呉信用金庫のカードローンは普段使いから子育てまでお得!
ひとくちに「カードローン」といっても、いろんな種類があります。
銀行や信用金庫のカードローンであれば、キャッシュカードと一体型になっているようなものがありますし、住宅ローンとセットになっている商品もあります。
こういったカードローンは、多くの種類の中でもよく見かけるものではありますが、中には他にはないような個性的なカードローンもちらほらあります。
今回ご紹介する「呉信用金庫」のカードローンにも、そんな個性的なカードローンがあるんです。なんと「子育てをしている人ならとってもお得」なカードローン!
他にも魅力的な商品が揃っている呉信用金庫のカードローン、すべてを余すことなくご紹介します!
どんなカードローンがあるの?呉信の商品を簡単に紹介
「呉信」とは、「呉信用金庫」の略称、愛称です。
その名前から想像出来る通り、造船で有名な広島県の呉市を中心とした営業エリアの信用金庫になっています。
(⇒信用金庫のカードローン情報はこちら)
呉市、広島市、竹原市、三原市、尾道市…といった広島県の多く地域で呉信用金庫を利用することが出来ますが、対象とされている市や郡であっても、一部の地域は営業エリア外となってしまうこともあるようです。
いわゆる一地方の信用金庫、というイメージを持っていただけたらいいかと思います。
呉信用金庫には5種類のカードローンがある
そんな呉信用金庫で選ぶことが出来るカードローンは5種類。そのうち2種類が条件が限定されたものになっています。
どのような方でも(基本的な条件さえ満たせば)利用出来るカードローンは
- くれしんカードローン「きゃっする」
- くれしんカードローン
の2つです。対して、基本的な条件に加えて、さらに限定的な条件となっているカードローンが
- くれしん職域サポートカードローン「きゃっする」
- くれしん子育て応援イクちゃんカードローン
- 教育サポートカードローン
の2つです。
「くれしん職域サポートカードローン きゃっする」は普通の「きゃっする」と内容は同じなものの条件がちょっと違う、という亜種のような内容となります。ですので、先ほど5種類と書きましたが、商品の種類としては4種類のほうが正しいかもしれません。
こちらの後者である、「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」が、現在育児中の方にはとっても嬉しい、なかなか他では見ない個性的なカードローンなんです。
また、「教育サポートカードローン」もカードローンとしてはちょっと珍しいタイプの商品となっています。呉信用金庫は子育てや教育に力を入れている信用金庫と言えるかもしれませんね。
今回は、この呉信用金庫の個性を非常に際立たせている「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」を中心に、魅力的な商品をご紹介していきたいと思います。
子育て中の方限定「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」
早速ですが、「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」をご紹介していきましょう!とはいえ、ちょっと長い名前ですね(笑)。
その名前からわかる通り、子育て中のパパやママを応援!といった目的で作られたカードローンです。そのため条件は少々厳しいですが、厳しい条件を満たすことが出来たならばリターンも大きい商品になっているのが特徴です。
普通とは全然違う!?かなり特殊な申込み条件をチェック
この商品の申し込み条件はいろいろあるのですが、一番のポイントとなるのは
しかこのカードローンに申し込むことは出来ないことでしょう。子育て応援のためのカードローンですから、自身が今まさに子育て中じゃないと利用できないのは当然ですよね。
この条件にはいくつか補足するべき部分がありまして、今まだ子供が生まれてきていない、いわゆる妊娠中の方も対象になります。また、年齢さえクリアしていれば、孫を養育・扶養しているおじいちゃんやおばあちゃんでも申し込むことが出来ます。
この条件に加えて
- 申込時の年齢条件を満たしている(満20歳以上、65歳未満)
- 現在「くれしんカードローン」または「くれしんリリーフカードローン」を利用していない
という2つの条件も満たしていなければいけません。この3つの条件を満たしていれば申し込み、利用することが可能です。
職業による制限はありませんので、専業主婦の方も申し込むことが出来ますよ。(ただし、夫婦両方無職ですと申し込み出来ません!)
まさに応援といえる低金利!まさかの10%切り
これだけ条件が厳しいのですから、もちろんリターンも大きなものになっていますよ。
なんと、融資限度額にかかわらず金利が一律「8.0%」なんです!
