カードローン審査の「困った」を解決
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審査が厳しい分低金利?クレディセゾンのカードローンを調査

カードローンが利用できるところといえば消費者金融と銀行が多数の方のイメージでしょう。

今や信用金庫や労働金庫もカードローンを出しているこの時代、クレジットカードを発行している会社もカードローンを出しているんです、ご存知でしたか?

今回はクレジットカード会社の中でも大手の「クレディセゾン」。ちょっと審査が特殊で厳しいと有名なところでもあるんですが、提供しているカードローン商品は魅力もたくさん。

クレディセゾンの特徴や審査について、商品内容から違いまですべて解説しちゃいます!

クレディセゾンてどんな会社?

「クレディセゾン」はあまり聞き慣れない…という方もいると思いますが、クレジットカードを持っているなら関わっている可能性が高いのがこの会社。そう、クレディセゾンはクレジットカードを発行する会社です。

国内では最大規模といってもいいくらいの利用者を抱えるクレジットカード事業者ですので、もしかしたらお財布の中にクレディセゾンが発行したクレジットカードが入っているかもしれませんよ。

ただ、三井住友VISAカードや楽天カードのようにわかりやすく、よくCMでも見かける…ということがあまりないため知名度としてはそこまで高くないのが実情かもしれません。

どんなカードがあるの?

その会社オリジナルのカード(プロパーカードと言います)をはじめ、ファッションビルのPARCOラフォーレに加えLOFTや無印良品などの有名なショップと提携している流通系カード、はたまた早稲田大学とも提携したカード(提携カードといいます)などを数多く出しています。

「クレディセゾン」という名前には馴染みがなくても、「セゾンカード」という単語であれば馴染みがあるという方もいるのではないでしょうか。

現在作れるカードはなんと70種類を超えており、自分の好みで選ぶことが可能です。

クレディセゾンの特徴はなんといっても「永久不滅ポイント」

クレディセゾンが発行するクレジットカードの特徴はなんといっても「永久不滅ポイント」でしょう。

永久不滅ポイントはその名前の通り、ポイントに有効期限がありません。

多くのポイントの場合は有効期限が「最後にポイントを取得してから2年間」など期限があるので、ついつい忘れていると知らない間に失効していることも。

永久不滅ポイントはそのような心配がないので、「○月までにあと○ポイントためないと交換できない!」といった事態にならず、ゆっくりじっくりためて自分の好きなようにポイントを使うことが可能になっています。

しかも、クレディセゾンが提供する「永久不滅.com」というサイトを介してショッピングをすれば永久不滅ポイントがさらに貯まるんです!

もちろん有名なショッピングサイトも対象で、誰もが知っている「Amazon」や「楽天市場」、「Yahoo!ストア」などが利用できますので、普段のネットショッピングにプラスしやすいのも魅力です。

とはいえ、いくらポイントが沢山たまっても使いみちが自分にとって満足できるものでなければ、貯める意味って全然ありませんよね。どうせ使わないのですから、頑張って貯めよう!という気持ちになりません。

その点、永久不滅ポイントは電子マネー(WebMoney)への変換をはじめ、Amazonのギフト券など電子マネーへの変換も充実。

もちろん家電やおいしいギフトなど、様々な商品と交換することも可能なんです。使っているだけでお得になる印象が強いカードと言えるでしょう。

クレジットカードといえばクレディセゾン!という感じじゃ。あまり自社のカード(セゾンカード)を表に出していないため、どうしても楽天カードや三井住友VISAカードよりは印象が薄いところがあるのは、仕方ないところなのじゃろう…。

しかし発行カードを見てみるとなかなかおもしろいものが揃っているんじゃよ。PARCOカードなんて買い物好きの女性にはピッタリじゃ。三井アウトレットパークカードなんかもあるぞ。

ポイント還元はすごく高い方ではないが、永久不滅じゃからコツコツ貯めていけるのもいいところじゃ。みずほ銀行のクレジット機能つきキャッシュカードもセゾンカードじゃから、意識はしていなくとも実はメインカードとして利用している人も多いんじゃなかろうか?

