と同じように利用できますので不便な感じはほとんどありません。

楽天銀行 イオン銀行 セブン銀行 住信SBIネット銀行 じぶん銀行
14.5% 13.8% 15.0% 14.79% 17.5%

とはいえ、大手銀行系カードローンと比べるとそう大きく金利に変化はなく、むしろ高いものまでありますので、ネット銀行=必ず低金利!とは思わない方がいいですね。

ただ利便性は高く、こういったネット銀行の場合振り込みで融資をしてくれるのですが、楽天銀行やセブン銀行の場合、メンテナンス時間を除き24時間365日受付してくれます。すぐに口座にお金を入れたい方はこういったネット銀行のカードローンは候補になると思います。

加えて、ネット銀行の強みは「審査が甘い傾向にある」ことです。その理由はわかりませんが、特に楽天銀行のスーパーローンは非常に借りやすいと言われています。

イオン銀行も対象層が主婦層なためか、あまり審査が厳しいという話も聞きません。セブン銀行は利用できる金額が最大で50万円ということもあり、審査基準も甘いと言われています。

ほか2つについてはあまり口コミなどで情報を聞きませんが、特別厳しいとも甘いとも聞かないので、一般的な銀行系カードローンと同じくらいなのかもしれませんね。

信用金庫と比べてもその審査基準は甘いと言えるかもしれません。

ネットならではの利便性は感じるものの、金利は高め。

大手銀行と比較すると審査基準が甘い可能性が高く、信用金庫のカードローンよりも基準が甘い可能性もある。

同じ銀行系とまとめられる信用金庫のカードローン。審査基準も大きくは変わらないといっていいじゃろう。

とはいえ大手銀行と地方銀行ではまた変わるし、ネット銀行でも変わる。この3つの中では大手銀行が一番審査基準は甘いと言えるかもしれん。

とはいえ、審査が甘いと口コミで有名なところの審査に通らず、逆に厳しいと評判のところに可決するなんてこともあるから、一概には言えないところなんじゃけどな。

消費者金融のメリット・デメリット

さて、次は消費者金融と比較してみましょう。

消費者金融は信用金庫のカードローンに比べると金利は高い傾向にあります。

会社名 最高金利 会社名 最高金利
プロミス 17.8% アコム 18.0%
アイフル 18.0% SMBCモビット 18.0%

と、いずれも金利としては高いと言い切ってしまえるくらいです。しかし、それは逆に考えれば金利が高いだけ他のサービスが行き届いているとも考えられます。

総量規制で借り入れ金額が制限出来る分、安心

そして次の総量規制です。総量規制とはお金を借りすぎないように作られたもので、過去に消費者金融がお金を貸しすぎて社会問題になったことから規制が入ったものです。

現在は消費者金融側も自制をするようにはなっていますので、昔のような無茶な借り入れはなくなっています。

総量規制では、お金を借りられる上限の金額が決められているのですが、その上限を決めるための基準は「年収」で、計算式としては非常に単純です。

年収/3 (年収を3で割った数)が借りることが出来るお金の上限(総量規制)になります。

つまり年収が600万円なら200万円です。

これは住宅ローンやおまとめローンといった例外をのぞき、消費者金融またはクレジットカード発行会社など「貸金業」を営んでいる会社から借りる場合すべてに適用されます。

専業主婦という点で考えると一番厳しい

ちょっと視点を変えてみましょう。あなたが社会人、会社員でもアルバイトでもパートでも、自営業でも構いません。年金以外の収入がある方であれば関係ないのですが、あなた自身に収入がない「専業主婦」の方の場合、消費者金融でお金を借りるのが一番厳しくなります。

こちらも「総量規制」が関係しているのですが、先ほど総量規制の説明で年収の3分の1を上限としてしか借りられないと解説しました。

自身に収入がない専業主婦の方は収入は「0円」であり、無職と同じです。つまり、総量規制で計算した場合0円、消費者金融からお金を借りることは出来ないんです。

絶対に出来ない…というわけではありません。「配偶者貸付」という制度を使えば専業主婦の方でも利用することは可能です。

配偶者貸付とは、配偶者の同意を得ることで配偶者と自身の年収の合計額の3分の1を共有してお金を借りることが出来る制度です。

先ほどの年収600万円の方は200万円までの借入が可能ですが、配偶者貸付を利用すれば専業主婦の妻でも「夫と合わせて」200万円までの借入が出来ます。

しかし大手の消費者金融はこういった配偶者貸付を受け付けていないことが多く、中小規模でしか利用できないケースが多いためあまりおすすめしません。

総量規制は銀行や信用金庫には適用されない

そしてこの総量規制は、銀行や信用金庫のカードローンには適用されないんです。

これにももちろん理由があります。消費者金融は「貸金業者」という業態であり、「貸金業法」という法律が適用されます。この貸金業法の中に総量規制が定められているんですね。