正直いって一般的なカードローンで10%を切る商品なんてそうそうありません。あっても数百万円を借り入れないとこんな金利にならないのが実情です。一部の地方銀行や信用金庫では金利がかなり抑えられているものもありますが、ここまではなかなか…という感じです。
育児中はなにかとお金がかかるものです。そんなときに一律8.0%でお金を貸してくれるなんてなんとも太っ腹!とってもありがたいですよね。固定金利なので、限度額によって金利が変動することはありません。
金利と共に気になるのは利用限度額です。
融資限度額 | 適用金利 |
---|---|
10万円~50万円まで | 8.0% |
できるだけたくさん借りたい!!と思っている方にとってはちょっと残念かもしれませんが、利用限度額は最高でも50万円までとなります。
ただ、50万円でも十分ありがたいのは変わらないはず。あまりたくさん借りすぎても、今度は返済が大変ですからね…。
借り入れ方法はちょっと変わった形式なので注意して
こちらの商品は一般的なカードローンとはちょっと借り方が違います。
わたしたちが普段イメージするカードローンの利用方法と言えばこのような感じではないでしょうか?
呉信用金庫の他のカードローンはこの形式なのですが、ちょっとこのカードローンだけは様子が違います。
「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」ではお金の貸し方に「当座貸越」という形式を採用しているんです。あまり聞き慣れない…という方もいると思いますので簡単に説明しましょう。
例を交えて補足しますと、預金口座に10万円入っている人が引き出すことが出来る金額はいくらでしょうか?
…10万円、という答えが返ってくるでしょう。それで間違いありません。
しかし、当座貸越のカードローンを利用限度額「10万円」で利用している人の場合、預金口座に10万円しか入っていなくてもその10万円を超えてカードローンの利用限度額である10万円をプラスした額、すなわち「20万円」まで引き出すことが可能なんです。
逆にいうと、預金口座に残高があるかぎりお金を借りることは出来ない…ということになります。
自分の預金にプラスして好きなタイミングで借りることが出来る、というわけではないので「ちょっと使いにくいなぁ…」と考える方もいるかもしれません。
できるだけ自分の預金は使わずにお金を借りたい(あまりそういう場面も出ないとは思いますが)場合は、預金口座の残高を他の口座に移して引き出す、といった方法でお金を借りることになると思います。
「思ったよりも教材にお金がかかりそうだからちょっと多めに引き出そう」
「万が一があったらダメだから、子供の教育費用の口座にこのカードローンを紐付けておこう」
というようなケースであれば有効活用が出来るのではないでしょうか。
急な出費で困らないために申し込んでおく、というのがいい使い方だと思います。お金を借りなければ一切返済する必要はありませんので(当然ですが!)、「念のため」の申し込みがおすすめです。
お金を借りた人には嬉しいポイント、返済は随時!
さて、実際このカードローンを利用してお金を借りた場合、気になるのは返済方法ですよね。
「当座貸越」という方式ですので、お金を借りたそのときには口座の残高は実質マイナスになっています。そのような状況での返済とはどのように行うのでしょうか?
「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」の返済額及び返済タイミングは「随時」となっています。
一般的なカードローンは毎月決まった金額を返済するものが多いですが、この商品は「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」にひも付けされた預金口座に入金することで自動的に返済したものとして扱われます。
今回この商品を利用して5万円借りました。この時点で残高としては-5万円となります。
そしてパートで得た収入をこの商品とひも付けされている預金口座に全額いれた場合、3万円返済されたものとみなし、残高は-2万円となります。
自分の好きなタイミングで返済が可能なので、すぐにお金が必要だけど口座にお金がたりない!というときに一時的に利用し、他の口座から入金してすぐに返済、なんてことが可能です。
毎年3月と9月の年2回、利息が半年分まとめて「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」にひも付けされた預金口座から引き落とされます。
その際、預金残高が引き落とされる利息分よりも少なかった場合はその分も借り入れとして扱われます。
自身の口座とひも付けされてしまうため、好きな時に借入が出来ないのはデメリットと考える方もいると思いますが、上手に使えば利息をほとんどつけることなくお金を借りることが可能です。
しかも自分の預金口座に入金するだけの簡単な手段なのでカードローンに慣れていない方でも安心。自分の口座に預金が増えたようなもの…と考えてもいいかもしれません。
申し込みをする際の注意点など
最後に、「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」を申し込む際に注意しておきたいポイントをおさえておきましょう!