気になる!クレディセゾンのカードローンの内容は?

クレディセゾンはクレジットカードを発行するだけではなく、実は「カードローン」専用のカードも発行しているんです。その名も「MONEY CARD(マネーカード)」。

一般カードとは違いカードローン専用なため、クレジット機能、いわゆるショッピング枠はついておらずキャッシング枠のみのカードのようなもの、というイメージでOKです。

キャッシング枠がついているクレジットカードであれば、カードローンに近い利用方法は可能ですが厳密にはカードローンではありませんので…。この違いについては、後のトピックにて詳しく解説します。

MONEY CARDは全部で4種類、基本は2種類

「MONEY CARD(マネーカード)」は全部で以下の4種類です。厳密には3種類+αといったところですが…。

  • 一番一般的なタイプの「MONEY CARD」
  • より金利が低いタイプの「MONEY CARD GOLD」
  • 配偶者の方専用の「パートナーカード」
  • 個人事業主の方専用の「MONEY CARD EX」

この4つのマネーカード(以降はカタカナ表記とさせていただきます)の中でも、「マネーカード」及び「マネーカード ゴールド」を中心に、詳しく解説させていただきたいと思います。

基本のマネーカード&ゴールドは条件の厳しさが違う

この「マネーカード」のシリーズの中で一番中心にあるのが「マネーカード」、そして「マネーカード ゴールド」です。この2つは基本は一緒で、条件や金利が違う形になります。

ざっと違う点を挙げてみますと、

  • 申し込み可能な年齢が違う
  • ゴールドは借りられる職業に制限がある
  • ゴールドは年収に制限がある
  • 金利が違う(ゴールドの方が低い)
  • 利用限度額が違う(ゴールドの方が高い)

となります。

こうリストアップしてみますと、結構条件が違う印象になりますね。それぞれの申し込み条件を比較しやすいように表にまとめてみますと、こうなります。

項目 マネーカード マネーカード ゴールド
年齢 20歳から64歳まで 27歳から59歳まで
年収 安定していれば制限なし 税込みの年収が600万円以上
申し込み不可な方 学生 学生、主婦、収入源が年金のみ

年齢の幅は、ゴールドのほうがかなり狭いですね。最低年齢が7歳上、上限の年齢は5歳下ですのでその差は12歳分です。

また、ゴールドは利用できる職業にも制限がかかっているのがわかります。学生は共通してNGですが、専業主婦や国民年金生活者などもNG。会社員として働いている方が対象と思えばよさそうです。

年収も600万円以上必要ですので、さすがゴールドと名前がつくだけあってしっかりと収入が必要ということがわかりますね。
(⇒パート収入でも借りられる?

ゴールドは条件が厳しい分金利もかなり低い設定に

これだけ条件が違えば、利用限度額や金利にも差が出るはず…そう考えたくなりますよね。実際、利用限度額も金利もやはりレギュラーのマネーカードとゴールドでは大きく違います。

レギュラーのマネーカードには1種類の利用限度額、及び金利しか設定がありませんが、ゴールドは利用限度額、金利共に2種類あります。

項目 マネーカード マネーカード ゴールド
利用限度額 100万円 200万円 / 300万円
金利 15.0% 6.47% / 8.47%

レギュラーに比べると、利用限度額は2倍または3倍、金利は6割~4割程度下がっています。

ゴールドを狙うのは多少条件が厳しいですが、条件をクリアしているならゴールドを狙わない理由はありません。大手銀行カードローンの金利と比較してもかなり低いですから、申込みをする価値は十分高いと言えるでしょう。

実際利用する金額がそんなに多くなくても金利は一定なので、条件を満たしているならゴールドを利用する方がお得です。

ちなみに、申し込みには身分証明証と収入が証明できる書類があればOKです。もちろん担保や保証人は必要ありませんし、カード自体の年会費も無料です。

借入や返済はカードローンとほぼ同じで利用も簡単

借り入れ方法と返済方法は、レギュラーのカードでもゴールドカードでも同じです。

借り入れはATMから、あるいは自分が指定した口座への振込となります。ATMでの借り入れは1万円単位ですが、振込でお金を借りる場合は1000円単位から可能です。

ATMは提携しているATMでも利用可能なので、基本的には全国どこからでも借り入れが可能!です。

返済は毎月4日に指定した口座からの引き落とし、または4種類(5日、10日、25日、末日)から選んだ日を返済日として、毎月ATMか指定の銀行口座への振込むかのどちらかになります。