一方銀行は「銀行法」、信用金庫は「信用金庫法」と適用される法律が違うため、総量規制の対象外となり、専業主婦でも利用できますし、総量規制も関係ないんです。

消費者金融は貸せるお金の制限がある分、逆に言うと損をしにくいといいますか、貸し倒れになってもダメージが少なめといったメリットもあると言えるでしょう。

こちらも最後に審査基準のキーポイントをまとめておきます。

信用金庫に比べるとお金を貸しすぎるということがない分、審査の基準としても甘めになる傾向が強い。

その代わり専業主婦が利用するとなるとかなりハードルが高いのでおすすめしない!

消費者金融に比べると、確実に信用金庫の審査基準の方が厳しいと言えそうじゃ。

専業主婦は利用できないものの、自身に収入があるのであれば希望する極度額や他社からの借入状況にもよるが、そうそう審査に落ちてしまうことはないじゃろう。

さらに規模が小さくなるほど審査に落ちる可能性は低くなるが、消費者金融の場合は利便性や安全性からいっても大手の中から選ぶ方がいいじゃろうな。

そもそも信用金庫のカードローンの内容は比較してどうなのか?

ここまでの比較を考えると、信用金庫の審査基準は

  • 銀行よりは審査基準は甘い
  • 地方銀行とは同等、あるいは地方銀行の方が厳しいが場合によっては信用金庫より甘くなることもある
  • ネット銀行だと信用金庫の方が審査が厳しい可能性がある
  • 消費者金融の方が信用金庫に比べて審査基準が甘い

といった感じでしょうか。信用金庫はちょうど銀行と消費者金融の中間といってもいい位置付けかもしれません。

ここまで比較をしてきましたが、そもそも信用金庫のカードローンそのものに特徴はあるのか?どういった点が消費者金融や他の金融機関のカードローンと違うのか?と疑問を持たれた方もいるかもしれません。

ですので、信用金庫のカードローンの特徴などをここでご紹介してみようかと思います。

金利は銀行系カードローンと同じくらい~かなりの低金利も!

金利は信用金庫によって様々ですが、多くの信用金庫で扱っている商品「きゃっする」では、最高金利を「14.5%」あたりに設定しています。

多くの銀行系カードローンと同じような感じで利用することが出来、インターネットでの申込みも可能になっています。

他にもオリジナルの商品を多く揃えている信用金庫もあり、例えば京都中央信用金庫のカードローン商品の最高融資利率は以下のようになっています。

商品名 最高金利 商品名 最高金利
カードローンα 13.9% 京都ちゅうしんきゃっする 14.5%
京都ちゅうしんきゃっする60 14.5% プレミアムカードローン 7.0%
ミニカードローン 13.9% WEBカードローン 14.5%

これは商品の一部ですが、「プレミアムカードローン」は7.0%とかなりの低金利で利用できることがわかりますね。

中には固定金利(金利1種類)で利用できる商品もあります。上記の表で言えば「カードローンα」や「ミニカードローン」が該当します。

また、返済方式も毎月決まった返済金額を返済する「定額返済」が一般的ですが、信用金庫や地方銀行などのカードローンの場合、一部の商品では「随時返済」を利用することが出来ます。

随時返済とはその名前の通り、自分の好きなタイミングで自分の好きな金額を返済できる返済方式です。利息は半年に1回口座から引き落とされる形が多いです。

自分のライフスタイルに合わせて返済方式や金利など、様々な商品から選ぶことが出来るのは信用金庫のカードローンの大きな魅力のひとつと言えるでしょう。

地方銀行と同じように金利優遇がある商品も!