簡単にポイントをまとめますと
- 申し込みは呉信用金庫の店舗で
- 申し込みの書類の数が多め
- 契約にあたって費用が必要
この3つになります。
一番最初の申し込みは店舗で、というのは珍しいことではありませんので気をつける…というほどでもないかもしれませんが、「取引支店」を指定しなければならない場合がありますので、近くの(行きやすい)支店にて申し込みましょう。
2点目が重要ですね。満18歳以下のお子さんを育てている・扶養していることが条件ですから、「扶養していることがわかる書類」が必要になります。具体的には健康保険証に、扶養しているお子さんの名前が記載されていればOKです。妊娠中の女性の場合は母子手帳のコピーを代わりに提出してください。
最後の契約にあたって費用が必要…とありますが、これは印紙代の200円が諸費用としてかかるということです。
さすがに申し込みの際にお財布を持っていかないことはないとは思いますが、事前に200円かかると知っておくのと知らないのでは印象が違う気がします(個人的に、ですが)。
「今は大丈夫だけど、将来的に資金が心配」と思っている家庭であればこの商品は非常にピッタリとハマるじゃろう。金利も8.0%とかなり低く、流石に住宅ローンなどには及ばんが目的別ローンと比べるとそう大きな違いはない。
マイナス点を上げるとすれば、預金が0にならないと借りることが出来ない点じゃろうか?
面倒かもしれんが、貯金は残したままで借りたいというならば、まとまった金額を引き出し、別の銀行にあずけておいて呉信用金庫の預金を0にする…という工夫が必要かもしれん。
利用目的限定!特殊な商品「教育サポートカードローン」
子育て応援!な「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」に続いて、こちらの商品も子育てを応援していると言えるでしょう、「教育サポートカードローン」をご紹介します。
この商品は呉信用金庫のカードローンの中でも少々特殊な商品で、他にはない特徴を持っています。
進学など、お子さんの勉学にもお金がかかる昨今、ぜひ注目していただきたい商品です。
教育関連にのみ使える!利用条件も沿ったものに
カードローンは基本的にお金の使いみちは自由です。生活費に利用してもいいですし、旅行の資金や趣味の費用といった使い方も出来ます。ただ、事業性資金(個人事業主や経営者が事業資金として利用すること)としては使えません。
しかしこの「教育サポートカードローン」は違います。
まるで「目的ローン」のように、借りたお金の使いみちは入学金や授業料、制服代や教科書代…というような、「自身の子供の就学や進学に必要な資金」としてしか利用することが出来ないんです。
もちろん、利用条件もそれらに沿ったものとなります。
- 呉信用金庫の営業区域内に住んでいる、あるいは勤務していること
- 自身の子供等が学校などに就学中、あるいは就学予定であること
- 保証会社(しんきん保証基金)の保証が受けられること
以上の条件を満たすことが出来れば審査申し込みを行えます。
カードローン商品に多い「年齢」が条件として入っていないのは少々変わり種と言えますよね。進学するくらいの年齢のお子さんをお持ちであれば、そう高齢ではない…という予想に基いているのかもしれません。
かなり変わった融資形態!卒業後はフリーローン扱い?
「教育サポートカードローン」を語るには外せない部分があります、それは「融資形態」と「利用期間」について。
まずは融資形態から説明していきましょう。基本はカードローンタイプですので、必要な時に必要な分だけ融資限度額の範囲内でお金を借りることが出来ます。
ですが、対象となるお子さんが最終学校(大学・専門学校など)を卒業したら、新規の借入は出来なくなり、フリーローンのように借りた分の返済しか行えなくなるんです。返済は分割で行われ、カードローン利用可能期間(据え置き期間)と共に以下のように決められています。
据え置き(カードローン)期間 | 分割返済(証書貸付)期間 |
---|---|
基本5年 ・卒業予定月の3ヶ月後の末日が限度 ・在学期間が4年を超える場合は7年間 ・貸越可能期限は卒業予定月の末日 ・進学の場合は特例措置で継続利用可能 |
3ヶ月以上10年以内 |
ちょっとややこしいですが、平たく言えばお子さんが在学中であればカードローンのように利用出来ますが、卒業月の末日で新規の借入は停止。お子さんが進学すれば期間は継続となります。
「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」との大きな違いは、お子さんの年齢に制限がないことです。
「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」は18歳未満のお子さんを扶養している方が利用できましたが、こちらの商品であれば大学進学後(18歳以上)のお子さんのために融資を受けることが出来るんです。
あとは資金の使いみちも違いますね。どちらが自分に合っているのかを見極める必要がありそうです。
気になる融資限度額や金利。金利優遇もアリ!
