個人向けカードローンに団体信用生命保険の制度ってあるのか?
銀行にてカードローンを利用したり、新規に申し込んだりする利用者は本当に多くなりました。
先日もとある都市銀行にて貯金をおろしに行った際にカードローンの受け付け窓口で年配の女性が相談しているのを見かけました。
自分名義のカードローン専用のカードが1枚でもあれば本当に助かります。
何処へ行こうともコンビニかあるいは銀行や郵便局のATMにていつでも引き出し可能ですから。
今回は団体信用生命保険についてのお話です。
個人向けカードローンは銀行でも消費者金融でも競争の時代!
団体信用生命保険についての本題に入る前に、金融機関では個人向けのカードローン競争にますます激しさが増してきたことは私個人でも強く感じております。
何故こんなに競争が激しくなってきたのか?銀行と消費者金融の間でバチバチって火花が飛んでいるように見えます。(笑)
1人でも多くの新規顧客を獲得するにはまず消費者の目を引くようなサービスを出さなくてはいけません。
消費者の目を引くサービスとは一体何でしょうか?ある金融業者2社では新規申し込み者に対して「無利息サービス」を取り入れています。
それは大手消費者金融の○○○と銀行系カードローン(以前は消費者金融)の○○○が行っています。
(⇒カードローン会社一覧をチェック!)
ある期間「無利息」って言うのは非常に消費者に目につくサービスですね!
毎朝出勤で地下鉄に乗りますが、大手消費者金融の○○○はいかにも目立つ所に「無利息キャンペーン」の広告を地下鉄車内に貼り出しています。色が赤なのでますます目を引きます。
一方の○○○はテレビのコマーシャルで「無利息」のPRを行っています。
カードローン初めて利用して返済時に利息も金利も0円だなんて昔では本当にあり得なかったことです!
しかもそれは1回きりですけどね。
でもそれで上手い活用して色んな面で助かったと言う喜びの声もあります。
クレジットカードキャッシングではさすがにそういった制度は無いですね~!!
でもいつかはクレジットカードキャッシングでも初回だけ「無利息」って言うのが実現するかもしれませんね。
これは私個人の勝手な意見で言ってるだけですけど。
カードローンの利用は銀行?消費者金融?どちらを選ぶ?
初めてカードローンを利用したいと今お考えのあなた。銀行か消費者金融かどちらを選びますか?
これは人によりけりでしょうね。
審査の面から考えたら消費者金融、金利面から考えたら銀行と、そうなる方も多いはずです。
◎消費者金融カードローン利用の場合
銀行よりは審査は緩めですが、法律により年収の3分の1までしか融資できない決まりがあり、消費者金融は強制的に従わなくてはならないので、以前のような高い金利や利息で融資は出来なくなりました。
現代は来店不要でインターネットからの申込みが多く、審査結果もすぐに出るので便利さはまずます向上してると言えます。
◎銀行カードローン利用の場合
消費者金融みたいな年収の3分の1までしか融資できない決まりはありませんが、審査は厳しいです。
他で借入状況などから慎重に審査を行っています。
でも消費者金融と同様即日融資を受けれている銀行も多く、こちらもネット申込みが多くて充実性を図っています。
もう銀行か、消費者金融かは皆さんの考え次第ですね。
聞いたことが無い・団体生命信用保険って何だろうか?
お持たせしました。それではここから本題の団体信用生命保険について入って行きましょう。
そもそも団体生命保険って何を意味してるのでしょうか?
そしてこれは何でしょうか?
今回初めて聞いたと言われる方に簡単に説明いたします。
団体信用生命保険は融資契約している本人が途中で亡くなった場合に返済が取り消しになる制度であり、残された家族の為の保険と言われています。
でも団体信用生命保険を取り入れているローンは主に住宅関係が多いです。
やはり長期に渡っての支払いになるわけですから、万が一住宅ローン契約者が途中で亡くなったりした場合の貴重な保険とも言われております。
また、団体信用生命保険では3大疾病も保険の対象としています。その3大疾病とは下記の通りです。
- ガン
- 心筋梗塞
- 脳卒中
ですから住宅ローンを組む際には強制的にこの団体信用生命保険に加入しなければならない、と言うことが発生いたします。
やはり○○年ローン支払いという仕組みになりますから。
長い人生のうちにはどんなことが起こるか分かりませんからね。
団体信用生命保険の特徴について
ある○○信用金庫の住宅ローンではやはりこの団体生命保険を取り入れていますのであくまで一例ですが、団体生命保険の特徴について一覧表にしてみましたのでご覧ください。
団体信用生命保険(○○きん団信) | 詳細 |
---|---|
対象商品 | 住宅ローン 借り換え・買い替えローン 有担保フリーローン |
金利負担(保険料相当額) | 対象商品に金利上乗せなし |
保険の種類 | 死亡・重度障害保険金 |
保険金額 | 最高1億円(融資金額の範囲内) |
加入年齢 | 加入年齢時18歳以上、保障開始日満66歳未満 |
加入継続年齢 | 最終返済時の年齢が満76歳の誕生日前日まで |
もう1つ、団体信用生命保険を取り入れているこの○○信用金庫では3大疾病の特約もあります。こちらも一覧表にしてみました。
3大疾病特約 | 詳細 |
---|---|
対象商品 | 住宅ローン 借り換え・買い替えローン 有担保フリーローン |
金利負担(保険料相当額) | 保険料相当額を金利上乗せ→年0.3% |
保険種類 | 死亡・高度障害・3大疾病・障害保険金 |
保険金額 | 最高6,000万円(○○団信と通算1億円まで・融資範囲内) |
加入年齢 | 加入年齢時18歳以上、保障開始日満現在51歳未満 |
継続加入年齢 | 最終返済時の年齢が満70歳の誕生日前日まで |
以上が○○信用金庫で取り入れている団体信用生命保険の特徴についてご紹介させて頂きました。
個人向けカードローンに団体信用生命保険ってある?