信用金庫によっては、地方銀行と同じように優遇がある場合があります。住宅ローンや車のローンを利用しているとカードローンの金利が下がったり、専用の商品を利用できる…などです。

普段給与振込みをその信用金庫の預金口座に振り込むようにしている場合や、公共料金の引き落としをその口座から行っている場合など、預金口座を開設してからずっと利用があるなら審査に通りやすい可能性がぐっと上がります。

その理由は単純で、「きちんと収入があることがわかるから」です。

お金を返済してもらうには、その人がきちんと収入があることが大前提です。収入がない人にお金を貸しても返済してもらえるあてはありませんよね。

場合によっては「収入を証明できる書類」を提出しなければならないこともありますが、多くの場合借りる金額が一定までなら(消費者金融は1社から50万、他社と合わせて100万で必要になり、銀行の場合はまちまちですが100万円~300万円以上借りる場合に必要です)不要です。なので本当に収入があるかどうか、というのは多くは自己申告によるものなんですね。

しかし自分のところの預金口座にきちんとお給料が振り込まれていることがわかるなら、その点は非常に安心できます。なので審査としても通りやすい可能性が上がる…というわけです。

念のためですが、もちろんすべての信用金庫がそういった判断をするとは限りませんので、普段から利用していてもカードローンの審査には落ちてしまうというケースもあります。

大手銀行・ネット銀行にはないデメリットも持つ

金利優遇があったり、金利が低い商品があったりとメリットが多く感じる信用金庫のカードローンですが、大手銀行やネット銀行のカードローンにはないデメリットもあります。

まず最初は、営業区域の問題です。信用金庫は支店などの営業エリアが限られているため、そのエリア内に居住あるいは勤務している人じゃないと普通預金口座を開設することが出来ません。

次に融資の方法です。大手消費者金融及び大手銀行のカードローンは、カードを利用したATMでの利用の他に、振り込み融資も受け付けています。

しかし信用金庫のカードローンの借入方法は基本的にATMでの借入のみ。たまに自動融資機能といって、口座の残高がマイナスになった時にマイナス分を自動で融資してくれる機能の商品もありますが、振り込みでの融資とは違います。

まだあります。審査の申込みはインターネットで受け付けている商品はとても多いですが、契約は窓口でしか行えないことがとても多いです。中には郵送で契約するので来店不要、という商品もありますが、実際利用できるまでの期間は大手に比べるとかなり劣ってしまいます…。

ただこれは信用金庫のみのデメリット、というわけではありません。同じく地方の金融機関である地方銀行も同様のデメリットを抱えています。

信用金庫は非営利なのもポイント

また、銀行と信用金庫が大きく違う点のひとつに信用金庫は非営利であることが挙げられます。

金庫の会員の方に出資してもらう(お金を預ける)ことで運営をしており、会員の方が利用しやすい金融機関という理念を基本的に掲げています。

なのでカードローンも金利が低め、かつ利用しやすいという作りになっていると考えられます。

そもそも信用金庫のカードローンは他に比べて優れているのか?という審査基準以外の比較じゃな。

例にも出ているように、信用金庫カードローンは大手に比べると種類が多く、より自分にフィットした商品を選びやすいという魅力がある。もちろん低金利も大きな魅力じゃがな。

窓口で相談しながら申し込むことも出来る、身近な印象を与えてくれる点も魅力と言えるじゃろう。

ただしどうしても利便性は大手には劣ってしまう。その点に目をつぶれるかどうかが信用金庫のカードローンを利用する上での重要なポイントとなるじゃろう。

要チェック!保証会社も審査の甘さのポイントに!

ここまで信用金庫と他の金融機関との審査基準はどうなのか?という点で比較を行ってきました。が…実は同じ信用金庫の商品の中でも、審査に通りやすい商品とちょっと通りにくい商品があるんです。

とはいえ、一見どの商品が甘いのか?なんてわかりませんよね。確かに利用条件が厳しい商品は審査基準も厳しいのだろうとわかりますが、条件が似ていればその見分けをつけることは出来ないと言っていいでしょう。

でも見極めのポイントはきちんとあるんです。それは「保証会社」です。

保証会社は審査に大きく関わってくる!

利用状況に加えて、審査基準に非常に大きな影響を与えているのが「保証会社」です。

保証会社とは、そのカードローンにおいて「お金を貸すかどうかの決定権がある会社」といってもいいでしょう。仮に信用金庫側が「この人にお金を貸してあげたい」と思っても、保証会社側が「この人にはお金を貸さない」と決めたらその時点で審査としては否決になってしまうからです。

そんな決定権を持つ保証会社は何をしてくれるのか?といいますと、特に利用している上で何かお金を借りている側にしてくれるということはありません。では何をしてくれるのかというと、借りたお金の回収を最後まできっちりと行ってくれる、信用金庫のための会社といっていいでしょう。

例えばお金を貸している人が、なんらかの事情で返済することができなくなったとしましょう。カードローンの場合は保証人無しなことが多いため、保証人に代理で支払ってもらうことも出来ません。返済されないと、貸したお金は信用金庫にとって損になってしまいます。