気になるであろう融資限度額や金利についてご紹介します。
融資限度額 | 適用金利 |
---|---|
50万円~500万円まで(10万円単位) | 9.5% |
「子育て応援イクちゃんカードローン」と違い、500万円までのまとまった融資を受けることが可能になっています。ただし、金利は1.5%高い9.5%。それでもかなり低いですし、固定金利なのも嬉しいですね。
それだけではなく、「教育サポートカードローン」は条件を満たせば金利優遇を受けることも可能なんです。
気になる条件は以下のとおり。項目は複数ありますが、最高でも「3.5%」が優遇金利の下限となります。
項目 | 金利優遇 |
---|---|
住宅ローンの利用・給与振込口座に指定・ 公共料金の引き落とし(2科目以上) |
各1%(最大3%) |
進学による継続 | 継続1回につき1% |
3.5%の優遇を受けたとしたら、なんと金利は6%!驚きの低金利といってもいいかもしれません。呉信用金庫をメインバンクとして利用しているならヘタな教育ローンよりもお得かもしれませんね。
カードローン期間は基本利息のみ返済。任意返済も可
様々な部分が一般的なカードローンと違う商品ですが、返済システムも少々違います。
本格的な返済は卒業後、つまり分割返済になってからで、カードローン期間(据置期間)は基本的に利息のみの返済でOKとなっています。
とはいえそれでは元金が全く返済出来ませんので、任意返済という形で自分の好きなタイミングで好きな金額を返済することが可能です。
分割返済期間は一般的なローンのように、返済期間によって月々返済していきます。
インターネット申込みも可能!契約は店頭窓口で
こちらも「子育て応援イクちゃんカードローン」との違いが出ている部分ですが、「教育サポートカードローン」はインターネット申込みが可能です。
あくまで仮審査なので、契約の申込みは店頭窓口となりますが、申込みに一度行って、契約にもう一度…という手間がかからないのは非常にありがたいですよね。
また、申込みまたは契約の際には基本的な書類に加えて
- 合格通知書や授業料納付通知書など就学中(予定)がわかる書類
- 公的所得証明書など、収入を証明できる書類(申込み金額が100万円超の場合)
が必要になります。特に入学予定あるいは就学中であることがわかる書類は必須なのでしっかりと用意しておきましょう。
仮に限度額が200万円だとすると、子供が学校に行っている期間…仮に7年とすると、200万円を7年の中で好きなタイミングで借りたり、あるいは返済したりも可能なわけじゃ。
教育ローンは最初に200万円借りてそれをやりくりするタイプになるから、必要な時に必要な金額だけを借りることが出来るカードローンタイプはお得と言えるじゃろう。
卒業後まで返済を待ってくれるというのも嬉しいポイントじゃな。
好きな時に返せる、随時返済タイプの「くれしんカードローン」
ここまで2種類の子育てや教育など、自身のお子さんに関するカードローンをご紹介してきました。
とはいえ、「自分は独身だから呉信用金庫のカードローンはあんまり使えないのかな?」とガッカリすることはありません。
もちろん独身の方でも、そして「一般的なカードローンに近い商品を使いたい」と思う子育て中の方でも使いやすいカードローン商品もあるんです!