返済額はカードの種類によって違いはなく同じ金額です。現在自分が借りている残高に合わせて毎月返済する金額が変わります。新たに借り入れがない月は、先月分と同じ金額を返済します。

利用残高 返済額
10万円以下 4,000円
10万円を超えて30万円以下 10万円ごとに+4,000円
30万円を超えて40万円以下 11,000円
40万円を超えて100万円以下 10万円ごとに+3,000円
100万円を超えて120万円以下 30,000円
120万円を超えて300万円以下 10万円ごとに+5,000円
300万円 75,000円

ちょっと計算が面倒なところはありますが、基本的には10万円単位で返済額が変わっていくと思っていただければOKです。返済額は4,000円からと家計の負担になりにくいのは嬉しいところですね。

専業主婦でも利用できる!配偶者専用「パートナーカード」

ここでパートナーカードもご紹介しておきます。パートナーカードはその名前の通り、配偶者の方が利用できるカードローン専用カードになります。

クレジットカードでも「家族カード」がありますが、それのカードローン版、といったところでしょうか。

自分自身が働いていない専業主婦の方でも利用できるカードローンなので、ちょっとお金が足りないときのサポートとしても使えそうですね。

パートナーカードを利用するには、配偶者の方がマネーカード、もしくはマネーカードゴールドを持っていること(本会員と言われます)が条件になります。

クレジットカードの家族カードや携帯電話の親子関係の「子」に当たるのがこのカードなので、自分ひとりでパートナーカードだけを持つことは不可能になっています。

また、親となる配偶者のカードによって、レギュラーのマネーカードかゴールドになるかが変わります。

配偶者の方がレギュラーの「マネーカード」ならパートナーカードもレギュラーに、配偶者の方が「マネーカード ゴールド」なら、パートナーカードもゴールドになります。

借り入れ方法は同じで、返済も同じです。返済額は配偶者の方の分とあわせて返済が行われます。

配偶者(親)の方が15万円使用し、パートナーカードの方が5万円使用した場合は合わせて20万円となりますので、返済額は「8,000円」となります。

配偶者の方の15万円の返済額8,000円+パートナーカードの方5万円の返済額4,000円=12,000円 とはなりません。

個人事業主専用、事業性資金に利用できる「マネーカードEX」

マネーカードEXは、それまでの3種類のカードとはがらっと違い、個人事業主の方専用のカードローンになります。

法人の事業主(経営者)の方はこちらのカードを利用することは出来ません。(マネーカード及びマネーカード ゴールドの利用は可能です)

こちらの最大の特徴は、「年収の3分の1を超えて借り入れることが可能」なことです。

カードローンを利用したことがある方はお馴染みではありますが、クレディセゾンのようなクレジットカードを発行する事業者や、プロミスやアイフルなどの消費者金融でお金を借りるときは、年収の3分の1を超える金額は借り入れることは法律上不可能になっています。

また、これらの会社で借りるお金は明記していない限り会社の運用などビジネスに関する用途で利用することは出来ません。

しかしこちらのマネーカードEXはそれとは逆に、年収の3分の1を超える金額でも借り入れることが可能であり、また、ビジネスの資金として利用することが可能です。

逆に言うと、ビジネス以外の用途では利用できません。個人事業主の方でもお金の使いみちはプライベートな旅行や買い物という場合は、マネーカード及びゴールドを申込みましょう。

金利や利用限度額はマネーカードと同じ(100万円、15.0%)です。利用条件である年齢も同じです。

ただ個人事業主としてのキャリアが1年以上必要となります。これから個人事業主としてやっていく!という方は利用することは出来ません。

基本的に事業のための資金は銀行から融資してもらったり、公的な制度を利用するのがいいですが、本当にフリーランスとしてまだ歴が浅かったり、出来るだけ早く資金が必要というときはつなぎの代わりとしても利用しやすいカードローンになっています。