そこで信用金庫は保証会社に「お金を返してくれない人がいるから回収して!」と依頼します。

そうすると保証会社は信用金庫に対して、返ってこない分のお金を代わりに支払います(代位弁済)。その上で本来払うべき人からお金をきっちりと回収しに行く…というわけです。これで信用金庫側は損をしませんし、保証会社はこういった業務で利益を得ている形になっているんです。

ひとつの信用金庫でも複数の保証会社が

信用金庫は複数のカードローン商品を提供していることが多く、そしてそれらはそれぞれ信用金庫独自のものとなっています。

しかしながら共通している商品が全くないわけでもありません。

例えば「きゃっする」という商品は、全国の信用金庫の多くが採用している共通のカードローン商品です。信用金庫によっては「○○しんきんきゃっする」というように信用金庫の名前がついていることもありますが、中身は同じです。

「きゃっする」の保証会社を見ると「信金ギャランティ株式会社」となっています。

他のカードローンを見てみると「一般社団法人しんきん保証基金」となっているものもあれば、消費者金融でお馴染みの「アコム」や「SMBCコンシューマーファイナンス」、「三菱UFJニコス」といった会社も見ることが出来るでしょう。

同じ信用金庫なのに商品によって保証会社が全然違うんです。

保証会社が消費者金融系の方が審査がゆるい

複数の保証会社の中で、「消費者金融系」と呼ばれるところは審査がゆるい傾向にあります。

これはなぜかというと、審査基準が保証会社の基準に近くなっているからなんですね。

なので保証会社が厳しいところだとカードローンの審査として厳しいということになりますし、保証会社の審査が甘いところだと、そのカードローンの審査は甘い傾向になる可能性が高いんです。

信用金庫のカードローンの中で審査が一番ゆるいのは消費者金融、あるいはその関連会社が保証をしている商品、次に信金ギャランティ株式会社と続きます。そして最後に、一番審査が厳しいと言われているのが「一般社団法人しんきん保証基金」になります。

あまりよく見たことはないかもしれないが、銀行系カードローンなら必ず利用条件に「保証会社の保証を受けられる方」という1文を見ることが出来るはずじゃ。

どの金融機関のカードローンであっても、実際はその保証会社が審査をしていると考えてOKじゃ。だからこそ、保証会社がどこであるかが審査の甘さにつながってくるというわけじゃな。

同じような金利や極度額の商品が複数ある場合、違いは保証会社だけということもある。自分に相性がよさそうな保証会社を見つけられるのがベストじゃな。

決して借りにくいことはない。保証会社はチェックして

全体的な傾向として、信用金庫は銀行よりも基準は甘め、かつ保証会社も消費者金融系にすれば非常に借りやすい商品になる!と言えます。

保証会社が消費者金融系であっても金利はぐっと低い設定になっているおのが多いので、借りやすい上にお得というわけです。

預金口座を開設していなければならない、地域が合致していなければならない、契約は店舗の窓口でしか行えないことが多いなど信用金庫ならではの少々の手間や制限はありますが、十分カードローンの選択肢としてアリ!それが信用金庫のカードローンだと思います。

もちろん何もしなくても、カードローンと同時に口座を開設するような方でも利用することは十分に可能でしょう。ただ、さらに有利に利用したい、できるだけ審査に通る確率を上げたい…というのであれば

  • お金の動きがある口座を持った信用金庫にする
  • 保証会社を消費者金融系にする

の2点を守れば十分可能性は高まるかと思います。

とはいえ、審査に通ることを目的としてしまって自分の使い方に合わないカードローンを利用するのは意味がありません。まずは自分がどんなカードローンを利用したいかを明確にすることも大切です。

【参考ページはこちら】
最大1000万借りられるカードローンはどこ?

どうせカードローンに申し込むのであれば、できるだけスムーズに利用に繋げたい、というのは当然のことじゃ。特に信用金庫は低金利であったり、金利優遇があったりと魅力的な商品が多いから絶対に使いたい!と思う人も多いじゃろうな。

今回比較してきて、銀行系よりは多少甘いかもしれんが、消費者金融よりは厳し目。保証会社をしっかりチェックする…というポイントを知ってくれたと思う。

とはいえこのポイントが絶対正しいわけではない。取引状況ひとつとってもそれが有利になることもあれば不利になる可能性もないわけじゃないんじゃ。あくまで参考でしかないことは忘れてはいかんぞ

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