「くれしんカードローン」はまさにそんな商品です。
この商品の特徴は随時返済タイプであること。「くれしん子育て応援イクちゃんカードローン」と同じようなタイプですね。
とはいえ借り入れはATMから引き出す、一般的なカードローンと同じなので返済タイミングを自分の好きなときに出来る、より自由度が高いカードローンといえるでしょう。
一般的なカードローンと言える利用条件で安心
利用条件はこれまでの2種類のカードローンと違い、ごくごく一般的と言える内容となっています(笑)。
- 呉信用金庫の営業エリア内に居住あるいは勤務していること
- 年齢が満20歳以上65歳未満であること(契約更新は満70歳まで)
- 「くれしんリリーフカードローン」を利用していないこと
- 保証会社(しんきん保証基金)の保証を受けられること
地方の金融機関ゆえの営業エリアの制限、そして年齢。他の商品を利用していないこと、保証会社の保証を受けることが出来ること…とすべて基本的なものです。
一般的なカードローンに多い条件として「継続して安定した収入があること」…という項目がありますが、こちらには並べられていません。
これはあとからご紹介します、限度額にちょっと関係があるんです。
利用限度額は100万円まで!金利は固定でわかりやすい
この商品の利用限度額は10万円から100万円までの10万円単位になります。ただし、60万円以上の借り入れを希望する場合は定期的な収入を得ている人しか利用することが出来ません。
先ほど条件に記載されていないと触れましたが、自身に安定して継続した収入がないと利用限度額が少なめになる、ということなんですね。
融資限度額 | 適用金利 |
---|---|
10万円~100万円(10万円単位) | 13.5% |
金利はいくら借りても「13.5%」と低めの金利で固定!
次にご紹介します商品「きゃっする」と比べると1%以上金利が低いので、あまり高額の借り入れはしたくない…という人にはこちらの商品のほうがおすすめです。
大手銀行系カードローンとの金利も比較してみましょう。(100万円以下の金利にて比較)
みずほ銀行 | 三菱UFJ銀行 | 楽天銀行 |
---|---|---|
14.0% | 12.6%~14.6% | 14.5% |
どうでしょうか。大手銀行系カードローンと金利を比較しても劣っていないどころか、「くれしんカードローン」の方が低金利で利用できます。
もちろん利便性などの比較ポイントは他にもありますが、金利面で見ればお得と言ってもよさそうです。
借入はATMやコンビニで、返済は随時返済!
借入と返済についてもご紹介しておきましょう。
借入は一般的なカードローンと同様、窓口・呉信用金庫及び提携禁輸期間のATM・コンビニATMから行えます。
「くれしんカードローン」の返済システムは「子育て応援イクちゃんカードローン」と同じ「随時返済」です。自分の好きなタイミングで、返済用の口座に入金することで自動的に返済が行われたことになります。
つまりこの商品も当座貸越タイプなので、預金が0円になった時のサポートに使うことが出来ますが、預金を残したままは利用できないので注意が必要です。
利息は、年に2回、3月と9月の第2土曜日に契約時に指定した預金口座から利息分が引き落とされる仕組みになっています。あまり返済をさぼっていると、利息でがっつり持って行かれてしまうので注意してくださいね!
以前は、毎月決まった金額を返済用口座から引き落とす、一般的なカードローンタイプの商品「くれしんパーソナルカードローン」という商品もあったのですが、現在は新規申し込みができなくなってしまったようです。
よくある銀行系カードローン及び消費者金融系カードローンのような商品を利用したいと思うのであれば、次にご紹介します「きゃっする」が選択肢となるでしょう。
これは便利!インターネット申込みから来店不要契約も可能!