ある程度の人なら利用できる対象者が広い商品と、条件を厳しくする分待遇がいい高所得者向け商品と、まさにカードローンの王道の品揃えといったところじゃな。

しかも配偶者専用、さらに個人事業主専用とかゆいところにも手が届く商品まで用意しておるのには驚きじゃ。クレディセゾン、あなどれんのう。

特に消費者金融系カードローンは専業主婦は利用できんから、配偶者専用カードが利用できるのは嬉しいポイントかもしれんのう。配偶者と返済は共有となるが、念のための1枚としても役に立ちそうじゃ。

厳しいって本当?クレディセゾンの審査に迫る!

さて、いよいよ本題となりました、クレディセゾンの審査についてです。

クレディセゾンの審査は厳しいと言われていることが多いです。基本的なステータスに関する厳しさについてはもちろん、少し特殊な審査基準もポイントなようです。

基本的な審査のベースは「属性」

クレディセゾンの審査も、銀行や消費者金融のカードローンのように「属性」を見て審査します。

属性とは、その人の詳細なプロフィールです。年齢や年収、勤続年数や職種をはじめ、居住年数や一緒に住んでいる家族の人数といったことも属性として扱われて審査の対象となります。もちろん項目によって重要視されるものとされないものがあります。

加えて、「信用情報」という今までどのようにお金を借りてきたか、クレジットカードを何枚持っているか(どのように使っているか)といったこともしっかりと調べられます。これは「信用情報機関」が管理しており、クレディセゾン以外での利用も共有しています。

どの会社もこの属性や信用情報は必ずチェックします。

そして会社によって「勤続年数は2年以上あるし、年収も300万円以上あるから貸し出しOK」というように判断していきます。

この基準の違いが「審査の甘さ」または「審査の厳しさ」につながります。

中でもクレディセゾンはこの基準が厳しいとされており、他のカードローンは利用できてもクレディセゾンではムリ、他のクレジットカードは発行できてもクレディセゾンのクレジットカードはムリだった、という声が多いのが特徴です。

特にカードの複数持ちは難しい!?

そもそもクレディセゾンはクレジットカードを発行する会社ですので、どうしても審査基準はカードローンの会社(消費者金融)や銀行とは少し変わってきます。

その中でも特殊と言われている所以が、「クレディセゾンは複数クレジットカードを持っている場合審査に通りにくい」と言われているところでしょう。

また、「とりあえずカード申し込みがきて属性に問題がなさそうだからカードを発行する」タイプの会社ではないようで、すでに複数枚クレジットカードを持っていて今からクレディセゾンでクレジットカードを作ったとしてもあまり使いそうにないような方には「発行してもどうせ使わないでしょ」と言わんばかりに審査に通らないことが多いようなんです。

世の中には「クレジットカードを集めるのが趣味」という方が意外といます。

そういった方たちはすべてのクレジットカードを使うわけではなく「デザインがかわいいからほしい」といったものから、「自分がどれだけクレジットカードを持てるのか試してみたい」など目的はさまざまですが、かなりの枚数を持っている方も中にはいます。

そのような方の最後の難関と言われるのがクレディセゾンだと言われています(笑)。

いくら属性がよくても「使いそうにない」人はあっさりと否決してしまうのがクレディセゾンの特殊な審査の特徴のひとつです。

使わないカードは解約をして審査に通る確率UPを

逆に、あまりクレジットカードを持っていない人に対してはゆるめの審査で発行してくれるという声もあります。

年会費が無料なものが多いので、いかにカードを利用してくれるかどうかをポイントにおいている会社だと思えばいいでしょう。

クレジットカードとマネーカードは内容が大きく違いますので審査基準が違うことも十分にありえますが、少しでも借りやすくするには現在自分が持っているクレジットカードで一切使っていない、今後も使う可能性がなさそうなものは思い切って解約してしまうのがおすすめです。