今までは「住宅ローン」に関しては必ず団体信用生命保険は強制加入だということはご説明させていただきましたが、果たして個人向けのカードローンにそういった制度があるのかどうか?
掘り下げてみようと思います。
私がまだ20代と若かったころ、よくニュースで借金の返済が出来なくて追い詰められて自殺してしまうと言う痛ましい事件がよくありました。
最近は余りそういったニュースを見ることは少なくなりました。
借金と命。昔は借金をすると命が担保だなんてよく聞きました。
命が担保とは~!!昔は危険だらけだったんですね。
ですから「借金苦」で自殺なんて報道は当時としては多かったです。思い返すと怖い時代でもありました。
昔の消費者金融と言えば25%~30%くらいの高い金利で融資を行っていました。
これは私自身もよく覚えています。1日でも返済が遅れると督促の電話が頻繁に入る噂も耳にしました。
過去のデーターをさかのぼってみると、消費者金融では個人向けのカードローンキャッシングについてはやはりこの団体信用生命保険加入の制度はありました。確かに!
この制度があったころは消費者金融でカードローンキャッシングの融資を受けると必ず申込み者全員に強制加入をしていました。
申込み者が融資を受けている最中に亡くなった場合の損失を防ぐ為でした。
ですから住宅ローンとは違い、個人向けカードローンの場合は融資受けている本人が万が一亡くなった時の保証金は家族ではなく、消費者金融側に支払われていたのです。
最高で300万円の支払いがありました。ですからそういった損失の懐は全部消費者金融に渡っていたということですね。
厳しい制度のスタート!
金融庁から厳しい指導が入ったお陰で消費者金融は昔のような利用者から高い金利&利息で融資することを禁じるようになり、今では金利も最高18%前後が相場となり、もう20%以上での貸し出しは一切出来なくなりました。
そしてその他にも様々な法律規制が課せられて消費者金融は強制的に従わなくてはならなくなりました。
少しでも破るともうそこで法律違反になりますから、以前のような「サラ金」のイメージは消えつつあり、現在では銀行と対決するかのようにサービス向上を図って営業しています。
個人向けカードローンの団体信用生命保険につきましては今は廃止の意向に動いています。
大手消費者金融の○○○○、○○○○、○○○○の3大金融は事務処理にコストや時間のロスが出てくるため、廃止の検討です。
ですから今は完全廃止になったわけではありませんが、昔のような強制加入ではなく、
任意加入に変更されました。
命と引き換えの借金は今ではもう無い!!
大手消費者金融はもう昔のような「命を担保」だとか「命と引き換えの融資」なんて怖いことはもう一切謳ってません。
もうそんな時代ではないのです。
やはり安心してカードローンを利用するからには金融庁のそういった厳しい指導のもと、消費者金融も優しく利用者に対して対応することを心がける羽目となりました。
CMでも「利用は計画的に」と流すようになりました。
私の若い時代はカードローンの利用って団体信用生命保険加入の制度が強制加入だった為、「命が担保」だなんて気軽に言ってたんですね・・・。今よく分かりました。
怖い時代でしたね~本当に。「個人情報保護法」って言う法律が出来てよかったですよ。
私はそういった仕事に備わってたのです。クレジット会社で督促の電話してました。
何だか今思うと心痛みます。いくら仕事だったとはいえ。
最後に個人向けカードローンの団体信用生命保険加入の制度は廃止されつつあると言えますね。
いえ、もうすでに廃止されてるかもしれません。
ですから皆さんも安心してこれからのカードローンについての利用法を考えることは出来ますよ。
私の若い時代とはすっかり様変わりしましたから!
【参考ページはこちら】
カードローンのブラックって何?