「くれしんカードローン」は、呉信用金庫のカードローン商品の中で唯一、来店不要(窓口契約不要)で契約出来るんです。
もちろん仮審査の申し込みはインターネットから可能!来店不要契約と来店契約の2種類から選ぶことが出来ます。
しかし来店不要契約の場合、呉信用金庫の普通預金口座を開設しており、かつキャッシュカードを発行されている方のみが対象となります。加えて郵送による契約となるので、実際に利用することが出来るまでに約2週間程度の時間がかかります。少しでも早く利用できるようにしたいのであれば、窓口での契約をオススメします。
ただ、随時返済型が使いにくいと思う人もいるじゃろう。残念ながら毎月定額返済という形なのは次の「きゃっする」しかないんじゃ。しかし「きゃっする」はこの商品と違い郵送での契約が出来ん…。
契約を窓口で出来ない人が呉信用金庫でカードローンを利用したい場合、この商品しか選べないのはちょっと選択肢が狭いと言えるかもしれんのう。
信用金庫の王道商品!「くれしんカードローン きゃっする」
最後にご紹介する商品は、「くれしんカードローン きゃっする」です。
「きゃっする」という名前には聞き覚え・見覚えがある!という方もいるかもしれませんね。
このカードローンは全国の信用金庫の多くが商品として用意しているカードローンで、いわば信用金庫の共通のカードローンといってもいいかもしれません。
その中身は信用金庫によって微妙に違うこともありますが、おおまかな枠組みは近いものになっているんです。
専業主婦でも利用可能!間口が広い利用条件
早速利用条件をチェックしてみましょう。
- 呉信用金庫の営業区域内に居住または勤務している
- 申込時の年齢が満20歳以上65歳以下
- 安定した収入がある(パート・アルバイト可)
- 配偶者の年齢が満69歳以下で安定収入(パート・アルバイト・年金のみ不可)がある専業主婦
- 保証会社(信金ギャランティ)の保証を受けられる
以上の4つが条件となります。「きゃっする」の特徴と言えるのは、専業主婦の方でも申し込みが可能な部分でしょう。
こちらは配偶者の方に条件こそついているものの、よほど高齢の方でない限りは問題ないところだと思います。ご自身に収入がある場合であれば、パートやアルバイトであっても満65歳以下なら申し込みすることが可能です。
一般的なカードローンの利用条件とそう大きく変わることもない、まさに王道の利用条件と言えるでしょう。
利用限度額は最高500万円!ゆとりを持った借入が可能
「きゃっする」には、
- 申し込み極度額
- 利用限度額
の2つの限度額があります。この2種類の限度額は、いずれも10万円単位で増減します。
後者の「利用限度額」はカードローンをちょっと知っている方ならすぐにわかるかと思いますが、前者の「申し込み極度額」は見たことがない、という方が多いでしょう。
「申し込み極度額」は、審査の結果「このあたりまでなら貸してもいいだろう」と思える金額です。この人の返済能力ならこのくらいが限度かな?という上限とも言えますね。
対して「利用限度額」は「申し込み極度額」の範囲内で実際に借りることが出来る金額です。「申込み極度額」と違うのは「0万円」、つまり利用できない状態になる可能性もあることですね。これは延滞した場合などに適用される可能性があります。
審査の結果申し込み極度額は「150万円」としましたが、150万円を簡単に貸しても返済してくれるかどうかわかりません。
そこで、利用限度額を「60万円」と設定します。そうすると現状は60万円までしか借りることは出来ません。
これは極端な例ですので、多くの場合は申し込み極度額と利用限度額が大きく乖離することはないと考えていいでしょう。
そして、申込み及び利用できる限度額は最高で500万円。これは呉信用金庫のカードローンの中でも教育サポートカードローンと並んで最高金額となっており、利用条件のゆるさに対して非常にゆとりを持った借入が出来る商品になっていると言えます。
気になる金利は「申し込み極度額」によって決まる
「きゃっする」の金利は利用限度額ではなく申し込み極度額によって決定されます。
申し込み極度額 | 金利 | 申し込み極度額 | 金利 |
---|---|---|---|
~200万円以下 | 14.6% | 200万円超~300万円以下 | 8.0% |
300万円超~500万円以下 | 4.5% |
利用限度額が100万円であっても、申し込み極度額が210万円だった場合は金利は「8.0%」となります。
実際利用できなくても、申し込み極度額はできるだけ高いほうがいい、ということですね。
借入はATM、返済は自動引き落としで利便性○!