これは審査に通る確率を上げるだけでなく、自分の持っているカードの整理にもなるので一石二鳥。

なかなかきっかけがないとほっといてしまいがちなので、マネーカードを申し込むならこれを機会にやってみてはいかがでしょう。

「キャッシング枠」で蹴られている可能性も

意外と見逃しがちなポイントは「キャッシング枠」です。

クレジットカードにはショッピング枠だけでなく、現金を引出すことが出来るキャッシング枠がついているものもあります(この2つの枠については次に詳しく説明します)。

このキャッシング枠は「総量規制」の対象であり、合計した金額が年収の3分の1を超えてしまうとそれ以上利用することが出来ないんです。

年収300万円の方の枠は「100万円」。仮にカードを4枚持っていて、それぞれのキャッシング枠が「25万円」だった場合、実際利用している・していないにかかわらず合計額が100万円なので、それ以上キャッシング枠及びカードローンなどの利用が出来ません。

上記の例の状態でマネーカードに申し込んでも、総量規制いっぱいなので審査に通るわけがありません。

利用していないキャッシング枠は利用額を0円にする、解約する、マネーカードを諦めてそちらを使う…といった対処が必要になります。

ちょっと審査が特殊とはいえ、大きく他と違うところはないんじゃ。

ただクレジットカードをたくさん持っているなら必要ない、というのはクレジットカードだけの話のようにも思えるが、マネーカードに対しても同じことが言えるじゃろう。

他の会社から借りていても全然お金を借りていないのなら、必要ないのでは?と判断されても仕方ない、ということじゃ。

特にクレジットカードのキャッシング枠は、使うつもりがなくても勝手についているケースもある。申込み前には一度確認しておくべきじゃろうな。

申し込む前に知っておく!クレカとカードローンの違い

消費者金融系カードローンと比較してもなかなか魅力的なマネーカード、そして銀行系カードローンと比較してもかなり魅力的な金利のマネーカードゴールド。

ぜひ利用してみたい!と申込みを考えた方も多いのではないでしょうか。

しかし用途によってはクレジットカードの方が便利なこともありますし、わざわざマネーカードに申し込む必要がないケースも。

とりあえず申し込む!という前に、クレジットカードとカードローンの違いや特徴を知る必要があるでしょう。

実際どう違うのか?使い分けなど出来るのか?という点について少し解説させていただきたいと思います。

クレジットカードには2つの枠がある

まずはクレジットカードの仕組みといいますか、「ショッピング枠」と「キャッシング枠」についてお話します。

そもそもクレジットカードにこの2つの枠があるなんてことを知らない…という方もいるかもしれません。

まずはショッピング枠。これはいわゆるわたしたちが考える「クレジットカードの使い方」そのものにあたります。

ネット通販などの支払いに使用したり、レストランなどの食事代を支払ったり、買い物するときに利用したり…といった形です。

支払うそのタイミングで代わりにクレジットカード会社に支払ってもらい、後からまとめて(クレジットカード会社に)肩代わりしてもらった分を返済する…これがショッピング枠を利用したときの流れです。

対してキャッシング枠は、ATMやキャッシュディスペンサーに銀行のキャッシュカードを使うときと同じようにクレジットカードを挿入し、現金を引出すことが出来る枠です。

カードローンでATMから現金を引き出すのと同じような形です。

ショッピング枠とキャッシング枠は基本的にはショッピング枠が50万円、キャッシング枠が20万円といったようにそれぞれ別々に用意されています。

ショッピング枠50万円分を使いきってしまうとその月分の支払いが完了するまでは買い物や食事の際に利用することは出来ませんが、20万円の現金を引出すことは可能です。

中にはショッピング枠とキャッシング枠を合わせて金額が設定されていることもあります。

仮にその枠が70万円だった場合、30万円ショッピング枠として利用していたら残りの40万円はショッピングまたはキャッシング両方に利用できますが、70万円を使いきってしまうとどちらの方法でも利用できません。