「きゃっする」の借入はATMコーナーからのみ。振込での融資や窓口での融資は受け付けていません…。とはいえ、ATMから借りるのが一番早いので、この点については特段デメリットと言える部分はないでしょう。
「きゃっする」の返済方法は「自動引き落とし」です。毎月10日に自動的に呉信用金庫の普通預金口座より引き落としされます。毎月の返済に加えて随時返済も出来ますが、月々の返済(約定返済)はなくならないのでご注意を。
毎月の返済額は申し込み極度額や利用限度額に関係なく、どれだけお金を借りているか、という貸越残高によって決定されます。多く借りていればいるほど返済額は比例して高額になります。
貸越残高 | 返済額 | 貸越残高 | 返済額 |
---|---|---|---|
50万円以下 | 10000円 | 200万円超~300万円以下 | 40000円 |
50万円超~90万円以下 | 20000円 | 300万円超~400万円以下 | 50000円 |
90万円超~200万円以下 | 30000円 | 400万円超~500万円以下 | 60000円 |
最低でも毎月1万円の返済となります。あまり多く借りすぎると一気に負担が増えますから、借りすぎには注意したいところですね。
ATMからの借入OK、返済は自動引き落としと気軽に利用と返済が出来る、王道でありながら利便性がいいカードローンと言えます。
申込み方法も豊富!審査スピードも早い
「きゃっする」の申し込み方法はインターネット、携帯電話、FAX、電話と4種類の中から自分の好きな手段を選べます。電話以外は24時間受付(電話は平日9時~18時まで)していますので、思い立った時に申し込む、なんてことも出来ちゃいます。
とはいえ営業時間外に申し込んだ場合、次回営業時間にしか審査が始まりませんのでその点はご注意を。全体的に審査結果が出るのが遅い信用金庫のカードローンの中で、原則翌営業日までに結果が出るスピードも○。
ただし、大手の銀行や消費者金融のカードローンと違い、契約(実際利用するための契約)は申し込みの際に指定した支店にて行わなければいけません。普段時間がなくて店舗に行くことが出来ない、という方は申し込んでも契約が出来ない可能性がありますので注意しましょう。
審査結果が出てから1週間以内に店舗にて手続きを行わないと申し込みが無効になる、といった制限があることが多いので事前に確認を!
「きゃっする」には職域サポート型もある!
今までご紹介しましたのは、どなたでも(条件を満たしていれば)利用できる「きゃっする」ですが、より対象を限定した「きゃっする」もあります。
それが、【くれしん職域サポートカードローン「きゃっする」】です。
職域サポートカードローンタイプを申込み出来る条件は、「きゃっする」の条件に加えて「くれしんジョイアクトクラブ契約」を行っている事業所・会社の従業員の方のみです。また、専業主婦の方はこちらの商品は利用できませんので、普通の「きゃっする」に申込みましょう。
「一般社団法人保証基金」の保証がついたローン商品において、金利が「0.5%」優遇されるという特典があります。
「きゃっする」の保証会社は「信金ギャランティ」のため金利優遇は適用されませんが、呉信用金庫の普通預金口座を持っている場合、仮審査の際に店舗にいく必要がないという、1手間ラクになる優遇?があります。
そこまで大きな金額を借りることはそうそうないじゃろうが、ゆとりがあるのはいいことじゃ。金利に関しては大手銀行系カードローンと大きく変わらんが、200万円のボーダーで金利が6%も変わることを考えると、極度額は出来るだけ高くしておきたいところじゃな…。
教育や育児など、お金が必要なポイントにマッチした商品が多い
呉信用金庫のカードローンの大きな特徴は、教育や育児といった、「お金が必要な時期」に合わせた商品が多いことでしょう。特にカードローンのお金の使いみち=自由というイメージが高いですが、この2つに限っては「目的ローン」のような条件となっています。
その分金利が低めに設定されていたり、返済時期が子供の卒業後だったりと返済の負担も少なく借りる側にとってはありがたいと言えるのではないでしょうか。
とはいえ一般的なカードローンもおろそかにしているわけではなく、随時返済型でもしもに備えられる「くれしんカードローン」や、しっかりと借りたい方の要求にも応えられる「きゃっする」など非常にスキのないラインナップと言えるでしょう。
金利優遇は教育サポートカードローン以外はありませんが十分に価値のある商品は揃っていますので、呉信用金庫の口座を持っているなら利用を考えてみてはいかがでしょうか。
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カードローン会社一覧をチェック!
こういった、地元に密着した商品が多いのも地方の金融機関の特徴と言えるじゃろう。
いずれの商品も条件が特殊なものもあるが、カードローン自体は使いにくいといったことはなくベーシックなものばかりじゃ。随時返済型は「使いすぎて心配」という人の万が一、に備えることが出来るし、「きゃっする」のような形であれば資金のプラスアルファとしても利用できる。
特に地方銀行や信用金庫の場合、借入限度額や金利も全く一緒で保証会社だけが違う…なんて商品も結構あるのじゃが、呉信用金庫の場合は明確に商品の違いがわかるような印象じゃ。
それでも「くれしんカードローン」と「きゃっする」は近い感じにはなっておるが…。「どのカードローンを選べばいいのか、数だけ多くてさっぱりわからない」ということにはならんと思うぞい。