キャッシング枠とカードローンとの違い

それでは、キャッシング枠とカードローンの違いに迫りましょう。

どちらも必要なときに現金を引き出す(借りる)ことが出来る点、そして総量規制の対象となっている点は共通しています。

ちなみにショッピング枠は総量規制が含まれている法律「貸金業法」ではなく「割賦販売法」の対象なので、まず根本から違うんですね。

そして先にお金を借りて、そのお金を自分の望む使いみちに利用するという使い方でも非常に酷似しているといっていいでしょう。

とはいえ違う点も多いです。

キャッシング枠は「あくまで緊急時の現金利用」や「海外で現金が必要なときの手段」と捉えられることが多いため、返済も毎月定額…という形ではなく、翌月の一括返済が基本としているカードが多いですね。

もちろん連絡したり会員サイトで設定することによりリボ払いにすることも可能です。

また、カードローンでは「海外キャッシング」が行えません。

クレジットカードには「国際ブランド」という

  • VISA
  • JCB
  • MasterCard

などのマークが入っていますよね。この国際ブランドに対応したATMを利用して現地でキャッシングを行うため、国際ブランドと提携していないカードローン、マネーカードは海外での利用が出来ないんです。

カードローンは「国内線用」、クレジットカードのキャッシング枠は「国内・海外両用」と大きくタイプが違うんです。

どちらを選ぶのがいい?

カードローンか、もしくはクレジットカードのキャッシング枠かどちらがいいのか?という点に関しては、自分の使い方や利用方法に合っている方を選ぶ、というのが答えです。

金利が低い方がいいのならカードローン(特に銀行系カードローン)の方がキャッシング枠に比べると全体的に金利は低めです。

ただ、キャッシング枠はカード発行時に合わせて頼んでいるのならすでに審査が完了している状態(審査に可決している状態)なので、金利と利用できる金額に納得がいくのであれば改めてカードローンに申込む必要がありません。

また先ほども説明した通り、海外旅行によく行くから現地でキャッシングをしたいのであればカードローン及びマネーカードは役に立ちませんから、クレジットカード一択となります。

どちらが特別優れているといったことはなく、自分が重要と思えるポイントをどれだけ満たしているかですね。

ただ、「消費者金融はよくわからない」という方には、自分自身が持っているクレジットカードの会社のカードローンというのは安心出来る要素かもしれません。

クレジットカードのキャッシング枠とカードローン、どっちがいいか…これはなかなか難しいところじゃな。

普段ほとんどお金を借りることはないけど、万が一のために借りられるようにしておきたいならキャッシング枠で十分じゃ。

しかし継続的にお金を借りたいならカードローンのほうがオススメと言えるじゃろう。海外に行くことが多いなら絶対にクレジットカードじゃろうな。

ただカードローンに比べてクレジットカードは利用限度額が低い傾向にあるから、その点もよく考えておきたいところじゃのう。

見逃せない第3勢力?クレジットカードとの使い分けも考えて

消費者金融や銀行系(信用金庫・地方銀行など)のカードローンから選ぶのがセオリーという感じですが、クレディセゾンのマネーカードを見るに、第3勢力として十分な力を持っていそうな感じがしますね。

特にマネーカード ゴールドは驚きの低金利。利用条件こそ厳しいですが、クリア出来るのであれば申し込む価値はかなり高いと言えそうです。

とはいえどこから借りるにしろ、借りるお金をどのように利用するか?が一番のポイント。クレジットカード(キャッシング枠)ならではの利便性もありますから、お金の使いみちに合わせて使い分けを考えるのがベストです。

【参考ページはこちら】
カードローンのよくある質問はこちら

クレジットカード会社ゆえのちょっと個性的な審査基準じゃったり、それでいて他のカードローンには負けない利便性や金利じゃったりと、なかなかおもしろい会社じゃな。

海外旅行先でキャッシングをしたいなら絶対にクレジットカードじゃし、単純に給料日前にお金を借りるのに使いたいのであればどれでも構わんじゃろう。

「もし自分がお金を借りるとしたら、どういう状況になるだろうか?」というところを考えてみてほしいんじゃ。そうすると自ずと自分に必要なタイプの商品が見えてくるはずじゃよ。

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